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デザインのひきだし・制作日記

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カテゴリ:こんなん見つけた。( 28 )

ナナロク社の本にうっとり。

私は(といっても、私が誰だかわからない人も多いですよね……。『デザインのひきだし』を編集している、津田です)無類の本好きです。小学生の頃はマンガ一辺倒でしたが、中学生くらいからいきなり文字の本に嵌り、以来、マンガと本にお小遣いのどれだけ高い割合を費やしてきたか。

社会人になってからは、内容が面白そうなのはもちろん、ブックデザインがいいものも買うようになって、その本屋さんへの貢献度はより一層高くなり、現在に至ります。とほほ。

「ジャケ買い人生に一片の悔いなし」と心の中で思い、カバーはもちろん、表紙や本文組み、製本や素材などじろじろ見回し、触ってにおいをかいで、全体のブックデザインが気に入ったものは、中身に興味がなさそうでも、とりあえず買ってしまいます。そこからある体験をして、ブックデザインのすごさを身にしみて感じたんですが、それは昔つくった『BOOK DESIGN』というムック本に掲載しましたので、ご興味ある方は立ち読みしてみてください。(今は、1号2号が合本になった『BOOK DESIGN 復刻版』というものが書店にあると思います)

というわけで、私はブックデザインに並々ならぬ興味を持っているんですが、最近、新しくたちあげられた出版社から出される本が、なんだかすごくすてきなブックデザインのものが多くて、ついつい手にすることが多いのです。

その中のひとつが、ナナロク社。写真集『未来ちゃん』も祖父江慎さんのブックデザインが効いていて、即買いしました。コデックス装で仕上げられた本は、背標(いや、背丁か!?)でタイトル文字が表されてて、本文の開きもよくて。他にも、近藤聡乃さんのスケッチ原画集『kiyakiya』もすてきだったなぁ。角丸ですべてペラ丁合された本文ページ。背が寒冷紗でくるまれたままのプロトタイプ感もすごくよかった。(amazonの書影だと何もわからないけど)

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今年に入ってからも『モダンタイムス』(カバーなしの上製本で、タイトルがガッツリ箔押ししてあって、花布の赤がニクい! 本文ページにベタベタにニス刷ってる感じもいいわぁ)『近藤聡乃エッセイ集 不思議というには地味な話』(とにかく、カバーにグラシン紙かけてるのにキュン! 扉前の遊び紙や表紙もうっとり)『ファミコンの思い出』(装画が絶妙で、クロスステッチ刺繍のイラストもすてき。あと本が軽くて開きがいいのが、この本にぴったり。においも木の香りでうっとり)と、どれも悔しくなるほどのブックデザインの良さ。どれも寄藤文平さんと鈴木千佳子さんのブックデザインです。

うーむ、どれも粒ぞろいですごい。ブックデザインの惹かれて手に取って、読んだら面白かった! っていう人も、多いだろうなぁ。次にまたどんな本に出会えるのか、ナナロク社の新刊が楽しみ!

(ここで紹介した本、一応リンクつけてるんですが、実物見て開いて触って読まないと、本のステキさがわからないのと思うので、リアル書店で見ることをおすすめします!)
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by design_hikidashi | 2012-06-28 17:32 | こんなん見つけた。

3D印刷(レンチキュラー)を立て続けに書店店頭で見かけたよ!

『デザインのひきだし15』の表紙は、巻末特集内容と連動して、紙がグシャッとなるコマ撮り写真をつかったレンチキュラーが飾っている。おかげさまでご好評いただいているようで、うれしい限りです。

このレンチキュラー(かまぼこ状のレンズ効果で、左右にふると絵が変化したり、立体に見えたりするもの)、日本での起源は、一世を風靡したダッコちゃん人形だそう。目がレンチキュラーになっていて、角度によって目を閉じたり開いたり、という仕様だったそう。

ダッコちゃんがつくられたのは、もう半世紀も前のことですが、そんな頃からあったんですね。ちょっと調べてみると、このレンチキュラーの目があるかないかで、本物/偽物を確認してたとか。

それから、10年に1度くらいの頻度でレンチキュラーははやりがあったそうなのですが、最近もまた流行の兆しが。発端は「アバター」を始めとする3D映画の登場によって、広告物や宣伝物などでも3Dの需要があり……という話を耳にしました。

そんな中、昨日、書店の写真集コーナーを見ていたら、おおお、レンチキュラーを表紙に使った、東京スカイツリーの公式写真集が!

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『TOKYO SKYTREE Premium Edition』

角背のクロス貼り上製本。非常にステキな本です(ブックデザインは井上嗣也さん)。

真ん中に貼られたスカイツリーの写真は、上の画像だとわかりませんが、スカイツリーが建っていく様がレンチキュラーで表現されています。本を前後に揺らしてみると、ドドドっとタワーが高くなる。レンチキュラーは、上製本の表紙に空押しされてへこんだ中に貼られているので、本と一体感もありすてき。でも欲を言えば、レンチキュラーのコマ数が少ないため、出来上がる様がかなり粗い……。せっかくなら、もうちょっと間の高さのスカイツリー写真も入れて、滑らかな動きにできたらよかったのに。。。

と、こんな使われ方してるんだなーっと思っていたら、今朝、こんなものをコンビニで発見。即買い!

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B.L.T.特別編集『B.L.T.PLUS』、表紙にはAKB48のレンチキュラーが! そしてその脇に「日本初の3D表紙グラビア誌誕生!」と大きく書かれています。昔からアイドルなどがレンチキュラーカードになって、付録についていたりした雑誌はありましたが、表紙になったのは初めて……なのかな?

この雑誌、中にももう1枚、レンチキュラーが貼り込まれてあるという豪華仕様。やっぱり立体になってるとうれしいってことかしらん。これはたぶん、通常の写真からレンチキュラー用のソフトが、立体値を勘案して画像をつくったものだと思いますが、こうした人がたくさんいるような画像は苦手なレンチキュラーながら、この本のものは、立体感もあり、すてき。

でも、これは立体レンチキュラーの宿命ながら、どこかの位置をゼロポイント(ピントが合っている位置)にしないといけない。このAKB48の場合は、2列目の大島優子さんと柏木由紀さんがゼロポイントになっているので、その二人が一番はっきりきれいに表現されていて、一番前にいる前田敦子さんは、顔などちょっとぼやけている。

でも若干気になることとしては、表紙をめくった裏表紙に書かれた、3Dグラビアの楽しみ方。

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3番目に左右にゆらして見るとあるが、これ3Dタイプのレンチキュラーだから、左右にふっても絵はチェンジしないとおもうんだけど……。

Vol.1と書いてあるということは、これからも3D表紙のグラビア誌として続いていくのかな? 次号も楽しみ−。
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by design_hikidashi | 2012-03-30 17:09 | こんなん見つけた。

これはもらうしかない! 凸凹/箔押し/型抜き見本帳

先日、ISOT(国際文具展)に行った際、抜き型や箔押し/エンボス版でいつもお世話になっている、ツジカワ株式会社さんのブースにも伺いました。そうすると、そこには、同社の技術が駆使されているすごい見本帳が。
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たとえば、まるで本物のハエが紙にとまっているかのように、有機的な形でエンボス加工された見本や、
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チョコレートの銀紙をビリビリッと剥いたビジュアルが、本物のように隆起した彫刻版を使ってエンボスしたサンプルとか、
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わさびがおろせそうな、凸凹感あるおろし金が印刷/エンボス加工されていたり、
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ほかにも、彫刻版/腐食版をつかったエンボスサンプルや、抜き型を使った抜きサンプル、箔押しサンプル、それらとPP貼り加工やUVシルクなどを組み合わせたサンプルなどなど、素晴らしいサンプルが20種ほど入っているんです。

うう、これ、ほしい! と思って尋ねたところ、これはデザイナーなどに無償提供しているとのこと! す、すごい、マジですか。

その場で、私ももらえないか頼んだところ、イベント会場には在庫がなかったため、後日いただけるというお話。もうウキウキして待っていたところ、今日、直接お持ちくださいました。いやぁ、これ、本当にタダでもらっていいものなのかしら、と思ってしまうすばらしさです。

ツジカワ株式会社は、新宿区下落合に東京デザインセンターがあり、そこで彫刻版のシミュレーションを3Dソフトで試しながら調節できたり、箔押しやエンボスなどの試作ができたりと、デザイナーなどがエンボス、抜きなどでわからないことに、細かく答えてくれるのだ。製品事例なども見ることができるそう。

この見本帳、ぜひ欲しいという方は、ツジカワ株式会社の東京デザインセンターまでお問い合わせを。「ひきだしブログを見て、『東京意匠機関作品集』をいただきたい」とご連絡していただければと思います。デザイナーは必携!
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by design_hikidashi | 2011-07-11 18:46 | こんなん見つけた。

今年ももうすぐCET開催

えーーと、本日も編集長・津田に代わりまして、河村がブログ更新いたします。
「どうした? あの名物編集長は???」と、気にして下さっている皆さん。
ご心配なく! 次号に向け、津田編集長は某国で某取材を行っております。
詳しくは次号を待たれよ☆ と、気をもたせたりなんかしつつ、お気楽に今日のお話です。

本日、地下鉄で手にした『メトロミニッツ』。
生まれ変わる東京の東側を応援する「セントラルイースト東京」、通称CETの活動が報じられていました。

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巻頭には、『デザインのひきだし』のアートディレクションを務めるASYL代表・佐藤直樹さんも登場!
おや??? なんだか素敵な髪型です☆

後半ページでは、インタビューや連載ページで撮影をお願いしている
カメラマンの池田晶紀さんも、スタッフのみなさんといっしょに登場しています。
(それにしてもなぜか素足で切ない表情の池田さんw ど、ど、どうしたんだ????)

とっても丁寧に、今の東京の東側が紹介されています。
ぜひ、なくなる前に地下鉄構内で入手してみてください。

CETについてはこちらのサイトをごらんください。
http://www.centraleasttokyo.com/10/index.html
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by design_hikidashi | 2010-10-19 13:59 | こんなん見つけた。

ひきだしの中には・・・・・

本日も助手・河村の日記です。

『デザインのひきだし』という書籍名は、編集長が3日寝ないで考えた(ウソ)すばらしい書籍名です。
この本を読むことで、読者の皆さんの印刷加工に関する知識のひきだしが増えることをイメージしてのことです。

私はデザインも印刷も、まして加工なんてまったく知識のないところからこの本に関わりました。
ですから、人一倍、ひきだしが急速に増えましたし、増えていくのが楽しくてしかたありません。
「知らないことを知る」って楽しいですよね。

さらに、知識は荷物にならないからいいです。

この本の編集に関わってからというもの、紙をはじめとする資料がわんさか集積してしまうのです。
毎号毎号、よくもまぁ、こんなに資料が集まったもんだと驚きます。
校了前などは資料で積み上げた塀の中にろう城しているような状態になります。
まぁ、それはまたの機会にご紹介するとして・・・・。

私の机のひきだしにはこんなものも集積していきます。

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え〜と、はさみなんですけど、切り口が葉っぱのようなギザギザになったり、波形になったりするものです。

私、はさみフェチなんですかねぇ? ついついみつけると買っちゃうんです。
ただいま4本になりました。面白い切り口になるはさみがありましたら、編集部までご一報ください。
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by design_hikidashi | 2010-06-10 16:03 | こんなん見つけた。

コスモテック「噂のパチカ名刺プロジェクト」

いつも、『デザインのひきだし』でもお世話になっている、箔押し会社のコスモテック。精力的なブログにいつも見習わねば……と思っているのですが、またもやすてきな企画が掲載されています。

『噂のパチカ名刺プロジェクト』

熱をかけて型押しすると、そこが半透明化する「パチカ」。その最厚の200kgを使った名刺200枚が12600円(+代引き手数料)でつくれるそう。うわー、これはお得。

名刺もいいけど、ショップカードとかにもよさそう。ひきだしも、限定カードとかつくりたいなぁ。
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by design_hikidashi | 2010-01-20 19:49 | こんなん見つけた。

うーむ、歴史缶、すごいなぁ

先日、FINAL FNATASY XIII ELIXIR×サントリーのすごい絵柄缶飲料をご紹介しましたが、昨日まだコンビニで見かけました。

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うわぁ、ジョージア歴史缶! 戦国ブーム、歴女(って、すごいネーミングですよね)を狙っての商品でしょうか。調べてみるともう1月以上前から販売されているみたいですね。知らなかったー。

でもって、このイラスト、なんか見たことあるなぁと思っていたら、ゲーム「信長の野望」のイラストや、雑誌「歴史街道」でもおなじみの、諏訪原寛幸さんなんですね。

私は砂糖の入ったコーヒーは好きではないのですが、どうしても気になって買ってしまいました。ちなみに真田幸村。
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by design_hikidashi | 2009-12-22 09:32 | こんなん見つけた。

製紙業界 海外事業を強化

というNHKニュースが。ふむ。

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景気の低迷で紙の需要が落ち込むなか、製紙メーカー各社は、中国で工場を建設したり、ベトナムの企業を買収したりするなど、海外事業を強化しています。

このうち、最大手の「王子製紙」は、およそ1800億円を投じて中国の上海近郊に工場を建設し、来年中にも現地で紙の生産を始める計画です。また、「日本製紙グループ本社」は、ことし6月にオーストラリアで3番目に売り上げが多い製紙会社をおよそ360億円で買収し、現地で印刷用の紙などの販売を強化しました。このほか、「レンゴー」も出資しているタイの製紙会社を通じて、ベトナムの段ボールメーカーを来月にもおよそ20億円で買収することを決めました。各社が海外事業の強化を急ぐ背景には、景気の低迷の影響で企業がチラシやカタログなどの発注を減らすなど、国内の紙の需要が低迷していることがあります。アジアなどの新興国では、経済成長に伴って紙の需要も拡大しており、今後、製紙メーカー各社の間で新たな需要を取り込むために海外事業を強化する動きが一段と加速しそうです。
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日本で出しているのと同じ紙をつくるのかしら。抄紙機って、同じような機械で、同じようにつくっても、出来上がる紙は同じものにはならない、ということを耳にするので、海外ならではの紙になるんですかね。日本と求めてるものも違うんでしょうし。うーむ、気になる。
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by design_hikidashi | 2009-12-21 09:44 | こんなん見つけた。

凸版印刷/グラフィックトライアル

もう4回目となる、凸版印刷のグラフィックトライアル。オフセット印刷機を使って、さまざまな印刷表現に挑戦するこの企画、毎年、印刷博物館にその展示を見に行くのが楽しみです。

c0207090_9382581.jpgが、展覧会に行く前に、そのプロセスがWebで公開されていて、そちらを見るのもコレまたおもしろい。トライアル現場の方はみなさん、大変なことも多いでしょうが、このレポートを見るたびに、期待が高まります!
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by design_hikidashi | 2009-12-21 09:38 | こんなん見つけた。

透明標本、すてき。

校了まで、もうそんなに時間がない今日この頃。さすがに取材やリサーチもほぼ終わりつつあるので、今はラフを切ったり、物撮りをお願いしたり、それらを整理してデザイン入れしたり、あがってきたものを校正に出したり、綴じ込み付録や紙や印刷や加工を手配したり、といった作業を社内で行っている。自然と外に出る機会が少なくなって、大好きな書店巡りもできずにいて、知らない間にステキな本が書店に並んでいるのではと、ちょっとソワソワしたりしています。

そうなると俄然活用するのがamazon。教えてもらったおもしろそうな本とか、Web上で見かけた気になる本を片っ端からカートに入れて、散財しています。

今朝もそんなことで6冊ほど買ってしまったのですが、その中に「透明標本」の本が2冊。透明標本は、魚類や甲殻類などの生物の体のたんぱく質を酵素により透明にし、硬骨を赤紫、軟骨を青色に染色をする、という骨格研究の手法として確立された形態だそうですが、いやぁ、きれいなものなんですね。

ちなみに買ったのはこの2冊。

c0207090_1547072.jpg驚異! 透明標本いきもの図鑑
宝島社 ¥ 1,260
協力:岩見哲夫(東京家政学院大学教授)
標本製作:有川祐介、岩見哲夫、平林民雄








c0207090_15443349.jpg透明標本~New World Transparent Specimen~
冨田 伊織 (著)
小学館 ¥ 1,575









どちらも透明標本の本ですが、上はけっこう図鑑的で、下は眺めて美しさを楽しむという感じっぽい。いやぁ、どちらも早く見てみたい。早く届いてくれぃ!
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by design_hikidashi | 2009-12-18 15:48 | こんなん見つけた。