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デザインのひきだし・制作日記

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夏休みに読みたい、子ども向け「印刷・紙」関連本 その1

7月中にアップしたい……と思って準備していたのに、気がついたら8月も後半。否が応にも、子どもの頃、宿題をのばしのばしして8月後半に入ってしまった自分を思い出します……。

さて気を取り直して。

普段、私は、印刷や紙、加工に関する本はないか、いろいろ探しているのですが、そうしていると、たまに子ども向けにつくられた印刷・紙関連の本に出会うことがある。子ども向けとはいえ、こういう本は、大人でも十分おもしろい!(NHKの週刊こどもニュースが大人にも人気なのと一緒ですかね)

こうした本は、まとめて紹介されることもないし、またいざイチから探そうと思うと、なかなか難しい。そこで今日は、子ども向けにつくられた「印刷・紙」関連の本をまとめてご紹介します。身近なもので紙をつくったり、印刷のことをや本づくりのことを調べるなんて自由研究もおもしろそう。残り少ない夏休みですが、ぜひご活用ください!

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c0207090_1151212.jpg『どんな草でも紙になる ---植物せんいのふしぎ』
大西 秀夫著/大日本図書刊/本体1359円+税

もう、これはホントにおもしろい。身近にある植物で紙がつくられるのかを、写真とやさしい文章で解説している。そしていろいろな植物での紙のつくり方が見えたら、あとはもう、怒濤のごとくいろいろな紙をつくっていく。たとえば、つくしやヨモギ、人参、サツマイモ、ワラビやゼンマイ、彼岸花、竹、ユリ、ひまわり……とここにはあげきれないほど。自分でもやってみたくなるし、見ているだけでもおもしろいのだ。

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c0207090_1194693.jpg『紙の大研究1〜4』
岩崎書店/各・本体2800円+税

これは、4冊セットでも、それぞれ1冊ずつでも購入できる。

「紙の大研究 ①紙の歴史」
  紙のはじまりと歴史、日本とのかかわりなど。現在の和紙・洋紙の製造工程の紹介。本文用紙が4種類も使われていて(色もさまざま)それも面白い。
「紙の大研究 ②紙とくらし」
  紙がくらしの中で果たす役割、利用のされ方。日本の中の紙の特産地、紙にかかわる環境の問題など。生活の中で使われているさまざまな紙(トイレットペーパーとか新聞雑誌以外にも、紙巻き鉛筆とかリトマス試験紙、クリーニングタグなどマニアックでいい!)について知ることができる。
「紙の大研究 ③紙をつくろう」
  紙の目や燃え方など、さまざまな「性質」を実験を交えながら徹底分析!野草などから自分で紙をすいてみる。紙の繊維の拡大写真とか紙の引っぱり強度とか、もう子ども向けとは思えないマニアックな面白さ。後半では写真をたくさんつかって、身近な蔓植物から紙をつくる方法を解説。
紙の大研究 ④紙の実物図鑑
  実物の紙をさわって見られる、実物見本図鑑。それぞれの紙について、原料や用途など、簡単な解説つき。パピルス(エジプト産)、画仙紙(中国産)、和紙(コウゾ、ミツマタ、ガンピでできた紙、その他)、洋紙(ファンシーペーパー、非木材紙、トレーシング・ペーパー、その他)30種つき。
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もう、パピルスまで実際に触れて、めちゃくちゃいいです。

1冊2800円とちょっと高いけど、これは子どもを紙好きにするためには、必要経費です!


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c0207090_15581284.jpg『雑草からカードづくり ワンダーランド――紙のやさしいつくり方』
木村光雄著/いかだ社刊/本体1300円+税
家庭にあるもので、雑草から紙をつくることを紹介した本。モノクロ本ですが、詳しいやり方が乗っているのがよい。ただ、品切れ(絶版?)のようで、新刊はあまり手に入らないかも。



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c0207090_155853100.jpg『NHKやってみよう なんでも実験第2集〈1〉ススキやキャベツで紙に挑戦』
盛口襄監修、町井弘明実験指導/理論社/本体2000円+税
NHK教育テレビで放送された「やってみよう なんでも実験」(1995〜1996年)の中から抜粋して書籍化したもの。パピルスのつくり方から、すすきやキャベツなどを使った紙づくりまで、ほぼ図版のみで解説している。ただし、こちらも出版社が倒産しているため、入手は古書に限られそう。

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まだまだ印刷や本に関する本があるのですが、長くなりすぎるので今日のところはここまで。紙についての本をまとめました。

こういう本に興味がある方は、今週の土曜日に行われる、MARUZEN&ジュンク堂書店渋谷店の夏休みイベント「ミズノプリンティングミュージアムの紙と印刷の出張博物館」に参加されてはいかがでしょう? 入場無料で、印刷や紙に関する貴重な資料を実際に手で触りながら、貴重なお話が伺えそうですよ。詳しくはこちらに(真ん中よりちょっと下の方に書かれています)。
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by design_hikidashi | 2012-08-16 16:05 | その他

「印刷加工連」ってなんだ!?

印刷や加工、紙関連では、いろいろな組合や連合会などがある。でも「印刷加工連」って、聞いたことがあるようなないような……と思われた方もいるのでは。

実はこの「印刷加工連」は、デザインのひきだしでもいつもお世話になっている、加工やデザイン事務所6社が、息を合わせて新しいものを生み出そうと立ち上がったチームなのだ。

具体的には、9月21〜23日に行われる「TOKYO ART BOOK FAIR」で(実はこれに関しても、ひきだしからお知らせがありますが、もう少し期日近くになってからまたあらためて。でも面白い展開になると思いますので、ぜひその日は空けておいてくださいね!)、6社が力を合わせてつくった、紙のプロダクトを発表・販売する予定です。

編集部・津田も、この会合の末席に加えていただいて、その様子を聞かせていただいているのですが、「こんなことできるかな?」ということに、プロフェッショナルなみなさんから「こうすればできるのでは?」「まず試作してみよう!」と、どんどんと話がすすみ、おもしろいおもしろい。いつもの仕事でも、こんな風にすすんだら、どれだけモチベーションがあがるか……とうらやましくなる光景です。

そんな6社から、どんな紙のプロダクトが生まれるのか、今から楽しみでしょうがない!

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奴らが帰ってくる!

史上最強との呼び声高い、印刷加工とデザインのエキスパート達による夢の協演。

その名も 『印刷加工連』 !
この秋、アートブックフェアに初上陸だ!

2012年春、インターネット上で話題騒然、皆の度肝を抜いた あの「紙文具」。表紙には、紙に別の紙を埋め込む驚きの技法 紙象嵌(かみぞうがん)が施され、なんということだろう!中に収められた文具の数々も全てが紙で出来ている。職人たちの”紙技”から生まれる美しいたたずまいに思わず溜息がもれる。

その感動を再び。

「紙文具」作成のためだけに召集された類まれなき超豪華メンバー、印刷加工・デザインのオールスターズ。紙、印刷加工の酸いも甘いも知り尽くした奴らのポリシーは「技術の+αを価値の+αに変えること」「技術は商品の後ろでストーリーをささやく存在であること」だ。

目撃せよ。
この秋、奴らが 『印刷加工連』 として待望の復活を遂げる!

『印刷加工連』 は6社から成る。
・ 有限会社篠原紙工
・ 株式会社小林断截
・ 鈴木製本有限会社
・ 株式会社東北紙業社
・ 有限会社コスモテック
・ 株式会社 ALL RIGHT

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各社のくわしい情報などは、こちらに。併せてぜひご覧くださいー。
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by design_hikidashi | 2012-08-16 10:50 | イベント・展覧会・新製品情報