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デザインのひきだし・制作日記

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『デザインのひきだし23』製本特集、発売です!

この数ヶ月、いろいろな製本会社に伺って、見て聞いて触って、ときには匂いをくんくんかいだりと、製本を思う存分堪能した本誌編集部。その成果がいよいよ発売となりました。

そう、今回は「紙を綴じる=製本加工をもっと知る!」と題して、製本加工を大特集しています。

印刷自体もおもしろい。でも印刷した後に折ったり綴じたりする。すると平面だったものが立体、半立体になって「もの」になる。そうなるとより一層たのしくおもしろくなる。いやぁ、不思議な感覚です。

今回は、巻末特集やミニ特集などは一切設けず、もう製本一筋。実はここ数年(もっとかも)、製本に関するまとまった特集や書籍は出ていないのが現状。手前味噌ながら、紙を綴じて本や冊子にするということに興味がある方、今現在そんな仕事に携わっている方には必見だと思います。ぜひ書店で現物をご覧いただきたいと思います。

それでは簡単に内容のご説明を。

製本の特集をするからには、本誌自体にもなにか工夫をと思ったのですが、おもしろかったり突飛な製本をするよりも、本書の製本構造が見えるというのがいいなと、特集をつくり始めてから思いました。そこで今回は、表紙を透明シート(PET素材)にすることで、いつもは見えない、表紙の中の部分が見えるようなしくみになっています。

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背から本文の折丁が覗きます。
……でも実はひとつ、予想外(というより、私の見通しの甘さゆえ)の出来事が。「背丁」と「背標」が透明表紙から覗いて見えるかなと思っていたんですが、今回、諸々の理由から(これはまた別の機会にご説明します)PUR糊を使ったあじろ製本になっているので、本文の折丁の背部分にあじろ穴が空いています。そのために、背標と背丁はほとんどみえなくなってしまいました……。てへへ。

でも糊がべたっとくっついて、本文が折ってできている折丁や、中に綴じ込んでいる色紙(ルシオライト)などがしっかり見えています。

そうそう、今回の表紙、実はタイトルが刷られていません。

言葉だけだと「?」と思われるかもしれませんが、透明表紙から本扉が透けて見えるので、タイトルはそちらのものが見えているという仕様です。
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表紙からもバッチリ目立つ赤、白、黒の階段状の綴じ込みは、「編集部注目PICK UP!」でご紹介している、リニューアルしたNTラシャの新色「濃赤、漆黒、無垢」の3色。ほんっとうに濃い色で美しい。さっそく別の新刊(『羊毛フェルトでつくる 小鳥のブローチ』)の帯で、デザイナーの大島依提亜さんからの提案を受け使っていますが、いいですねぇ。
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今回の製本特集は、基礎中の基礎から超応用まで、この1冊で製本のすべてがわかる(大きく出たな、自分!)記事になっています。

最初は、実験的な製本に挑戦しているさまざまな書籍や冊子をご紹介。
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上製本の表紙が透明シートでつくられていたり、カバーではなく表紙自体が折り込まれた紙でつくられていたりと、製本にちょっと詳しいつもりだった編集部の、高くなった鼻をポキンともがれたものばかりでした。

続いて、製本に一家言ある方々のインタビュー。写真集のプロ・デザイナーの町口覚さん、新潮社装幀室、印刷設計の加治屋常徳さん、文具メーカーのプラス等々、どれも含蓄あるお話に頷くばかりでした。
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そして、『村上海賊の娘』や『のぼうの城』でおなじみの作家・和田竜さんにも製本について伺っています。和田さんの本、全部「仮フランス装」でつくられているんですよ。
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続いて、一番長い記事が「誌上工場見学」。上製本、並製本、中綴じ、和綴じ、製函、そして本誌編集部が大好きなトライオートなどなど、その制作現場に密着し、多くの写真と、写真ではわかりにくい部分はイラストとを組み合わせて、まるで読者のみなさんも工場見学しているかのように思ってもらえる、詳細記事を掲載しています。
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例えば丸背の上製本の「丸み出し」や「バッキング」なんて、どうやってるかなかなかわからないですよね……。そんなところも、本誌ならわかる!
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今の世には、上製本や並製本などではくくりきれないほど、多種多様な製本があります。中にはきちんとした名前がついていないものまで(意外と多いんです)。そこで本誌では、そんなさまざまな製本を一挙にご紹介。特徴はもちろん、頼むときの注意点やどこにお願いすればできるかなど、連絡先も含めて完全網羅しています。
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また、「こんなことできる?」など、困ったときにはこのページを。例えば「スピンを複数本、かつコストを抑えてつけたい!」なんていう希望も叶うんです!
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そして今回は、ブックinブック形式の付録として「製本図鑑」というスペシャル冊子が入っています。一見、普通の本文ページに思えるかもしれませんが、この冊子自体をバコッと引き抜いてもらえれば、単体の冊子になりますので、勇気を持って(笑)ぜひ抜いてみてください。
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特集と連動して、連載も製本に関するものが満載。

「祖父江慎の実験だもの。」では、以前に実験した「いいかげん折り(折機を使って、まっすくではなく斜めに折る)」をより進化させた「いいかげん製本」にチャレンジ!
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詳細はまた後日、これだけをしっかりご紹介しますが、成功した「いいかげん製本」が投げ込み付録として入っています。ほら、端がぜーんぶいい加減な感じにおれてるでしょ?
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今回から新連載が始まりました。「文字の食卓」の正木香子さんが会ってみたい、話を聞いてみたい文字に関する方々にお話を伺う「もじのひと」。初回は特徴的な文字使い(今回初めてそんな意識で読みました!)の『めぞん一刻』の担当編集者・鈴木総一郎さんにお話を伺っています。
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とまあ、かなり饒舌になってしまったので、今日のところはここまで。連載や他の記事詳細はまた明日以降に載せさせてくださいませ。

『デザインのひきだし23』は特別付録も満載で、発売中です。全国書店でぜひご覧くださいませ。
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# by design_hikidashi | 2014-10-07 17:31 | ただいま制作中!

明日からスタート!「TABF」にPRINTERS SECTION登場

今年もThe Tokyo Art Book Fair(TABF)がやってきます。それもいきなりですが、明日スタート!
アジア最大のアートブックフェアは3年前から、その一角に「PRINTERS SECTION」と題して、『デザインのひきだし』にご登場いただいている、さまざまな印刷や紙加工に関する企業に出展していただいて、アートブックをつくりたいと思っている方々に、いろいろな情報発信と製品販売を行ってきました。

今年ももちろん、PRINTERS SECTION、あります!

今までは会場である京都造形芸術大学・東北芸術工科大学 外苑キャンパスの2Fにある教室で行われていましたが、今年はなんと1Fに移動。おお、より入りやすくなるではないか。うれしい。

会場のフロアマップがアップされていますので、こちらをご覧くださいませ。1FのROOM EがPRINTERS SECTIONです。
PRINTERS SECTIONの出展者は以下の通りです。

E01 紙のひきだし(各種紙販売)
E02 First Universal Press(活版印刷)
E03 王子ペーパーライブラリー(製紙)
E04 PaperMall(紙販売)
E05 T&K TOKA(インキメーカー)
E06 大和板紙(板紙、色板紙)
E07 グラフィック社(『デザインのひきだし』他出版)
E08 竹尾(ファインペーパー)
E09 欧文印刷(オフセット印刷/特殊印刷)
E10 杉原商店(越前和紙)
E11 印刷加工連(箔押し+折り+抜き+製本)
E12 DNPのフォトブック[DreamPage+](印刷)
E13 和光堂製本(製本)

今年初めて出てくださる企業もいくつか。うーん、今から私も楽しみです。
明日からの3日間、ぜひぜひお越し下さいませ。

開催概要

会場:京都造形芸術大学・東北芸術工科大学 外苑キャンパス
   東京都港区北青山1-7-15
   ※JR「信濃町駅」改札を左折、徒歩約5分
   ※東京メトロ半蔵門線・銀座線・都営地下鉄大江戸線「青山一丁目駅」0番出口、徒歩約10分
日程:9 月 19 日 (金) 15:00-21:00
   9 月 20 日 (土) 12:00-20:00
   9 月 21 日 (日) 11:00-19:00
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# by design_hikidashi | 2014-09-18 16:32 | イベント・展覧会・新製品情報

文字入力の短期アルバイト募集!

現在制作を進めている書籍のため、文字入力の短期アルバイトを募集させていただきます。

日時:7月16日(水)〜18日(金)の3日間、朝9時〜17時まで
場所:千代田区の九段下にある弊社(地下鉄九段下駅より徒歩3分)
日給:12,000円+交通費全額
  (最終日18日に現金にて支払)
資格:文字入力ができる方。簡単な校正ができれば尚可。

※上記3日間以外に、翌週もお仕事をお願いするかもしれません。

【応募方法】ご応募いただける方は、氏名、住所、電話番号、年齢、メールアドレスを明記の上、hikidashi@graphicsha.co.jpまでメールにてご連絡ください。メールの件名は「文字入力アルバイト応募」でお願いいたします。

【応募〆切】7月14日(月)22:00まで

お仕事をお願いする方にのみ、7月15日(火)朝にメールにてご連絡いたします。

どうぞよろしくお願いいたします!
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# by design_hikidashi | 2014-07-14 10:53 | その他

行きたいイベント・展覧会

日々、いろいろ気になるイベントや展覧会があるものの、ついつい気がついたときには会期終了! ということが続いているので、自分の備忘録としてまとめます。掲載は会期終了が近いもの順です。

JAGDA新人賞展2014
 大原大次郎・鎌田順也・原野賢太郎
会場:クリエイションギャラリーG8(東京 銀座)
会期:2014年5月20日(火)~6月24日(火) 11:00~19:00
詳しくはこちら

四角い宇宙 本と絵とデザインと
会場:ウィリアム モリス 珈琲&ギャラリー(東京 渋谷)
会期:2014年6月3日(火)~26日(木) 13:00~18:30
詳しくはこちら

Beauty Graphics 2014 3人の資生堂アートディレクター展
会場:資生堂 銀座ビル2階
会期:2014年6月2日(月)-6月28日(土) 9:00~19:00
詳しくはこちら

「インド・Tarabooksのゆかいな本づくり」スライドトークin 東京
会場:青山ブックセンター本店
会期:2014年6月29日(日)14時〜
詳しくはこちら

「中村誠の資生堂 美人を創る」展
会場:資生堂ギャラリー(東京 銀座)
会期:2014年6月3日(火)〜6月29日(日) 
   平日 11:00~19:00、日曜・祝日 11:00~18:00 月休
詳しくはこちら

moji moji Party No.7
 今田欣一の書体設計 活版・写植・DTP
会場:Gallery cafe 華音留(東京都 文京区)
会期:2014年6月24日(火)〜6月29日(日) 12:00〜19:00(最終日17:00まで)
詳しくはこちら

永井裕明展 GRAPHIC JAM ZUKO
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(東京 銀座)
会期:2014年6月6日(金)~6月30日(月)
詳しくはこちら

韓国清州古印刷博物館姉妹提携10周年記念
 朝鮮金属活字文化の誕生展
会場:印刷博物館 総合展示特別コーナー
会期:2014年4月26日(土)~7月4日(金) 10:00~18:00
詳しくはこちら

いとう瞳 展
会場:武蔵野美術大学 2号館1F gFAL
会期:2014年6月3日(火)~7月4日(金) 11:00-17:00
詳しくはこちら

東京国際ブックフェア
会場:東京ビッグサイト
会期:2014年7月2日〜7月5日
詳しくはこちら

「第10回竹尾賞」展
会場:竹尾見本帖 本店(東京 神保町)
会期:2014年6月25日(水)〜7月18日(金) 10:00-19:00
詳しくはこちら

shimamoto marisa「someday somewhere」
会場:ポーラミュージアム アネックス(東京 銀座)
会期:6月27日(金)-7月21日(月・祝)
詳しくはこちら

装幀=菊地信義とある「著者50人の本」展
会場:神奈川近代文学館(神奈川県 横浜)
会期:2014年5月31日(土)~7月27日(日)
詳しくはこちら

2014 ADC展
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(東京 銀座)
会期:2014年7月4日(金)~7月28日(月)
詳しくはこちら

雑誌の時代 1960〜70年代に創刊された雑誌を中心に
会場:パワーハウス展示室(東京都渋谷区神宮前6-25-12)
会期:2014年6月30日(月)〜8月1日(金) 12〜18 土日祝日休
※Webが見当たらないのでDMから転載します。
装幀家・多田進さんが長年に渡り収集した日本の雑誌の中から、1960〜70年代に創刊されたものを中心に展示致します。

日本のグラフィックデザイン2014
会場:東京ミッドタウン・デザインハブ(東京都 六本木)
会期:2014年6月20日(金)~8月3日(日) 11:00~19:00
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赤松陽構造と映画タイトルデザインの世界
会場:東京国立近代美術館 フィルムセンター
会期:2014年4月15日〜8月10日
詳しくはこちら

2014 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展
会場:板橋区立美術館(東京)
会期:7月5日(土)~8月17日(日)
詳しくはこちら

不思議な動き キネティック・アート展~動く・光る・目の錯覚~
会場:損保ジャパン東郷青児美術館(東京都 新宿)
会期:2014年7月8日(火)~8月24日(日)
詳しくはこちら

グラフィックトライアル2014  ―響。ひびき―
会場:印刷博物館(東京 江戸川橋)
会期:2014年6月7日(土)~8月24日(日) 10:00~18:00
詳しくはこちら

びのこづさいぼー:ひびのこづえ+「にほんごであそぼ」のしごと
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(東京 銀座)
会期:2014年8月4日(月)~8月27日(水)
詳しくはこちら

紙のおもちゃ
会場:紙の博物館(東京)
会期:2014年6月21日(土)~8月31日(日)
詳しくはこちら

魅惑のコスチューム:バレエ・リュス展
会場:国立新美術館(東京都 六本木)  企画展示室1E
会期:2014年6月18日(水)~9月1日(月)
詳しくはこちら

丸亀市猪熊弦一郎現代美術館所蔵作品による猪熊弦一郎展
 どんなことをしても僕なんだ
会場:小金井市立はけの森美術館(東京 小金井)
会期:2014年7月19日(土)~ 9月7日(日) 10:00 ~17:00
詳しくはこちら

ボンジュール!フランスの絵本たち
 -カストール文庫やババール絵本の誕生を中心に-
会場:うらわ美術館(埼玉)
会期:7月12日(土)~9月7日(日)
詳しくはこちら

東北のオカザリ 紙宿りの紙飾り
会場:多摩美術大学美術館
会期:2014年7月12日(土)〜9月15日(月祝) 10〜18時
詳しくはこちら

ジョージ・ネルソン展―建築家、ライター、デザイナー、教育者
会場:目黒区美術館(東京都)
会期:2014年7月15日(火)~9月18日(木) 10:00~18:00
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The Tokyo Art Book Fair 2014.
会場:京都造形芸術大学・東北芸術工科大学 外苑キャンパス
会期:9月19日 (金) 〜9月21日 (日)
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横尾忠則 肖像図鑑 HUMAN ICONS
会場:川崎市市民ミュージアム(神奈川県)  企画展示室1
会期:2014年6月28日(土)~9月23日(火・祝) 9:30~17:00(入館は16:30まで)
詳しくはこちら。 

郷土玩具2 - JAPANEASE NATIVE TOYS COLLECTION PART2 -
会場:東京おもちゃ美術館 企画展示室
会期:前期2014年4月12日(土)~9月28日(日)
   後期2015年1月9日(金)~4月5日(日)
詳しくはこちら

Bunkamura25周年特別企画『だまし絵Ⅱ 進化するだまし絵』
会場:Bunkamura ザ・ミュージアム(東京都 渋谷)
会期:2014年8月9日(土)~10月5日(日) 10:00~19:00(金、土曜は21:00まで)
詳しくはこちら

世界のファッション―100年前の写真と衣装は語る―
会場:神戸ファッション美術館(兵庫県)
会期:2014年7月19日(土)~10月7日(火) 10:00~18:00(入館は17:30まで)
詳しくはこちら

コレクションを中心とした小企画: 美術と印刷物 ―1960-70年代を中心に
会場:東京国立近代美術館 ギャラリー4
会期:2014年6月7日(土)~11月3日(月) 10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00)
   1期:6月7日(土)~7月13日(日)
   2期:7月15日(火)~8月24日(日)
   3期:8月30日(土)~9月28日(日)
   4期:9月30日(火)~11月3日(月・祝)
詳細はこちら

印刷と美術のあいだ―キヨッソーネとフォンタネージと明治の日本
会場:印刷博物館
会期:2014年10月18日(土)~2015年1月12日(月・祝)
詳しくはこちら
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# by design_hikidashi | 2014-06-23 12:06 | イベント・展覧会・新製品情報

本誌史上最厚! 『デザインのひきだし22』発売しました!

みなさま、こんにちは。
なかなか更新できませんでしたが、『デザインのひきだし22』が6月上旬に発売されました!
今回は久々の「紙」の大特集。「今だからこそ知っておきたい『紙』」です。大特集としては9号以来。

表紙はこんな感じです。

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これ、よく見るなにかが抄き込まれた紙なのです。

アップにしてみると……
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こんな感じ。実は表紙の紙はお札混抄紙で、不要になったお札古紙が紙の原料の約半分量入っています。よく見ると、確かに見たことがある柄がちらほら。当たりの表紙には、お札のホログラム部分が入っているかも!? においも独特。ぜひ実物をご覧ください。

そして22号の特徴は、とにかく厚いということ!
束厚30mm以上。重さ1kg以上。立てていただくと自立します。

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これは、標準的な厚さの21号(左)との比較。厚さ倍以上ですね。

本文はいつもとほぼ同じ、148ページなのです。しかし紙の実物見本が100枚以上入っているため、こんな厚さになりました。これだけの数の見本を一冊のなかで見られるのは貴重です。

では、内容をご紹介していきましょう。
あらためて、今回の特集タイトルは、
世界各地でつくられている紙から、
日本の和紙・洋紙まで徹底取材!

今だからこそ知っておきたい「紙」


印刷物をつくるとき、紙は切っても切れない関係です。洋紙だけでなく、日本には和紙もある。そんな紙の「今」を徹底取材してまとめたのがこの特集。新製品の紙、これから注目の紙、印刷に使える和紙など100枚以上の実物サンプルを綴じ込んでいます。

●紙の神様を詣でる旅から基本の和紙まで
 めくるめく和紙の世界をご紹介

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ブックデザイナーの名久井直子さんが紙の神様を詣で、和紙づくりの手漉き工房や機械抄き工場を訪ねる越前和紙の里の旅レポートから、和紙と洋紙の違い、和紙の種類と特徴の解説、印刷に使える和紙の紹介まで。実際に印刷工場を訪ね「なぜ和紙への印刷は難しいのか」を聞き、和紙と洋紙(グロスコート紙・上質紙)に同じデータを印刷した実際の比較見本も綴じ込みました。印刷に使える和紙の実物も各種綴じ込んでいます。

●新製品や新色から廃銘柄リストまで
 紙の最新情報と、注目の紙を一挙紹介!

ファンシーペーパーから色板紙、白系印刷用紙まで、2013年~14年までに新製品や増色した紙を一挙に紹介! 新製品ではないけれど、これから注目したい紙も多数掲載。また、それらの多くの紙の実物サンプルを綴じ込んでいます。その数、100枚超。本誌史上最大です。実際の紙を目で見て、触れて、その魅力をお確かめください。廃銘柄リストなど、仕事に役立つデータも掲載しています。
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実物サンプルがたくさん!
その数、新製品46種類+注目の紙59種類。

●紙の見つけ方がわかる!
 紙見本帳の入手方法を掲載

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紙を探したい、選びたいというときには、まず、実物を触ってみないと始まりません。そこでまず必要になるのが紙見本帳やサンプルです。本文用紙からファンシーペーパー、板紙、和紙まで、いま入手できる紙見本帳と、その入手方法、問合せ先を掲載しています。

●紙×インキトライアル12枚!
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さらに、色紙に蛍光インキを刷るとどうなるかを実験した「紙× インキ・トライアル」12 枚を実物綴じ込み! 色紙に色を刷り重ねるというだけでも予想がつかないのに、蛍光インキで印刷するとなると、なおさら。蛍光インキをさまざまな色紙に刷ってみるトライアル、必見です。

●本文選びに役立つと大好評!
 「紙厚比較早見表 2014年版」

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各種本文用紙にどれくらいの厚さのものがあるのか、メーカーを問わず比較できる一覧表「紙厚比較早見表」。過去2回、付録としておつけして好評いただいていたこの表の最新版を作成しました。今回は、本文用紙でいま最もよく使われる「嵩高紙」が一目でわかりやすいよう、銘柄名の下に「嵩高」マークをつけました。コート紙や上質紙、書籍用紙など、各ジャンルにどんな紙があるのかの参考にもなります。ぜひご活用ください。

……まだまだご紹介しきれない!
そのほかの内容は、また来週お伝えします。

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『デザインのひきだし22』

今特集は「今だからこそ知っておきたい『紙』」。
本誌史上最大枚数の実物サンプル綴じ込みと
共に、世界と日本の紙について徹底特集します。


自分の発想したデザインを、いかに効果的に印刷/加工表現するか。そんなデザイナーに必須な印刷・紙・加工などの技術情報をわかりやすく紹介する『デザインのひきだし』。第22号である今号では「世界各地でつくられている紙から、日本の和紙・洋紙まで徹底取材! 今だからこそ知っておきたい『紙』」を特集します。

印刷物には欠かせない紙。日本には印刷用紙だけでも9000種類以上があるといわれていて、和紙や海外の紙を含めるとその数は膨大です。そんな「紙」について、最新情報から伝統ある紙、これから注目の紙など、豊富なサンプルとともに大特集しています。

第1特集
今だからこそ知っておきたい「紙」

印刷物の要「紙」。世界中にさまざまな魅力的な紙があり、また日本には手漉き和紙、機械抄きの和紙、洋紙と、世界に誇れる品質の高さと種類の多さの紙が揃っている。そんな「紙」について徹底取材。紙の神様と和紙を訪ねた越前和紙の里、印刷加工に使っていきたい新製品を全品紹介や、見本帳に載っていない紙、編集部おすすめの紙など、史上最大の綴じ込み付録とともにドドンと掲載しています!

スペシャル記事
インド「Tarabooks」のゆかいな本づくり

一目見たら、誰もが魅了される絵本。インドの出版社「Tarabooks(タラブックス)」は、インド国内でつくった手漉き紙に、手摺りのシルク印刷を施した、力強く鮮やかな絵本をたくさんつくっています。どうしてこんな本がつくれるのか、どんな本をだしているのか(日本国内で買える2冊も)をリポートします。

特別付録 
2013~14発売の紙の新製品46種類
+今だからこそ注目したい紙59種類
+紙×インキトライアル12枚
+ポットワックス加工(祖父江慎の実験だもの)
+紙厚比較早見表〈最新版〉

2014年6月発行
B5判
総144頁
定価:本体2,000円(税別)
978-4-7661-2648-8 C3070
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# by design_hikidashi | 2014-06-13 16:12 | ただいま制作中!