先日、ISOT(国際文具展)に行った際、抜き型や箔押し/エンボス版でいつもお世話になっている、ツジカワ株式会社さんのブースにも伺いました。そうすると、そこには、同社の技術が駆使されているすごい見本帳が。
たとえば、まるで本物のハエが紙にとまっているかのように、有機的な形でエンボス加工された見本や、
チョコレートの銀紙をビリビリッと剥いたビジュアルが、本物のように隆起した彫刻版を使ってエンボスしたサンプルとか、
わさびがおろせそうな、凸凹感あるおろし金が印刷/エンボス加工されていたり、
ほかにも、彫刻版/腐食版をつかったエンボスサンプルや、抜き型を使った抜きサンプル、箔押しサンプル、それらとPP貼り加工やUVシルクなどを組み合わせたサンプルなどなど、素晴らしいサンプルが20種ほど入っているんです。
うう、これ、ほしい! と思って尋ねたところ、これはデザイナーなどに無償提供しているとのこと! す、すごい、マジですか。
その場で、私ももらえないか頼んだところ、イベント会場には在庫がなかったため、後日いただけるというお話。もうウキウキして待っていたところ、今日、直接お持ちくださいました。いやぁ、これ、本当にタダでもらっていいものなのかしら、と思ってしまうすばらしさです。
ツジカワ株式会社は、新宿区下落合に
東京デザインセンターがあり、そこで彫刻版のシミュレーションを3Dソフトで試しながら調節できたり、箔押しやエンボスなどの試作ができたりと、デザイナーなどがエンボス、抜きなどでわからないことに、細かく答えてくれるのだ。製品事例なども見ることができるそう。
この見本帳、ぜひ欲しいという方は、ツジカワ株式会社の東京デザインセンターまで
お問い合わせを。「ひきだしブログを見て、『東京意匠機関作品集』をいただきたい」とご連絡していただければと思います。デザイナーは必携!