先週のことになりますが、
王子ペーパーライブラリーの第13回企画展 『WILL』 (今週木曜日までですよ!)を見てきた。
今回の『デザインのひきだし』で掲載している「原料がユニークな紙」でもご紹介した、新シリアルペーパーが、その混ぜ物(お茶の葉とかピーナッツの渋皮とか)と一緒に展示されていたり、エコラシャのカラフルさが紹介されていたり。
中でも私が見入ったのが「UFコート」を紹介した展示。表が白いコート紙、裏はネズの板紙だが、未直なところではティッシュペーパー「ネピア」に使われているが、このネピアの箱のダイエットを支えてきたひとつの要因が「UFコート」なのだそう。
気がつくと、ボックスティッシュは内容量は変わらないのに箱サイズはどんどん薄くなってきた。また最近では薄さ以外に長さも短くなったり、またミニボックスティッシュなど、箱の大きさは非常にたくさんある。
そのために、その箱に使われる紙「UFコート」はなんと1000種類以上のサイズがあるとのこと。箱のサイズがちょっとでも変われば、同じサイズの紙からは取都合がかわったり、紙の無駄がでてしまうが、その無駄をださないために、5mm単位の微調整で紙の無駄が出ないように対応してきたそうなのだ。
確かにボックスティッシュのように大量のものであれば、ホンの数mmでも無駄をなくせば、結果としては相当量の無駄が削減できるもんねぇ。
ちなみに「UFコート」の「UF」は、この紙をつくっている「Ultra Former」という抄紙機の頭文字をとったそうですよ!