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デザインのひきだし・制作日記

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カテゴリ:ただいま制作中!( 114 )

『デザインのひきだし21』小冊子がすごいのだ!

さて、これまで2回にわたり、2014年2月上旬発売の『デザインのひきだし21』についてご紹介してきましたが、まだ紹介は続きます。

※これまでの2回はこちら。
『デザインのひきだし21』発売です!
『デザインのひきだし21』巻末特集や連載はこんな感じ。

今回の「ひきだし」には、特別付録の小冊子がついているんです!
その名も
もじモジ座談会
「フォントデザインについてあれこれ語りました!」


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出席してくださったメンバーがすごい。
小宮山博史さん(佐藤タイポグラフィ研究所)
 手がけた書体:平成明朝体、日本の活字書体名作精選など
藤田重信さん(フォントワークス)
 手がけた書体:筑紫書体ファミリーなど
鳥海修さん(字游工房)
 手がけた書体:ヒラギノシリーズ、游書体ライブラリー(游明朝体、游ゴシックなど)
小林章さん(モノタイプ社)
 手がけた書体:Akko、Cliffordなど
祖父江慎さん(コズフィッシュ)
 手がけた書体:ツルコズ、ウサコズ

…という、そうそうたる書体デザイナーの方々と、文字に詳しいブックデザイナーによる座談会なのです。

立場もつくる書体もそれぞれ異なる方々が、書体デザインや書体のつくり方について、ざっくばらんに意見をぶつけあう様子は、時にスリリングで、とても濃密。そのお話をできるだけ余さず誌面に収録しました。

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書体の好きな「文字っ子」のみなさんも、使い手として書体にちょっと興味がある、文字のことをもう少し知りたいという方も楽しめる内容になっていると思います。

ここでしか読めない話が盛りだくさんです。

というわけで、『デザインのひきだし21』をよろしくお願いします!
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by design_hikidashi | 2014-02-12 10:06 | ただいま制作中!

『デザインのひきだし21』巻末特集や連載はこんな感じ。

前回は『デザインのひきだし21』の第1特集のみのご紹介で終わってしまいましたが、続いて他の記事をご紹介。

まずは巻末特集。今回は3Dプリンター特集です。
「何だかおもしろそう? 自分の仕事にどう関わる? 3Dプリンターはじめの一歩」
3Dプリンターの大基本、造形方式や素材、データ作成方法の解説のほか、デザイナーの祖父江慎さんと名久井直子さんが「はじめてのフィギュアづくり」に挑んだり…

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(なんと、ミニ祖父江さんとミニ名久井さんを作成!)
…箔押しの版や活字などを3Dプリンターで出力して、実際に使えるのか実験してみています。

続いて、連載記事。

「もじ部」では1937年生まれのタイプデザイナー、マシュー・カーターさんが登場。
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スクリプト体のデザインや、Verdana、Georgiaといったスクリーン用フォントと印刷用フォントについてなど、参加者のさまざまな疑問にお答えいただいています。

「本づくりの匠たち」では、最大A4サイズまで対応可能なブッシュ抜き加工会社、成貢紙工を名久井さんが訪問。
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抜きの限界に挑んだ、すごい試作品も登場!

佐藤直樹さんの「直撃」シリーズでは、宇川直宏さんを直撃!
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最近復刻された柴田錬三郎/横尾忠則著の稀覯本『絵草紙 うろつき夜太』のデザインについて語っていただいています。

「名工の肖像」は漆紙職人の方にインタビュー。
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漆紙とは、賞状ケースの黒い爬虫類革柄の紙など、漆器のような艶をもつ加工を施された紙。スカイツリーのふもとでこの紙をつくり続ける岡田さんにお話をうかがいました。

「祖父江慎の実験だもの」では、透明シートにコールドフォイル印刷で箔加工に挑戦!
透明シートに印刷するということは、印刷した裏側が見えるということ。なおかつ、白インキや箔を用いると、表からと裏からで違う絵柄ができる。ということで、今回印刷してみたのは…

表。
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裏。
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…ガチャピンの骨格標本でした!
(全貌は誌面をご覧ください!)
こんなふうになっているのか〜。

「海外の現場から」では、話題の映画「世界一美しい本を作る男」のゲルハト・シュタイデルが世界でも最高の製本所と信頼を置く「ケーゼル」が登場。その製本現場を取材してきました。
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そして、「編集部注目PICK UP!」では竹尾の新しい紙「クラッシュGA-FS」を、全7色実物綴じ込みとともにご紹介。クラッシュは、素材を粉砕して混ぜ込んだ、風合いのある紙。混ぜ込まれているのはとうもろこしや柑橘類、アーモンドなど。
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すてきな紙なので、ぜひ実物に触れてみてください。

……などなど、まだすべては紹介しきれていませんが、連載記事も盛りだくさんになっています。『デザインのひきだし21』、どうぞよろしくお願いします!

次回は、小宮山博史さん、藤田重信さん、鳥海修さん、小林章さん、祖父江慎さんという豪華な顔ぶれの座談会を収録した付録小冊子についてご紹介します。
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by design_hikidashi | 2014-02-10 10:06 | ただいま制作中!

『デザインのひきだし21』発売です!

みなさま、こんにちは。
だんだん日が長くなってきたとはいえ、明日は東京で大雪の予報…。まだまだ寒いですね。

さて、そんななか、春らしい菜の花のような色合いの『デザインのひきだし21』が発売となります!
今回の第1特集は「基本の『き』から応用の『う』まで オフセット印刷をきちんと知って、100%使いこなす!」。なんと創刊以来、初めてのオフセット印刷特集になります。

表紙はこんな感じ。
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蛍光イエローがまぶしい!
…でも、いつもの表紙に比べると、シンプルな感じ?

ところが、角度を変えて見てみると…
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先ほどは見えなかった模様が見えてきました!
これは第1特集で行なったさまざまな実験から、シルバーやニスを使い見る角度によって絵柄が見えるような効果を、オフセット印刷だけで表現してみよう! ということでつくられた表紙なのです。

こんなふうに、特集では、なんといっても一番よく使われるオフセット印刷について、そのしくみを知り尽くし、使いこなしている10人のデザイナーと印刷のプロの方にお話を伺い、さまざまなオフセット印刷の工夫が凝らされたお仕事をご紹介したり、
製版やオフセット印刷(油性とUV)、色校正の仕組みを図解したり、

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「色校正と本番印刷ではどうして色が違うの?」「印刷立ち会いで調整できるのはどんなこと?」などを色校正会社、印刷会社の方にインタビューしたり、「AMスクリーニングとFMスクリーニングの違い」「インキの刷り順を変えると仕上がりはどう変わる?」「マゼンタやイエローに蛍光色を加えると?」「ダブルトーン印刷、グレーの色味で印象はどう変わる?」「白オペークってどのくらい透けるの?」…といったオフセット印刷の素朴な疑問について、実際の印刷見本とともに回答しています。

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刷り順を変える実験

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マゼンタを蛍光ピンクに置き換えて刷る実験

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ダブルトーンでグレーの色みを変えて刷る実験

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白オペークはどのくらい透けるのかの実験

そして、なんといってもおすすめは、デザイナーの三星安澄さん×凸版印刷・グラフィックトライアルによる、「モアレを使ったビジュアルづくり」の記事と綴じ込み実物見本!

凸版印刷とともに100を超えるモアレ実験を行なってきたという三星さん。モアレを出現させる4つのポイントを丁寧に検証し、ため息が出るほど美しい作品を仕上げてくださいました。

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いかにしてモアレを発生させ、その模様がどう変化するのかの詳細チャートもついています。これは見逃せません!

ぜひ、ご覧ください。よろしくお願いします。

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『デザインのひきだし21』

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自分の発想したデザインを、いかに効果的に印刷/加工表現するか。そんなデザイナーに必須な印刷・紙・加工などの技術情報をわかりやすく紹介する『デザインのひきだし』。

第21号である今号では【基本の「き」から、応用の「う」まで】オフセット印刷をきちんと知って、100%使いこなす!」を特集します。圧倒的な頻度で使うオフセット印刷。そのしくみから使い方の基礎~応用までを、豊富なサンプル綴じ込みとともにご紹介します。

また、巻末特集や連載、そして文字・書体好きな人垂涎の特別小冊子もあり。多種多様な印刷加工を、連動付録満載でお届けします。

第1特集
「基本の『き』から、応用の『う』まで
 オフセット印刷をきちんと知って、100%使いこなす!」
圧倒的な頻度で使う「オフセット印刷」。しくみを知れば、よりうまく使いこなすことができる。自分ではあまり気軽にできない印刷実験の数々をお届けします。

小冊子
「もじモジ座談会」
小宮山博史×藤田重信×鳥海修×小林章×祖父江慎の文字業界・最強の5人の方が、文字のこと、フォントのこと、これからの未来のことなどなど、文字に関することを語り尽くします。
この豪華メンバーでの座談会は、もう実現不可能!? というほどの、貴重な記録です。

巻末特集 
「3Dプリンター、はじめの一歩」
2013年にかなり話題になった「3Dプリンター」。何だかおもしろそう? 自分の仕事にどう関わる? 3DプリンターのABCをお届けします。

特別付録
モアレ・トライアル12種類+オフセット印刷実験
(刷り順をかえる+蛍光色の置き換える+ダブルトーントライアル+リッチブラックチャート+オペークはどれだけ透ける?+印圧を上げる/下げるトライアル+インキを盛る/絞るトライアル+UVと油性刷り比べ…etc.)+透明フィルムにコールドフォイル印刷+新しい紙「クラッシュ」
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by design_hikidashi | 2014-02-07 15:22 | ただいま制作中!

4枚目の表紙に複写がないワケ

今月発売になった『デザインのひきだし20』ですが、表紙が複写伝票のように、裏カーボンとノーカーボン紙でつくられているということは、以前のブログでもご説明しました。まだ見てない方は、こちらから先にご覧下さい。

全部で表紙が4枚くっついているのですが(まあ、改めて書くと変な仕様ですね)、その上から箔押し加工をしているので、その加圧によって、上からペンで書いたのと同じように、下の紙に複写されています。

一枚目の裏にはカーボンが刷られているので、2枚目にはそのカーボンが黒く写っているし、その次はノーカーボン紙の効果で、青く複写されています。

でも4枚目(黄色い紙)には箔押し部分が複写されていません。これはどういうわけなのか!? もしかして、これはノーカーボン紙じゃなく普通の紙だから写らないとか?

いえいえ違います。この4枚目の黄色い紙もノーカーボン紙なので、表紙の一番上からペンで書いたりすれば、4枚目までしっかり複写されます。それならなぜ複写されないのでしょうか?

実はこれ、製本上の理由で複写されていないんです。

本誌は製本機で製本されているのですが、その機械の仕様上、表紙は1枚しかつけられません。まあ、これは至極当然。複数枚つけられる仕様になっていても、そんな実力を発揮する機会はそうそうないでしょうから。

でも、今回の『デザインのひきだし』に限っては、表紙を4枚くっつけたい。

そこでとられた方法が、まず4枚目の黄色いノーカーボン紙を表紙の紙として、本文と一緒に、製本機で製本します。それがこちらの状態。

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三方断裁までして仕上がった状態で、別途つくっておいた3枚重なって、かつ箔押し加工された表紙を、背に糊をつけてくっつけているんです。こちらが別表紙。

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こうして書くと簡単なことですが、別表紙をつけた後は化粧断ちしないので、しっかりと仕上がりサイズにしておかないといけないし、それを手作業で4枚目の表紙がついた本体にくっつけないといけないしで、けっこう手間がかかっているんです。

仕上がった状態で箔押しすることは難しいので、別表紙を貼る前に箔押し加工をしているので、重なった3枚には箔押しによって文字が複写されているものの、最初から製本されていた4枚目の黄色いノーカーボン紙には複写されていなかった、ってワケなのでした。

さあ、次号の表紙はどんなものにしようか。今から頭を悩ませます!
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by design_hikidashi | 2013-10-23 21:04 | ただいま制作中!

『デザインのひきだし20』第2特集は……

『デザインのひきだし20』、まだまだ記事紹介は続きます。
さて、今回の第2特集は「食べられる印刷加工」。

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デパ地下などを訪ねると、実はかわいい印刷が入ったお菓子がたくさんあることに気づきます。これらは、どんな印刷方式で、どのように印刷されているのでしょうか? そんな疑問におこたえする特集です!

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かわいい印刷がセールスポイントの瓦煎餅工場に潜入して、その印刷過程をレポートしたり……

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家庭用プリンタに可食インキを装着して、自分で「食べられる印刷」ができる方法を紹介したり。
読んで見て、食べて楽しい特集になっていますので、ぜひご覧いただければ幸いです。もちろん、どこにお願いすれば印刷加工したお菓子をつくることができるのか、実際に頼める会社もいくつかご紹介していますので、ご活用ください。

* * *

さて、まだまだご紹介しきれていない連載にも触れます!

「もじ部 〜フォントの目利きになる」では、毎日新聞書体やモリサワ「新ゴ」、アドビ システムズの「小塚明朝・ゴシック」をデザインされた、小塚昌彦さんがご登場!

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「横組み時代のひらがなを考える」というテーマで熱く語っていただいています。

また、その道数十年の「名工」を訪ねるインタビュー企画「名工の肖像」では、箔押しやエンボスなどのさまざまな版や型を手がける工業彫刻の手彫り職人さんが登場。

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ツジカワ創業時代から現在までの仕事について語ってくださっています。古くからの機械が並ぶ同社工場の写真も必見です。

* * *

最後にちょっとおまけ。
先日もご紹介した第1特集「専門印刷を転用して、コスト省・少部数からのステキ印刷物をつくる 印刷ハック!」。OPP袋にまとめて入っている投げ込み付録のひとつ、軟券印刷でつくったイベントチケット。

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実は、先日のブログでご紹介した「圧着DMでつくった袋綴じページ」と同じく、このチケットにも全冊に異なったナンバリングが入っているんです。

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5枚綴りのものが1セットずつOPP袋に入っており、番号は000001から054000まであります。こちらは読者プレゼントなどの企画はないのですが、お手元に届くのが何番か、ぜひご覧になってみてください!

※なお、「ひきだし♥紙祭り」は架空のイベントです。

……さて、まだまだ書ききれなかった第3特集や、「今回の『ひきだし』は、なぜ開きがいいのか!?」などについては、また次回ご紹介したいと思います。

【デザインのひきだし20 これまでの記事】
『デザインのひきだし20』発売します!
『デザインのひきだし20』連載はこんな感じです。
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by design_hikidashi | 2013-10-07 12:19 | ただいま制作中!

『デザインのひきだし20』発売します!

年に3回と、かなりゆるやかなペースで(でもつくってる方はヒイヒイ言ってますが……)出している『デザインのひきだし』。今年出す最後の1冊『デザインのひきだし20』が発売となりました。わーわーわー。

今回は「専門印刷を転用して、コスト省・少部数からのステキ印刷物をつくる 印刷ハック!」と題した特集を掲載しています。

これは例えば

「コースターに使われてる、フワッとしたいい質感の厚い紙を使った印刷物をつくりたい。でもいつもお願いしている印刷会社では『それはうちでは刷れないですね』とか『うちじゃ紙を仕入れられないですよ』などと言われて、結局使えなかったんですよね……(涙)」

とか

「チープで粗雑な黄色やピンクの更紙に印刷したいんだけど、紙が巻取でしか買えないって言われてしまって……(涙)」

などと、いろいろな理由で、自分がつくりたいと思っている印刷物が実現できないことがある。あるというか、そういうことは非常に多いのではないだろうか。

でもちょっと発想を転換してみよう。「コースターの紙が使いたいなら、いつもたくさんつくっている『コースター印刷屋さん』にお願いすれば、紙もいつも在庫してるし、印刷の慣れているはずだ!」「巻取しかないような紙でも、それを専門に使っている、例えば輪転チラシ印刷屋さんなら、巻取1本分すべて使わなくても、在庫紙で自由な部数で刷ってもらえるはずだ!」

そう、鳴かぬなら鳴かせてみようホトトギスではなく、鳴かぬなら鳴くとこに行こうホトトギス作戦だ!(下手ですみません……)

そんな、ステキ印刷物がつくれて、かつ個人的にでも新規取引でも面倒見よく対応してくれる印刷加工会社をどどんとご紹介。そこでどんなことができるのか、どうやって頼めばいいのかなどなど、印刷物制作に携わっている人なら、必ずビビビとくる特集になっていると思います。

中でご紹介している印刷加工を少しだけご紹介してみよう。

まず、領収書や宅配便の伝票などでおなじみの「伝票印刷」。いくつかの手法があるが、それをデザイナーの三星安澄さんはフライヤーに使ったとのこと!(その詳細は本誌インタビューにてご紹介しています)上から書くと下の紙に転写される伝票印刷。意外と安く、またいろいろな加工や紙の枚数を変えるなど、組み合わせは自由自在。

これはおもしろい! と、今号の本誌表紙にも、伝票印刷を採用しました。ジャジャン。
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これが表紙(1枚目)。

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1枚目の表紙をめくったところ。おおお、1枚目の裏のカーボンが転写されている!

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2枚目の表紙(ピンクの紙)をめくったところ。3枚目にも転写が!!

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そして最後の(4枚目の)表紙。黄色いノーカーボン紙をつかっている。

重ねてはじめてその面白さが感じられるので、今回は表紙が4枚あるというイレギュラーな仕様になっています。そして、当然のことながら、伝票印刷しただけでは、次の紙になにか転写されるわけはない。実は伝票印刷したものを3枚重ねて、その上から箔押ししているのだ!
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そうすると、箔押しの圧力が、上から書くということと同じ作用を加えるため、箔押しした部分が下に下にと転写されているというわけ。
じゃあ、4枚目の黄色いノーカーボン紙はなぜ転写されていないのか、という疑問は、また別の日にご説明します。

他の印刷加工もいくつか。

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(左ページ部分)これは「圧着DM」を利用して、ページの一部を袋綴じページにしてみた、という実物綴じ込み付録。普段、DMでよく目にする圧着ハガキは、サイズを違えることも型抜きをすることもいろいろな仕様でつくることができる。また1枚ずつに違い情報を刷ることができる「可変印刷」もできるため、今回は7のゾロ目が出た人はあたり! という即席クジも付いています。
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私が「7648」だったので、はずれ……。あと129冊後の人が当たりってことですね。

辞書の本文ページなどによくつかわれる薄紙。あれをフライヤーとかほかのものにも使えればな……なんてことも思いますよね。平判の紙にそれもフルカラー・高精細オフセット印刷ができる吉田印刷所で、その実力をガツンと見せつけてもらいました。イラストレーターの福田利之さんが描いてくださったすてきなイラストを全面に、これでもか!とインキを載せて刷ってもらいました。
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この薄さ、写真でわかるかしら?
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こちらは、折り込みチラシなどによくつかわれる、素朴でチープな風合いが魅力的な黄更紙やピンク更紙を使った印刷トライアル。チラシ専用の小さな輪転機なので小ロットからでもオーダーできるのがうれしい。加えて、新聞のような端がギザギザした状態にしてもらうこともできるのが、これまたうれしすぎる!
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今回は、特集と連動した印刷サンプルが、綴じ込まれたものだけでなく、OPP袋にまとめて投げ込み付録としても付いています。
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紙ナプキン印刷屋さんで、それを転用し、紙ナプキンのフライヤーをつくってもらいました。すてき!デザインは岡本健さん。

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荷札タグ加工機をつかって、荷札タグのようなハトメや玉紙がついたカードをつくったり。デザインは名久井直子さん。

あと、海外でよく見かける「ロール状のタグ」。これはどうやってつくっているんだろうと長年思ってきましたが、今回、なんとシール印刷機を使えばかんたんにつくれる! ということが実験の末、判明。コスモテックさんにお願いして、トライアルしてみました。
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他にもさまざまな印刷加工を、実物綴じ込みと共にご紹介しています。

ふぅ。本当は他の特集や連載もご紹介しようと思ったのですが、長くなりすぎるのでまた明日以降でご紹介します。

早いところでは今日あたりから書店店頭に並んでいますので、ぜひ現物をお手に取ってごらんください。amazonでは10月5日発売となってますね。今予約していただければ、発売日にすぐ発送していただけるかと。

今号も、どうぞよろしくお願い致します!

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『デザインのひきだし20』
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第1特集
専門印刷を転用して、コスト省・少部数からのステキ印刷物をつくる
印刷ハック!
コースター原紙を使ってDMをつくりたいけど、少量だと紙も買えないし、いつもお願いしている印刷会社は「刷ったことないんですよね……」なんて言われてしまう。でもそんなときは、コースター専門印刷会社に発注すればいいのだ! 自分とは縁がないと思いがちな、各種専門印刷。でも実はだれでも頼むことができ、特殊な紙や印刷加工が手軽に使うことができる。本特集では、そんな専門印刷を別に転用して使う、つまり印刷をハックするテクニックをご紹介。コースター印刷・伝票印刷・新聞印刷・チラシ印刷・薄紙印刷・紙ナプキン印刷・ダンボール印刷・荷札タグ加工・シール印刷・軟券印刷・ソノシート加工などなど、今まで知らなかった印刷を試してみよう!

第2特集
食べられる印刷加工
デパ地下で見られる、かわいい印刷が入ったお菓子の数々。オンリーワンの写真入りバースデーケーキ。そんな「食べられる」印刷のあれこれを大特集。なんと個人的にインクジェットプリンタでも食べられる印刷ができる!

巻末特集
エコな印刷物ってどんなもの?
「エコな印刷物」にしてほしい、なんて言われても、どうしたらいいのか……。そんな悩みにズバリお答えします!

連載・記事
佐藤直樹直撃![葛西薫・中島英樹・菊地敦己に直撃]/Typecacheの欧文フォントはここを見ろ!/タテヨコナナメ・デザイン談義[上條桂子・佐々木貴江(青山ブックセンター)/セキユリヲ]/もじ部~フォントの目利きになる![小塚昌彦]/名工の肖像[ツジカワ]/海外の現場から[中国の板紙工場]/編集部注目PICK UP![新しいファンシーペーパー・モフル]/本づくりの匠たち[並製本・図書印刷]/祖父江慎の実験だもの[光源変色インキに挑戦!]/レイアウトあぶりだし[野口孝仁・美術手帖]/佐藤直樹・デザインを考えない

初版限定実物見本
超薄紙印刷+A3コート&色更紙印刷+圧着ハガキ+偽造防止印刷+コースターでDM+紙ナプキンのフライヤー+荷札タグのしおり+ダンボールのハガキ+軟券印刷でチケット+タブロイド+光源変化印刷+新しい紙・モフル全11色

グラフィック社編集部編 2000円+税
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by design_hikidashi | 2013-10-03 14:24 | ただいま制作中!

黒々した墨インキ「サタンブラック」と「デビルブラック」

ピカピカな表紙の『デザインのひきだし19』、今週はかなりの書店さんに並んでいると思いますので、ぜひ目についたら(つきやすいと思いますので……)お手に取ってご覧ください!

今日からは中身を少しずつ、ゆっくりとご紹介していこうと思います。

濃ーーーい墨で刷ってほしいときって、結構ありますよね。私も「女神のスーパーブラックで」とか「東京インキの888(スリーエイト)で」など、通常のプロセスブラックインキより濃い色の墨インキを指定することがよくあります。

今までは濃い墨というと上記のものがよく指定されていたように思いますが、今回あらたに2色・各2タイプの墨インキが登場しました。その名も「サタンブラック」と「デビルブラック」。

このキャッチーな名前の墨インキは、蛍光色(FLASH VIVA DXシリーズ)の鮮やかさでもおなじみのT&K TOKAが製造販売を開始した新製品。「サタンブラック」が標準色タイプの漆黒度の高い墨インキで、「デビルブラック」が青口タイプの色調の漆黒度の高い墨インキだ。

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今回の『デザインのひきだし19』では、サタンブラック・デビルブラックの2つの墨インキと、加えて比較しやすいようにプロセスブラックインキ(通常のCMYK印刷に使われる墨インキ)を、同じ紙上で刷り比べた印刷物を綴じ込んでいます。上記写真がその一部。

写真のサンプルは、コート紙に刷ったもので、クマ部分がサタンブラック、地がプロセスブラック、またクマの目の部分はサタンブラックの上にグロスOPニスを、耳や首部分にはマットOPニスも刷っています。このシートの下部にはデビルグラックのクマが刷られているため、実際に印刷するときに役立つチャートになっていると思います(このすばらしいデザインは、大島依提亜さんによるもの!)。

実はこのサタンブラックとデビルブラックは、コート紙用(塗工紙用)とノンコート紙用(非塗工紙用)の2タイプがあり、後者はインキ名の後に「NC(ノンコートの略)」がつく。

それぞれのインキは紙によってかなり効果がことなるため、本誌にはコート紙(グロスタイプ・マットタイプ)や微塗工紙、上質紙、中質紙などに同じインキで刷って、計8枚綴じ込んでいます。

ちなみに、コート紙用を非塗工紙(上質紙)に刷ったものや、ノンコート用をコート紙(マットコート紙)に刷ったもの等、適してないタイプのインキを使った刷りサンプルも入っていて、「タイプの合わないインキをつかったらどうなるの?」というのも一目瞭然です。

もう販売も開始されていて、インキ指定すれば使えるそうですので、ぜひこの「濃い」墨インキ、実物を本誌でご覧ください!
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by design_hikidashi | 2013-06-11 17:15 | ただいま制作中!

『デザインのひきだし19』発売しました!

蛍光チカチカな号から早くも4ヶ月がたち、今度はピカピカな『デザインのひきだし19』が発売となりました。ひきだしでは7年前の創刊号で金銀ピカピカを特集しましたが、それからずいぶんと時間がたち、新製品や新技術も大変たくさん登場しています。

震災後の物資不足や自粛ムード、景気の悪さなど、さまざまな要因から、一時期はピカピカきらきらした印刷物は特に敬遠されることが多くありました。今回、こうしたピカピカ関連の会社(というのも変な表現ですが……)を取材する中でも、そんな話を数多く耳にしました。でも、昨年秋以降、そこから徐々に脱却し、ピカピカきらきらした印刷加工物の需要が増えてきているとも耳にします。

今回の『デザインのひきだし19』では、目立つ、高級感がある、そしてコピーやプリントアウトではなかなか表現できない「金銀や色メタリック、ホログラム、パールなどのピカピカきらきらした」印刷物や紙、加工を特集します。インキ(印刷)編、紙編、箔(加工)編と大きく3つにカテゴリ分けをして、実物サンプルをできるだけ綴じ込んだ大特集です!
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表紙もホログラム箔とブルーメタリック箔の2度押しでピカピカ!

インキ編では、オフセット印刷で使える金銀インキを中心にご紹介しています。今回改めて各インキメーカーに取材をしてみて、今春以降にこんなにも高輝度な金銀インキが発売されたのか! と本当に驚きました。以前ひきだしで特集した「LR輝」の圧倒的な輝き感にびっくりしていましたが、いやいや他社も負けてはいない。「白っぽい高輝度な銀」とか「超高輝度な金銀」とか「後加工(ニスとかPP貼り)に強い金銀」とか「UVでも輝度感の高いインキ」などなど、どれもコート紙と上質紙に刷ったサンプルを綴じ込んで、余すところなくご紹介しています。
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インキサンプルは全23枚!

箔編では、「こんな色メタリックの箔を使いたかった!」と誰もが思う「村田金箔のカラーメタリックホイル」見本を、全13色綴じ込んでいます。すべて「常備在庫」なので、特注箔などとは違い、かなり気軽に使えるのがうれしいところ。もちろん編集部ももう使っています(笑)。
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他にも、一般的な金銀箔とはひと味違う、顔料タイプの「金銀箔」サンプルも綴じ込みました。通称「泥箔」とも呼ばれるこの箔は、独特なマット感が美しく、一般的なつや消しマット箔ともひと味違う仕上がりです。こちらも常備在庫品なので、使いやすく、もちろん編集部ももう使っています(笑)。
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紙編では、さまざまなピカピカ紙をご紹介していますが、まず注目していただきたいのが、(紙編の)一番最初に綴じ込まれている以下の5枚のピカピカ紙。

どれも銀紙なのですが、製法によってその輝度感が全然違うのが一目瞭然。一番上が鏡のように輝く
「アルミ蒸着フィルム貼合紙」から、一番下がアルミフォイルの裏のような「アルミペースト塗工紙」と、上から順に輝度感が高くなっています(そして輝度感が高い方が、基本的に価格も高い)。
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他にもさまざまなタイプの金銀パール紙サンプルを綴じ込んでいます。その数なんと27枚! 正直これだけでも、1枚ずつ買えば2000円を超えてしまうんではなかろうか、という豪華さ。
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そして、紙にメタリックフィルムを貼って、小ロットからオリジナルメタリックペーパーがつくれるという記事を掲載していますが、そんな貼合フィルムに新しいタイプが登場。ベースはかなりマットな(見方によっては白にも見えるくらい)銀なのですが、その上にインキをのせると、その部分だけがきらピカっとグロスメタリックになる、というもの。これホントに面白い!
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ご紹介は最後になってしまいましたが、特集の最初に「祖父江慎の実験だもの」が特別収録されていて、そこでは昔はよく使われていたのに、今ではほとんどできるところがなくなってしまった「振り金加工」を実験しています。インキでは出せないこの輝き感、青金、赤金両方を綴じ込みましたので、ぜひ実物をご覧ください。
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巻末特集では、昔からずっと続けられてきている、伝統的な印刷加工の匠を訪ねます。金泥吹絵、コロタイプ印刷、機械木版、和装本(和綴じ、巻子本、帙)の製作現場に伺い、それぞれの技を見せていただきました。

その中から機械木版(木版を活版印刷機に取り付けて印刷する技術。手摺りの木版では、一版で多色を刷る技術が昔から使われているが、この機械木版でもそれを再現しており、一度刷りでグラデーションなどが刷れる「ローラーぼかし」という技が使われています。

そのローラーぼかしを使った、和菓子の掛け紙が実物サンプルとして綴じ込まれていますので、こちらもぜひご覧ください。こちら、8柄のうちどれか1柄が綴じ込まれています。私の見本誌は菊の模様でした。葉っぱのグリーンにグラデーションが入っていますが、これも一度刷りで刷られています。
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特集以外の連載記事も充実しています。今日は長くなってしまうので特集のご紹介のみにしますが、ぜひ書店でお手に取ってご覧ください。どうぞよろしくお願いいたします!


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『デザインのひきだし19』
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第1特集 ピカピカきらきらする印刷・紙・加工テクニック
目立たせたい、高級感を出したい。そんなときにうってつけなのが、金銀や色メタリック、ホログラム、パールなど、ピカピカきらきらしたもの。そんな紙や印刷・加工をうまく使ったデザイン、そして実践テクニックについて徹底大特集。過去最多の綴じ込み付録とともに、最新のピカピカ事情ご紹介します。

巻末特集 日本の伝統印刷加工職人を訪ねる
ずっと昔から伝わり、つくり続けられてきた印刷物。そこには、先人たちから伝わる技術を黙々と伝え続け、現在でも印刷加工をし続けている匠たちがいる。「コロタイプ印刷」「金泥吹絵」「機械木版」「和装本(和綴じ、巻子本、帙製作)」それぞれの伝統印刷加工の職人を訪ねます。

連載・記事
デザイン道場[ワインラベルのデザイン・粟辻美早/小杉幸一(博報堂)/宮田裕美詠]/もじ部~フォントの目利きになる![タイププロジェクト・鈴木功]/名工の肖像[王子エフテックス]/海外の現場から[ドイツの紙・紙製品展示会ペーパーワールド]/編集部注目PICK UP![凸版印刷・グラフィックトライアル]/編集部注目PICK UP![新しい紙・OKミューズガリバーシリーズ]/編集部注目PICK UP![深い墨インキ・サタンブラック&デビルブラック]/金剛地デザイン研究所[企画展《キャンパスに残っていた偽札印刷工場―5号棟調査報告―》]/北川一成の負けた![ビールのデザインに負けた]/本づくりの匠たち[コロタイプ印刷・便利堂]/祖父江慎の実験だもの[振り金加工に挑戦!]/レイアウトあぶりだし[古平正義『秋田寛のグラフィックデザイン』のデザイン]佐藤直樹・デザインを考えない

初版限定特別付録
振り金見本2枚+金銀インキ見本23枚+箔見本6種類+ディフラ加工見本+コールドフォイル見本+メタリックペーパー32種類+凸版・グラフィックトライアル見本+サタンブラック&デビルブラック印刷見本8種類+OKミューズガリバーシリーズ7種類+活版による掛紙印刷

表紙のヒミツ
本表紙は、オフセット印刷で2色を刷った上に、クルツのライトブルーのメタリック箔[MTS 308]とホログラム箔[SB Center]を使用し、2度の箔押し加工を施している。非常に細かい絵柄があり、箔押し同士が重なっていたりと、箔押しは大変困難なデザインだが、箔押し用版は学術写真製版所、その版を使用した箔押し加工はトミサカと、二社の卓越した技術で実現されている。詳しくは本誌80ページにて。
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by design_hikidashi | 2013-06-06 16:52 | ただいま制作中!

「もじ部」今回は2回分まとめて参加者募集!

【6/17追記】
当選者の方に「参加決定のお知らせ」をメールにてご連絡しました。


【6/13追記】
こちらの募集は締めきりました。たくさんのご応募、ありがとうございました。結果は当選者にのみ、メールにてお知らせいたします6月17日頃までにご連絡の予定)ので、ご了承ください。

こんにちは。編集部・雪です。
ピカピカきらきらする印刷・紙・加工テクニックを特集した『デザインのひきだし19』がまもなく発売になるところですが、「もじ部」では早速、『デザインのひきだし』20号、そして21号の参加者を募集します。今回は、ご登場いただく部長のスケジュールのご都合により、近い時期に連続して2回分を開催することになりました。

さて、気になる「もじ部長」は……

次の20号(2013年10月初旬発売)もじ部長は、小塚明朝・小塚ゴシックをデザインされた小塚昌彦さん

21号(2014年2月初旬発売)もじ部長は、イギリスの書体デザイナー、マシュー・カーターさんです!

以下、詳細をお読みのうえ、ご希望の回にご応募ください。なお、応募の際は、どちらかの回をご選択くださいますよう、お願いします(両方同時の応募はできません)

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デザインのひきだし連載企画
「もじ部〜フォントの目利きになる!〜」


フォントの良し悪しって、どうやって判断したらいいんだろう? 書体の制作背景や作り手の意図がわかったら、フォント選びがもっと楽しく豊かな時間になるかもしれない。

そんなふうに思っている『デザインのひきだし』読者に集まっていただき、フォントメーカーや個人の書体デザイナーの方などフォントの作り手を訪ねて、制作背景やコンセプト、この書体のここを見てほしいというポイント、フォント選びの考えかたなどを、じかに教えていただこうという企画です。

この連載企画では、毎回、読者の方から参加希望者を募集しています。開催概要は以下のとおり。

※第9回もじ部の様子は『デザインのひきだし20』(2013年10月上旬発売)、第10回もじ部の様子は『デザインのひきだし21』(2014年2月上旬発売)誌面に掲載します。

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デザインのひきだし20
「もじ部 ~フォントの目利きになる!~」参加者募集

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【第9回「もじ部」開催概要】
●日時:2013年7月10日(水)14:00~17:00
●もじ部長(スピーカー):小塚 昌彦さん

●テーマ:横書き時代の「ひらがな」を考える
ひらがなは表音文字であって、一文字では意味を持たず、言葉としてつながらないと意味を成しません。このためひらがなは、一文字の一点一画のデザインを変えても48字すべてに影響するというほど、それぞれの形が密接に関係しあっているものです。ひらがなはもともと草書の縦書きから生まれましたが、現代においては、ノートも手紙も横書きする人が多くなっています。日本語が横組みされることが増えているいま、あらためて原点に返り、この時代に合ったひらがなを考えてみたいと思います。 現代の日本語におけるひらがなの機能を活かしたデザインの書体はあるのか、そういう書体をどう使うべきか。筆ではなく「硬筆の時代のひらがな」をコンセプトとした小塚明朝・小塚ゴシックをデザインされた、タイプデザインディレクターの小塚昌彦さんにお話をうかがいます。

●開催場所:株式会社モリサワ 東京本社 (飯田橋)
●募集定員:5名
●参加対象者:書体、フォントに興味のある方でしたら、どなたでも(フォント制作関係者の方もOKです!)。また、『デザインのひきだし』誌面に顔写真、お名前などが掲載されることをご了承いただける方に限らせていただきます。

【応募方法】
氏名、年齢、職業(学校名)、メールアドレスに、「小塚昌彦さんに聞いてみたいこと」を添えて、デザインのひきだし編集部までメールをお送りください。
●メールの件名は「小塚さんのもじ部参加希望」でお願いします。
応募先 → hikidashi@graphicsha.co.jp

※定員を上回る方のご応募があった場合、抽選とさせていただきます。
※結果は当選者にのみメールにてお知らせいたします(6月17日頃までにご連絡の予定)

【応募〆切】
6月13日(木)午前10時まで

小塚昌彦さんプロフィール:
1929年、東京生まれ。タイプデザインディレクター、書体設計家。1947年、毎日新聞社に入社。金属活字の鑄造を担当した後、ベントン彫刻機用の原字制作でチーフを務めるなど、活字書体の開発に携わる。1970年以降は、毎日新聞CTSデジタルフォントの開発を担当。1984年に同社を退職。翌1985年にはモリサワのタイプデザインディレクターに就任し、リュウミンや新ゴなど主要書体の開発に携わる。1992年、アドビ システムズのタイポグラフィディレクターに就任。小塚明朝・小塚ゴシックを制作した。2007年、佐藤敬之輔賞を受賞。



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デザインのひきだし21
「もじ部 ~フォントの目利きになる!~」参加者募集

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【第10回「もじ部」開催概要】
●日時:2013年7月1日(月)14:00~16:00
●もじ部長(スピーカー):マシュー・カーターさん

●テーマ:「マシュー・カーターさんに聞いてみたいこと」
世界的なタイプデザイナーのマシュー・カーターさんへの質問を大募集。みなさんから寄せられた質問にお答えいただきます。

●開催場所:株式会社モリサワ 東京本社 (飯田橋)
●募集定員:5名
●参加対象者:書体、フォントに興味のある方でしたら、どなたでも(フォント制作関係者の方もOKです!)。また、『デザインのひきだし』誌面に顔写真、お名前などが掲載されることをご了承いただける方に限らせていただきます。

【応募方法】
氏名、年齢、職業(学校名)、メールアドレスに、「マシュー・カーターさんに聞いてみたいこと」を添えて、デザインのひきだし編集部までメールをお送りください。
●メールの件名は「マシュー・カーターさんのもじ部参加希望」でお願いします。
応募先 → hikidashi@graphicsha.co.jp

※来日スケジュールの関係上、第9回と第10回の開催日と掲載号が前後します。ご了承くださいますよう、お願いいたします。

※定員を上回る方のご応募があった場合、抽選とさせていただきます。
※結果は当選者にのみメールにてお知らせいたします(6月17日頃までにご連絡の予定)

【応募〆切】
6月13日(木)午前10時まで

質問も同時に大募集!
メールの件名を「マシュー・カーターさんへの質問」とし、お名前と職業を書き添えて、応募先と同じメールアドレスまでお送りください。


マシュー・カーターさんプロフィール:
タイプデザイナー。1937年生まれ。この50年間、 手彫りの活版文字からコンピューターフォントまでの書体をデザインしてきた。 ライノタイプ社との長年にわたる取り組みの後、1981年にデジタルフォント制作のビットストリーム社を共同で立ち上げ、10年後にシャリー・コーンと共同経営のカーター&コーン・タイプ社(マサチューセッツ州ケンブリッジ)をスタートして社長に就任、現在に至る。オリジナル書体開発のデザイナーおよびプロデューサー。

ITC Galliard、Snell Roundhand、Shelley scripts、Helvetica Compressed、Olympian(新聞用書体)、Bell Centennial(アメリカの電話帳用)、ITC Charter、ギリシャ文字、ヘブライ文字、キリル文字、デバナーガリ文字などの書体をデザイン。カーター&コーン・タイプ社設立後は、Mantinia、Sophia、Elephant、Big Caslon、Alisal 、 Miller などの書体を手がけている。
2011年にはモノタイプ・イメージング社からCarter Sansをリリースした。

90年代の中頃から、マイクロソフト社のスクリーンフォントシリーズのデザインに取り組み、コンピュータのモニター上で出来る限り読みやすさを追求した書体開発を行った。そのなかでVerdana、Tahoma、Nina(携帯デバイス用圧縮書体)はサンセリフ、Georgiaはセリフ書体。

ロイヤル・デザイナー・フォー・インダストリーの一人であり、アートディレクターズクラブ(NY)殿堂入り。イェール大学グラッフィックデザイン科上級講師も長年にわたり務める。クライスラー賞、AIGA 金賞、タイプディレクターズクラブ金賞、マッカーサーフェロー賞など受賞。



以上です。みなさまのご応募をお待ちしています。
どうぞよろしくお願いいたします!
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by design_hikidashi | 2013-05-30 14:52 | ただいま制作中!

「もじ部」 タイププロジェクト鈴木功さんの回、参加者募集!

【3/4追記】
当選者の方に「参加決定のお知らせ」をメールにてご連絡しました。


【2/28追記】
こちらの募集は締めきりました。たくさんのご応募、ありがとうございました。結果は当選者にのみ、メールにてお知らせいたします(3月4日頃までにご連絡の予定)ので、ご了承ください。
* * *

こんにちは。編集部・雪です。
蛍光ピカピカの『デザインのひきだし18』が発売になったばかりですが、編集部はさっそく、次号『デザインのひきだし19』に向けて始動中。本日は、「もじ部~フォントの目利きになる!~」参加者募集のお知らせです。

19号の「もじ部長」はAXISフォントをデザインした、タイププロジェクトの鈴木 功さんです。

今回は、鈴木さんが手がける「都市フォント」プロジェクトのなかから、名古屋のために開発された「金シャチフォント」の開発背景や制作過程、グッズ展開のお話を中心に、文字への新しいアプローチによる日本語フォントの活性化などについてお話いただきます。開催場所はタイププロジェクトのオフィス。文字の生まれる場所を体感しながら、制作過程のたくさんの資料とともに(フォントができあがるまでのラフスケッチや原字もたっぷり見せていただきます!)、お話をお聞きします。
※都市フォント名古屋 http://typeproject.com/projects/cityfont-nagoya

以下、詳細です。
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【デザインのひきだし連載企画「もじ部」概要】

フォントの良し悪しって、どうやって判断したらいいんだろう? 書体の制作背景や作り手の意図がわかったら、フォント選びがもっと楽しく豊かな時間になるかもしれない。

そんなふうに思っている『デザインのひきだし』読者に集まっていただき、フォントメーカーや個人の書体デザイナーの方などフォントの作り手を訪ねて、制作背景やコンセプト、この書体のここを見てほしいというポイント、フォント選びの考えかたなどを、じかに教えていただこうという企画です。

この連載企画では、毎回、読者の方から参加希望者を募集しています。
第8回「もじ部」の開催概要は以下のとおり。
※第8回のもじ部の様子は『デザインのひきだし19』(2013年6月上旬発売予定)誌面に掲載します。

【第8回「もじ部」開催概要】
●日時:2013年3月9日(土)14:00~17:00
●開催場所:Type Project ( 場所 ) ※東京都内
●もじ部長(スピーカー):鈴木 功さん
●募集定員:6名
●参加対象者:書体、フォントに興味のある方でしたら、どなたでも。ただし、フォント制作に関わるお仕事をされている方はご遠慮ください。また、『デザインのひきだし』誌面に顔写真、お名前などが掲載されることをご了承いただける方に限らせていただきます。

【応募方法】
氏名、年齢、職業(学校名)、メールアドレスに、「鈴木功さんに聞いてみたいこと」を添えて、デザインのひきだし編集部までメールをお送りください。
メールの件名は「もじ部参加希望」でお願いします。
応募先 → hikidashi@graphicsha.co.jp

※定員を上回る方のご応募があった場合、抽選とさせていただきます。
※結果は当選者にのみ、メールにてお知らせいたします(3月4日頃までにご連絡の予定)

【応募〆切】
2月28日(木)午前10時まで

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鈴木 功さんプロフィール:

●タイププロジェクト代表、タイプディレクター。1967年、名古屋生まれ。YAG亀島美術研究所を経て、91年愛知県立芸術大学デザイン科卒業。93年~2000年まで、タイプデザイナーとしてアドビ システムズ株式会社に勤務。2001年、タイププロジェクト設立。2001年9月 デザイン誌「AXIS」リニューアルのために制作したAXISフォントを発表。2002年ポーラ美術館サイン用書体をデザイン。2005年1月 株式会社ポーラ コーポレート・スローガン「肌に美しい未来を」制作。2008年11月 NTTドコモ携帯(シャープ製SH-01A)にAXIS Font搭載。2011年10月エウレカコンピュータ社eスポーツグラウンドにAXIS Font搭載。

●2003年AXIS Font、2008年AXIS Condensed とCompressed がグッドデザイン賞を、2009年ドライバーズフォントでグッドデザイン・フロンティアデザイン賞を受賞。

●都市フォントプロジェクトは、2009年6月にサイトを立ち上げ、金シャチフォントと濱明朝体を発表。同年12月、『文化庁メディア芸術プラザ』Curator's Choiceに選出。2010年10月、金シャチフォント展開催(名古屋)。金シャチフォントが名古屋弁かるたに採用。

タイププロジェクト http://www.typeproject.com/



以上です。みなさまのご応募をお待ちしています。
どうぞよろしくお願いいたします!
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by design_hikidashi | 2013-02-12 15:56 | ただいま制作中!