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デザインのひきだし・制作日記

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カテゴリ:ただいま制作中!( 114 )

デザインのひきだし31 完成!

1号あたり1回しかブログ書いてなくてすみません……。今回はもっと書きます!

前号は本当にあっという間に売り切れてしまい、ありがたいやら、買えなかった方には申し訳ないやら。今回もamazonの予約で、総合順位一桁台になっていて驚くばかりです。他のネット書店でも総合一桁台とか、本当でしょうか。マニアックな専門誌だと思ってつくっているので、日本国民のみなさん大丈夫なのかな……。

そんな今号『デザインのひきだし31』のご紹介をしたいと思います。全体を一度に紹介すると長すぎるので、今日はまず特集のご紹介を。

特集は「本当につくりたいのはこれだ! 刷りもの&紙もの・オリジナルグッズ大特集」です。どんなノベルティグッズをつくったらいいんだろう? という疑問を解消するアイデアソースと、それを頼める発注先・価格・最小ロット・納期などの必要情報がまるわかり! 実物サンプルも豊富に付録した、グッズづくりにお役立ちの一冊です。

グッズをつくるとき、発注先を探すより先に、まずはどんなグッズをつくったらいいのかに悩むことも多いと思います。そんなときは、「胸きゅん・グッズ紹介」ページをペラペラめくってグッズ作品紹介を見れば、いいアイデアが浮かびやすいと思います。

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オリジナルグッズ、ノベルティグッズなど、グッズをつくる機会っていろいろありますよね。そんなとき、名入れボールペン、名入れメモ帳、缶バッチなどの定番グッズもいいですが、本誌でご紹介しているのは、品質にこだわり、本当につくってみたい・もらいたい・買いたいと思ってもらえるようなグッズばかり。

そんなグッズを1からつくる場合の紹介の前に、名入れと同じ手法ながら、それを箔押しでつくると、こんなかっこいいグッズができる! という、既製品になんでも箔押ししてもよう実験記事を掲載。ここでつくった箔押しグッズが本当にかっこいいんです。参考価格やロットも載っていますので、小ロットでかっこいいグッズをつくりたいときは、既製品のものを買い、そこにオリジナル柄の箔押しをするという手もあり!です。
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例えば、こちらもグッズの定番品「うちわ」。普通はプラスチックの骨にオフセット印刷したようなタイプがほとんどで、あとはエコうちわ的な丸く型抜きされていて指穴が開いてるタイプでしょうか。でも本当にほしいと思えるのは竹骨のうちわだったりします。そこで本誌では竹骨うちわの発注先や単価、ロット数、納期などをご紹介。こんな風に、刷りものもしくは紙ものの決定版のようなグッズだけをご紹介しています。

和紙を使ったポチ袋(活版印刷タイプ・オフセット印刷タイプ)なんかも、もらったらうれしく、またお金を出しても買いたいグッズですよね。
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定番グッズであるシールも、昔ながらの封緘シールのようなものや、マスキングテープ素材でつくれるなど、本誌ならではの紙ものばかりをご紹介しています。
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紙加工製品での大ヒット商品「テラダモケイ」もオリジナルがつくれる! そんな情報も載っていますし、他で見たことがないオリジナル画鋲がつくれるところも紹介していたり。
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これは後から紹介する実物付録つきのグッズですが、かみの工作所が製造してくれる「めいしばこ」。
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こういうグッズはなかなか発注先を探しにくく、またネットで探し当てられたとしても、単価や最低ロットがすぐにわからなかったりしますよね。でも本誌ならそんなグッズがどーんと載っていますので、ペラペラめくれば必ずつくりたいグッズにたどり着けると思います。

そして! 今回も本誌はこんなにボコッとした仕上がりです……。
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そのわけは、特集でご紹介しているグッズのいくつかを、実物サンプルとして付録しているからです。こんな感じでOPP袋に入れて投げ込んでいます。
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中身のいくつかをご紹介します。

和紙でつくったポチ袋は、オフセット印刷タイプはヒグチユウコさんが描いた小春ちゃん! か、かわいい。活版印刷タイプはのぐちようこさんデザイン。こちらも活版ならではのマージナルゾーンがでていてうっとり。
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絆創膏もオリジナル柄で! イラストレーターの福田利之さんのイラストでつくらせていただきました。この2柄のうちどちらかひとつが入っています。
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活版+箔押し強圧シールは、「こんな風に押した凸凹の跡がついたシールがほしかったんです!」と思わず言ってしまうような、理想的な強さで押されたシールです。この素材がキモなんですよ。
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レーザーカット封筒は、こんなに細かくレーザーカットしたあとに製袋するんです。す、すごい!

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お茶の席で使う懐紙。でもそんなときばかりじゃなく、ちょっとした一筆箋に使ってもいいこのアイテムは、オリジナル透かしを入れてつくれるんです。実物付録ではイラストレーターの浅生ハルミンさんの絵柄をお借りしてつくっていますよ。ううう、すてきすぎる!
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マスキングテープはつくってみたいグッズ上位のものだと思いますが、どこでつくってもいいものができる……というわけにはいきません。本誌でご紹介しているものは、こんなに細かい絵柄までこんなに綺麗に! そして型抜きまでできるの!? というレベルの高いものです。でも意外と安いのに驚きました。ちなみに印刷のしくみを図解した絵柄です(笑)。
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マスキングテープもいいですが、透けないタイプの紙テープもすてき。こちらは合成紙でできてるので強度もあってすごくいいです。こちらは色校のトンボや色ダマなんかを絵柄にしました(笑)。
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それからかみの工作所の「めいしばこ」。シート状なのに、切り取り線や折り線に沿って組み立てれば名刺入れになるという紙ものグッズ。こちらはヒグチユウコさんの絵柄で3種類あり、このうちどれかひとつがついてきます。これはかわいい!

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と、ざっと紹介するだけでも息切れするような内容ですが、グッズづくりには絶対役に立ってくれる情報ばかりだと思います。

こんな『デザインのひきだし31』は6月上旬に全国書店に並ぶ予定です。どうぞよろしくお願い致します。

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デザインのひきだし31

本当に作りたい魅力的なオリジナルグッズ・
ノベルティグッズはこれだ!
紙もの、印刷ものの訴求力あるグッズの
アイデアから発注先、単価や納期を一挙掲載!

自分の発想したデザインを、いかに効果的に印刷/加工表現するか。そんなデザイナーに必須な印刷・紙・加工などの技術情報をわかりやすく紹介する『デザインのひきだし』。第31号となる今号は「本当につくりたいのはこれだ! 刷りもの&紙もの・オリジナルグッズ大特集」です。どんなノベルティグッズをつくったらいいんだろう? という疑問を解消するアイデアソースと、それを頼める発注先・価格・最小ロット・納期などの必要情報がまるわかり! 実物サンプルも豊富に付録!!

グラフィック社 編集部編
ISBN978-4-7661-2994-6 C3070 本体:2,000円


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by design_hikidashi | 2017-05-25 18:27 | ただいま制作中!

『デザインのひきだし30』発売中!

今日、『デザインのひきだし30』が発売となりました。発売前に弊社在庫がゼロになる……という事態で、ご迷惑おかけしているところもあるかと思います。すみません。

でも、創刊10周年をこんなにうれしく迎えることができるとはと、本当にありがたく感謝の気持ちでいっぱいです。全国の書店さん、たくさんのご注文ありがとうございます。そしてお手にとってくださる読者のみなさま、本当にどうもありがとうございます。みなさまのおかげで、10年間続けてくることができました。

そんな10周年感謝カンゲキ記念号ですが、内容をご紹介します。お伝えしたいこと満載で長くなりますが、お付き合いくださいませ。


『デザインのひきだし30』
特集|日本中のあらゆるスペシャル印刷加工を完全網羅!
   新しい特殊印刷加工の教科書

透明ニスの厚盛りや箔押しだけが特殊印刷じゃない! 日本中の特殊印刷や特殊加工を108種類、ドドーンとご紹介する永久保存版の1冊です。別冊付録として、特集でご紹介している特殊印刷加工の実物サンプルを89枚綴じ込んでいます。

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というわけで、今回は本誌+別冊(3種類)という仕様で、書店店頭ではボコっと膨らんでOPP袋に入って陳列されていると思います。なんか……付録いっぱいの女性誌みたいな感じです。

表紙には、特殊印刷加工特集に合わせて、こんな感じの特殊印刷がなされています。

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白く浮きだしたものが2段階の厚みで入っていて、その上からさらに金がのっているという仕様。いったいどういう印刷加工をしたかわかりますでしょうか? 私はこの印刷サンプルを始めてみたときには、どうやっているのか全然わかりませんでした。聞けば知っている加工だったのに。。くやぢい。

本誌は今回から、アートディレクションを鈴木千佳子さんにお願いしています。ロゴも縦書きのものに変わり、誌面デザインも一新されています。

鈴木さんから、巻頭の特集扉のテキストは、私の手書きでというお話をいただいて、最後まで抵抗したのですが、やはり心が伝わるかな……と思い直し、書かせていただきました。

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特集の巻頭には、海外のすごい特殊印刷加工の取材記事を入れています。こちらは世界でここしかやっていない、ドイツの小口加工工房のお話。本の小口を三方金加工することは日本でもありますが、さらにそこに刻印をいれているんです。すごい!

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108種類ご紹介している特殊印刷加工は、地色によって「ピカピカ」とか「凸凹」とか「スケスケ」「見え方が変わる!」など、カテゴリ分けして掲載しています。

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この特集と連動した別冊付録がこちら。

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A5サイズで、本誌よ分厚い冊子になってしまいました(苦笑)。
こちらに特集で紹介した特殊印刷加工の実物サンプルが89枚綴じ込まれています。

例えば

●箔押し(2色押し)/一度通しでこの加工すべてができるんです。
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●村田金箔のベーシックなメタリックホイルサンプル/ついつい見本帳が見つからなくなるんですよね……
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●カタニ産業の変わったカラーのメタリックホイルサンプル/こんな色があったなんて!
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●クルツの見る角度によって紫と水色に変更する箔「ポーラライト」サンプル/美しい!
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●従来品より明るい銀インキ「フラットシルバー」/マットPP貼ったサンプル最高です!
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●新しい広演色インキ「Kaleido Plus」と新しいシルバーインキ/オフセット印刷でこんなに輝くシルバーが刷れるなんて!
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●ホロフィルム貼り+UVオフセット印刷+擬似エンボス
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●紙が透明化する加工ワックスプラス(エッジタイプ)/こんなに細かい柄を透かせるなんて!
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●パチカへの加熱型押し加工/網点までできるなんて、神!
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●ふわふわなフロッキー加工/紙地に影響をうけているのがおもしろいです
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●活版印刷(すべて鉛の活字と罫線活字!)で刷られた時刻表
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などなど、1枚ずつ本当に見応えのあるサンプルが89枚続きます。

そしてこれ以外にも今号には2つの別冊付録がついています。

★紙器研究所 小冊子
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福永紙工が母体となって活動している、紙器研究所。その研究結果をまとめた小冊子がついてきます。機械でつくれる箱を基本として、どんな新しいかたちの箱がつくれるのか。すごく興味深いです。

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そしてもう一つの別冊が、祖父江慎さん考案の新しい色付きチップボール「ゆるチップ」の全色見本帳。
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こんな風に、10周年記年号らしく(?)豪華な内容で、お値段据え置き2000円(税別)! 全国書店で発売中ですので、どうぞお手にとってご覧くださいませ。
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by design_hikidashi | 2017-02-07 17:46 | ただいま制作中!

『デザインのひきだし29』和紙特集はこんな内容だ!

内容も和紙、本誌自体も和紙でできた『デザインのひきだし29』。早い書店さんだと明日くらいから並び始めそうです。嵩高な和紙ならではの軽さですので、ぜひ現物を持ってみてください。

今日は和紙特集の内容をちょっとご紹介したいと思います。和紙と一口に言ってもさまざまな種類がありますが、本誌では手漉き和紙、機械抄き和紙の両方を紹介しています。印刷加工をするという前提でのご紹介が多いので、機械抄き和紙に重点を置いていますが。

手漉き和紙の記事としては、人間国宝の岩野市兵衛さんの工房(福井県・越前)を訪ねたり、

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見るだけでうっとり、すぐに欲しくなってしまう和紙作品を多く作り出している、若手の和紙作家・森田千晶さんのインタビューがあったり(なんと、原料である楮を育てるところから!)

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手漉き和紙はあまり印刷加工できないイメージを持っていましたが、いえいえそんなことはないんです。オフセット印刷でこんなにも色鮮やかに手漉き和紙に刷ることもできるんです! 写真の左ページ(黄色い花の絵)が手漉き和紙にオフセット印刷した実物サンプル綴じ込みです。

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本文ページは機械抄き和紙なので、この綴じ込みの手漉き和紙とさわり比べてみると、風合いの差もわかって興味深いです。


機械抄き和紙については、いろいろな記事を載せていますが、ひとつだけピックアップ!

みなさん、世界一薄い紙ってどこでつくっているどんな紙か知っていますか? その答えがこれ。

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デザイナーの名久井直子さんが持っているのが「世界一薄い紙」。これは高知県は土佐にある「ひだか和紙」でつくられている「典具帖紙」で、私も実際に触れさせてもらいましたが、なんだか蜘蛛の巣のようなというか、紙とは思えない手触りで、破いてしまうのでは?とおどおどしながら触りました。
でもやはり和紙。想像以上に丈夫で破れることはありませんでした。
これがどんな場面で使われているのか、どうやってつくられているかなどは、ぜひ記事をご覧ください。

他にも記事はいろいろ載せているのですが、実物とじ込みをしているものだけ、ズラーっとご紹介しますね。

まずこれは、竹尾が出している「てまり」のオリンピックカラーバージョンです。本特集のためにオリジナルでつくっていただきました。思ったより少ない量からオーダーできるんですよ。知ってましたか?? ぜひ実物を見て触って、オーダーしたい場合は竹尾さんにご連絡してくださいな。

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次は、美濃で和紙づくりをする丸重製紙に、オリジナル透かし入りの和紙をつくっていただきました! 絵柄は人気イラストレーター・福田利之さんの塗り絵ブック『森の王国』からお借りしました。うーん、かわいい! これはテンションあがります。こちらも最小100kgからつくってもらえるというから驚きです。詳しくはぜひ実物を透かして見ながら、記事をご覧ください。

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もうひとつ、オリジナル透かしをいれた紙をつくっていただきました。こちらは越前和紙の里にあるTAKI PAPERの手によるもの。エンドレス柄でなく、こうして位置していして透かしを入れることもできてうっとりです。詳しくはぜひ実物を触りながら記事をご覧ください。

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ここまでの綴じ込みは、和紙の大きな特徴のひとつである「比較的小ロットでオリジナル品がつくれる」ということがバッチリわかる内容になっています。

他にも、和紙の印刷加工についてもいろいろご紹介していますが、中にはこんな「耳付き風和紙のような断裁加工ができる+それがタック紙で!」というようなすごい加工もご紹介しています。お酒のラベルなどで見かけるあれだ!

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また、和紙はお菓子などの「掛紙」にも多く使われていますが、中でも活版印刷でインキローラーに多色のインキを入れて刷り上げるグラデーションが美しい、そんな実物サンプルを綴じ込んでいます。網点のないグラデーションの豊かさと、和紙との相性の良さをぜひご覧ください。

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それ以外にも本誌でご紹介している和紙を30種類、ドドンと実物とじ込みしています! これだけを購入しても2000円超えるんでは……という豪華さ。ぜひ実物を見て触ってにおいを感じて、みなさんのお仕事で使ってもらえればと思います。

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もうすぐ書店さんで実物ご覧いただけると思います。どうぞよろしくお願い致します!
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by design_hikidashi | 2016-10-04 18:15 | ただいま制作中!

和紙特集の『デザインのひきだし29』完成!

来月上旬発売の『デザインのひきだし29』の、版元見本があがってきました!  今回は本誌初めての「和紙特集」。それならば、本誌自体も全部和紙でつくらないと話にならない(?)と、最初から私の中だけで勝手に仕様を決めていたのですが、それを実現するには予想外のハードルもあり、結果として各所に本当にお世話になりました。どうもありがとうございました。このことについては、また改めてブログでお話できればと思います。

まずは第一報ということで、『デザインのひきだし29』の概要をご紹介します。

特集は「和紙 〜日本全国の和紙を知れば、紙ものづくりの幅がグンと広がる。(価格だって思っているほど高くない!)」と題し、手漉き・機械抄きの両方の和紙を徹底的に特集しています。洋紙だけでも本当に多種類の紙がありますが、日本ならではの美しく風合いのある和紙を知って、自分の仕事で使いこなせれば、より五感に訴える紙ものができること請け合い!

今回も豊富な実物サンプルを綴じ込んで、読んで、見て、触って、においを嗅いで(?)、和紙を堪能できる、完全保存版の1冊になっていると自負しています。

多くの方々の協力があって完成した、表紙も本文用紙もすべて和紙を使用した『デザインのひきだし29』。ちらっと写真でご紹介すると、表紙は筆で書いていただいた文字を、麻の葉模様の落水紙を貼合した和紙にオフセット印刷しています。

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本文用紙にも数種類の和紙を使用。密度が低いので、洋紙より裏抜けしやすいですが、それが紙の地合いをより見せてくれて、私は大変気に入っています。

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ちなみに、使っている和紙名は、すべてノンブル横に記載していますので、見本帳がわりにぜひ眺めてみてください。

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和紙は密度が低いものが圧倒的に多いため、非常に軽い! 今回、表紙も本文用紙もすべて和紙なので、通常の号(同じくらいの厚みのもの)と比べて半分くらいの軽さですし、刺繍の表紙の『デザインのひきだし27』と比べると5分の1程度です!(笑)  

いつも数冊の見本誌を持ち歩くだけで「重い……」と感じる本誌ですが、今回は片手で10冊持っても大丈夫!  私が力持ちなのは否めませんが、本当に軽いんですよ。

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記事詳細は明日以降、徐々にアップしてきますので、またぜひご覧くださいませ。

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『デザインのひきだし29』

特集「和紙 〜日本全国の和紙を知れば、紙ものづくりの幅がグンと広がる。(価格だって思っているほど高くない!)」

 和紙というと、独特の味わいある風合いが美しく、日本伝統の紙として、好きな人はかなり多いだろう。でもそれを紙ものや印刷物をつくる際に、紙選択のひとつに入れているかと問われれば、残念ながらほとんど選択肢に入っていないのではないだろうか。日本にはこんなにいい紙があるのに、それを使わない手はない。

 しかし実際に印刷物を企画・製作する人たちは、和紙のことをなかなか知る機会がない。和紙と言えば手漉き和紙が頭に浮かび、1枚ずつ手で漉く和紙は、高価でまた量産も難しいと思い込んでいる人も多いだろう。でも手漉きにはその良さがしっかりあり、また機械抄き和紙であればコストも予想以上にリーズナブルなものもある。

 そこで本特集では日本全国でつくられている機械抄きの和紙を中心に、手漉き和紙も多数紹介。比較的小ロットでオリジナル品がつくれることも大々的にご紹介しています。印刷加工が洋紙に比べると難しいと言われる和紙ですが、その印刷加工のポイントや和紙印刷加工が得意な会社紹介と、和紙をつかった印刷物をつくるためのノウハウを、あますところなくご紹介します。

★以下目次で緑色文字部分は、関連の綴じ込み付録があります。

006 …… インタビュー 黒栁 潤
010 …… インタビュー デザインフィル
016 …… 和紙づかいのすてきな作品たち
024 …… 和紙ってなんだろう?
030 …… 手漉き和紙編
031 …… 手漉きの極薄・典具帖紙をつくり新たな和紙にも挑戦する
      ──浜田兄弟和紙製作所
032 …… 人間国宝・9代目 岩野市兵衛さんの手漉き工房を訪ねる
034 …… インタビュー 和紙作家・森田千晶さん
040 …… 手漉き和紙へのオフセット印刷─コマガタ
042 …… 機械抄き和紙編
      世界一薄い和紙を抄くひだか和紙を訪ねる
046 …… 落水紙をはじめ多彩な美しい和紙をつくる─モリサ
048 …… チャレンジングな和紙もドンと来い!─高岡丑製紙研究所
049 …… 土佐典具帖紙の技術を活かした 
     世界一薄い合成繊維紙を開発─廣瀬製紙
049 …… 障子紙からスタートし乾式・湿式両方の不織布をつくる
      ─三和製紙
050 …… 編集部おすすめ! 和紙紹介
060 …… 和紙見本帳を手に入れよう!
062 …… オリジナル和紙をつくる①
      オリンピックカラーの「てまり」をつくる─竹尾
066 …… オリジナル和紙をつくる②
      100キロからオーダーできるオリジナル透かし和紙
      ─丸重製紙

070 …… オリジナル和紙をつくる③
      和紙の里・越前でつくるオリジナル透かし和紙
      ─TAKIPAPER

074 …… 和紙の印刷・加工編/和紙への印刷は難しい!?
      本誌はこうしてつくられた
078 …… 耳付き加工の和紙ラベルをつくる─高桑美術印刷
080 …… グラデーションの美しい掛紙の活版印刷─瀬川商店
082 …… 和紙の印刷加工 頼りになる会社紹介
086 …… 特集内に出張 名工の肖像[高木裕夫(揉紙職人)]
090 …… 和紙ならではの加工いろいろ
094 …… 綴じ込み付録目次


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by design_hikidashi | 2016-09-27 17:54 | ただいま制作中!

『デザインのひきだし28』まもなく発売です!

今日から6月ですね。
早いもので『デザインのひきだし28』、まもなく発売となります。

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(表紙がちっちゃい……?)

さて、今回の特集は

『造本とブックデザインと。』
紙の本づくりを諦めないための
刺激のある造本とブックデザインをドンと紹介。
もっともっとおもしろい造本はできるのだっ!


紙の本は「売れなくなった」とよく言われます。確かに、紙が最新メディアだった昔と比べると、書籍の役割は減ったのかもしれません。でもそんななかだからこそ、せっかく紙の本として世に出すのなら、もっといい形でつくられるべきではないでしょうか。

本特集では、明治から昭和初期頃にかけてつくられた、いま見るとひっくり返ってしまうようなすごい造本の書籍40 冊以上の紹介をはじめ、いま現在の日本と海外のすばらしい造本の書籍を多数紹介。

そしていつも読者から「なんだこれはっ!」「変態だ!」と言われている本誌造本についても、今回はアイデア出しのところからテスト制作、最終案までしっかりレポート。ブックデザイン・造本について、本づくりに携わるすべての人に刺激を与える大特集です。

●明治~昭和初期の「すごい造本」をドンと紹介!
 海外のすごい本も!


日本の洋式製本は、明治初年に始まりました。その後、製本工程の機械化が進むのは昭和40年代のこと。しかし製本機械が十分に整わない時期にも、奇抜な素材を用いたり、趣向を凝らした、いま見るとひっくり返ってしまうようなすごい造本はたくさん生まれていました。

たとえば、
ミノムシの蓑(!)を背に貼り合わせてつくられた本とか……、
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本物の竹と筍の皮を使った造本とか。
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本特集では、そうした日本の先達たちが手がけたすごい造本40 冊以上の紹介を皮切りに、現代の日本のすごい造本の数々、そしてこんな風に2つ折りになっている本など、海外のすごい造本も多数紹介。
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見ているだけでも楽しく、また、本づくりに役立つヒントが満載です。

●ブックデザイナー2大対談!
鈴木成一×祖父江慎/水戸部功×名久井直子


ブックデザイナーとして30 年以上活躍し、いまの日本のブックデザインを語るうえで欠かせない存在である2 大巨匠、鈴木成一さんと祖父江慎さんの史上初対談を実現。
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また、若手世代でいまもっとも編集者から指名されるブックデザイナーだと言っても過言ではない、水戸部功さんと名久井直子さんの対談も収録し、同世代の2 組のブックデザイナーが装丁・造本についてどんなことを考えているのかをお聞きしました。
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さらに、いま注目の5 人のブックデザイナーや、オランダのブックデザイナー イルマ・ボーム氏のインタビューなど、読み物も充実です。

連載記事も盛りだくさん!

●好評連載 [祖父江慎の実験だもの。]
 部分的にスケスケにできる加工「ワックスプラス」が新登場!
 ――より細かく、オフセット印刷との見当も合いやすくなった!


グラフィックデザイナーの祖父江慎さんが、気になる印刷加工に挑戦する本連載。今回は「ワックスプラス」の進化版に挑戦。紙の一部分だけをロー引き加工したように透け感をもたせることができる加工「ワックスプラス」。以前は細かい表現は苦手でしたが、より繊細な表現ができるようになり、オフセット印刷との見当精度もアップしました。本記事では、全44 種類の紙への加工テストを踏まえて選りすぐりの加工サンプル6 枚を入れています。
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●編集部注目PICK UP!(1)
注目の黒い厚紙「PGカラーB」


大王製紙の漆黒のパッケージ原紙「PG カラーB」は、断面まで黒一色、折り筋もきれいなことが特徴。昨秋「スタンダード」と「マット」の2種類が発売されたのに加え、スタンダードの廉価版として新たに「エコ」が登場し、より使いやすくなりました。今回は、「スタンダード」に銀の箔押しを施した加工サンプルを綴じ込み。その質感を実物で確かめることができます。
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デザインは小玉文さん、箔押しはコスモテック。

●編集部注目PICK UP!(2)
圧倒的輝き感のインキ・LR輝 新色「ピンクゴールド」


現在、オフセット印刷で一番メタリック感の高いインキ、LR 輝シリーズ。要望の多かった赤系の金インキ「LR 輝ピンクゴールド」が新登場し、輝き感でもラインナップでも他を圧倒するシリーズになりました。用紙によって、また使い方によってより輝き感を増すLR 輝ピンクゴールドを、4 種類の紙による印刷サンプルでご紹介します。

●本づくりの匠たち[ブックケース(貼り函)製造/有限会社八光製函]

このところ、函入りの上製本を目にすることは、残念ながら少なくなってきましたが、函づくりの伝統が途絶えたわけではありません。八光製函は、いまでも手貼りの技術を残している“ 貼り屋”。現場で培われてきたテクニックは、本のみならず、意外なところでも必要とされていました。案内役はブックデザイナーの名久井直子さんです。

●もじモジ探偵団[ FILE02 ナンバープレートの文字]

街で見かけた気になる文字を調査する本連載。今回は、自動車のナンバープレートの文字のナゾに迫ります!
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その他いろいろ。

* * * *

駆け足でざっと全体像をお伝えしてきましたが、いかがでしょうか?
詳細はまた改めてご紹介していきたいと思います。
『デザインのひきだし28』早いところでは今週後半から店頭に並びそうです。今号も、どうぞよろしくお願いいたします!

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『デザインのひきだし28』
特集は「造本とブックデザインと。」


自分の発想したデザインを、いかに効果的に印刷/加工表現するか。そんなデザイナーに必須な印刷・紙・加工などの技術情報をわかりやすく紹介する『デザインのひきだし』。第28 号である今号は「造本とブックデザインと。~紙の本を諦めるな!」特集です。売れなくなった、それにともなって造本もつまらなくなったと言われることもある、いまの書籍。でもまだまだ人の心に響く造本はできる。そんな熱い想いが蘇る、ブックデザインに興味がある人必見の1 冊です。

※ちっちゃい表紙が目印! むき出しになったあじろ綴じの背にも注目!

特別付録
書籍本文用紙(見比べ)サンプル50種類!
+LR輝ピンクゴールド印刷サンプル4枚
+新しいワックスプラス6種類
+注目の黒い厚紙「PGカラーB」

グラフィック社編集部・編 定価:2,000円(税別) 
ISBN978-4-7661-2906-9 C3070
B5判 総144頁(オール4色)+特集連動付録各種

※グラフィック社『デザインのひきだし28』
※Amazonはこちら
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by design_hikidashi | 2016-06-01 15:04 | ただいま制作中!

『デザインのひきだし27』特集綴じ込みインデックス

日本全国の印刷加工会社の技術を結集してつくられた『デザインのひきだし27』。ありがたいことに発売2週間で弊社在庫はゼロ。書店さんにある店頭在庫のみとなりました。ご協力いただいた企業のみなさま、そしてお買い上げくださったみなさま、本当にどうもありがとうございます!

この「現代・印刷美術大全」特集、実物綴じ込みサンプルをパラパラと眺めているだけでもおもしろいのですが、実際の仕事で参考にしていただく場合には、「オフセット印刷でできる技術はどれだ?」とか「ニスを使っている表現はどれ?」などと、印刷技術的に探すことも多いと思います。また「金銀ピカピカしたものを作りたいんだけど……」「透ける表現を探してるけどどれを見れば?」など、印刷物仕上がりの見た目から探したいこともあると思います。

そんな場合に備えて、本誌内に「印刷技術別インデックス」と「見た目別インデックス」を掲載しているんですが、編集途中でページがたりなくなり、もともとこのインデックスは各2ページずつの予定だったのを泣く泣く1ページずつに減らしてしまったのです。なので虫眼鏡で見ないと読めないほど文字が小さくなってしまいました……。すみません!

そこで、そのページのデータを以下にアップしますので、ご入用の方は大きくプリントアウトして見ていただくなどお役立ていただければと思います。

※エキサイトブログだとPDFがアップできず、かなり縮小された画像になってしまうので、PDFファイルをご希望の場合は、hikidashi@graphicsha.co.jpに「インデックスPDF希望」と書いてご連絡ください。

私はこのインデックスを眺めているだけでも楽しくて何時間も経ってしまいます。そんな使い方をしていただいてももちろん嬉しいです!(笑)

●印刷技術別インデックス
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●見た目別インデックス
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by design_hikidashi | 2016-03-03 09:51 | ただいま制作中!

『デザインのひきだし27』特集関連付録がすごい!(3)

日本全国の印刷加工会社から約60社に「自社で一番得意な印刷加工をしたもの」をつくってもらい、たっぷり110枚を綴じ込んだ『デザインのひきだし27』「現代・印刷美術大全」特集、ご覧いただけましたでしょうか。今回も引き続き、110枚の印刷加工見本のなかからいくつかをご紹介していきたいと思います。

これまでの記事はこちら。
『デザインのひきだし27』まもなく発売です!
『デザインのひきだし27』特集関連付録がすごい!(1)
『デザインのひきだし27』特集関連付録がすごい!(2)

前回は平版・凹版・凸版・孔版・デジタルの各印刷版式でご紹介しましたが、今回はまず、いろいろなインキを使った印刷見本から。

たとえば広色域インキ。一般にオフセット印刷で使われるプロセスインキ(CMYK)より広い色域を持ち、鮮やかな色を表現できるインキを用いた印刷見本がいくつか入っています。
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オフセット岩村のこちらの印刷見本では、プロセスインキとカレイドインキ(広色域インキのひとつ)、AMスクリーンとFMスクリーンの印刷効果を同一絵柄で比較できます。

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こちらも同じく、同一絵柄で広色域インキとプロセスインキを印刷した見本(廣済堂)。色みの違いがよくわかります。広色域インキの印刷見本は、他にもいくつか入っていますので、いろいろと見比べてみてください。

続いて、ぜひ実物をなでて触って確かめていただきたい印刷加工見本。
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こちらはT&K TOKAのパウラーレスインキ「ベストワン キレイナ」によるサラサラ印刷。一般油性インキとは違うサラサラした手触りです。イラストは宇野亜喜良さん。

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こちらは桃のような触感とマットな見た目を付与する「ピーチフィール」というUVニスに、凹凸あるセミマットの触感を出す「オーストリッチ加工」を組み合わせたDICグラフィックスの加工見本。不思議な手触りです。
そのほかにも、各社による蛍光インキや金銀インキを用いた印刷加工見本がいろいろ入っています!

さて、そのほかの印刷や加工についてもまたご紹介していきましょう。

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わずか18g/㎡という超薄紙にオフセット輪転機で両面4色印刷をした驚きの見本(岩岡印刷工業)や、

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点字印刷の見本(欧文印刷)、

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ラメ入りのバーコ印刷(河内屋)とか、

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『デザインのひきだし25』「紙の加工大全」特集でも超絶加工を見せてくれたレーザーカット(TAISEI)、

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紙の上に「セレス」というふわふわのフィルムをラミネート加工して貼り、その上からプロセス4色をUVオフセットで印刷して、動物のふわふわした毛並みの質感を表現した見本(太陽堂成晃社)、

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いろんな色の針金を使った中綴じやマジック折り、のり綴じ、いいかげん折りなどの製本見本から、

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異なる色の紙を3枚貼りあわせた合紙の見本(モリカワ)まで。

……いかがでしょうか?
ここまできても、まだまだすべてはブログに掲載しきれません!
「現代・印刷美術大全」
とにかく多種多様な印刷加工見本を綴じ込んで、いま日本でどんな印刷加工ができるのかをご紹介しています。アイデアをかたちにするときの参考に、ぜひお役立ていただければ幸いです。

『デザインのひきだし27』、どうぞよろしくお願いいたします!

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『デザインのひきだし27』
グラフィック社編集部・編 定価:2,000円(税別)
ISBN978-4-7661-2859-8 C3070
B5判 総144頁(オール4色+1ページ・振り金加工)+特集連動付録各種
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【収録している印刷加工】
オフセット印刷(コールドフォイルやトリプルトーン印刷、RGB印刷、広色域印刷、10色印刷、デジタルリマスター印刷、金銀インキや特殊ニスを使った印刷ほか)、UVオフセット印刷、コロタイプ印刷、凹版印刷(グラビア印刷、エングレービング)、活版印刷、レタープレス、活版による原色版印刷、スクリーン印刷、デジタル孔版印刷、フレキソ印刷、バーコ印刷、レンチキュラー印刷、チェンジング印刷、フロッキー加工、箔押し加工、フィルム貼合、型抜き加工、粘着加工、各種折り加工、ロー引き加工、合紙加工、超薄紙印刷、和紙印刷 等

(ゆ)
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by design_hikidashi | 2016-02-10 11:56 | ただいま制作中!

『デザインのひきだし27』特集関連付録がすごい!(2)

さて、先週末ぐらいから書店店頭に並び始めた『デザインのひきだし27』。
特集「現代・印刷美術大全」に綴じ込まれた110枚の付録のなかから、引き続き、いくつかをご紹介していきたいと思います。

これまでの記事はこちら。
『デザインのひきだし27』まもなく発売です!
『デザインのひきだし27』特集関連付録がすごい!(1)

前回のブログ記事では、いきなり特殊加工見本の数々をご紹介してしまいましたが、今回の「現代・印刷美術大全」にはもちろんさまざまな印刷の見本が綴じ込まれています。いま日本で行われているほぼすべての版式(平版・凹版・凸版・孔版・デジタル)を網羅。さらに、使用されている製版手法やインキの種類も多岐にわたっているのです。

【平版】
まずはもっとも多く使われているオフセット印刷。
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山田写真製版所のこちらのサンプルは、なんと10色+グロスニスを10色機で一気に刷り上げたサンプル。勝井三雄さんのデザインです。

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こちらもオフセット印刷で、透かしインキを用い、片艶晒クラフト紙の裏面から刷った迷彩柄をほんのりと透かして見せています。印刷は東湘印版。

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こちらは製版会社・東京平版の印刷見本。左右とも同じ紙(アドニスラフ)に同じ絵柄を刷っているのですが、非塗工紙であるアドニスラフに通常製版で絵柄を刷るとつぶれがちなので(右)、用紙特性に合わせた製版を行なうと再現性が高まる(左)という見本。製版でこんなに違うのか、ということがよくわかります。

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製版の工夫としては、AMスクリーニングとFMスクリーニングを混在させる「マルチスクリーニング」の見本もいくつか。これはその一つ、大洋印刷のサンプル。マルチスクリーニングとニスで、隠されたグラフィックを表現しています。もう1枚、UVインクジェットの印刷見本も同柄で入っており、その表現もとてもおもしろいです。

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「黒」の奥深い豊かな表現を圧倒的な迫力で見せたサンエムカラーの印刷見本。細江英公写真集『二十一世紀版 薔薇刑』からの抜粋で、被写体は三島由紀夫。同社が開発した「グラセット・エフエム」という新しい製版方法による黒の表現は、必見です。

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超絶細かい絵柄を刷り上げたのは三永印刷(デザインは松田行正さん)。FMスクリーニングで製版し、UVオフセットで印刷。背景の黒はCMYKすべてを100%で印刷した「スーパーリッチブラック」。そこに細密絵柄を抜き合わせています。すごい!

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そしてこちらも平版印刷ですが、「コロタイプ」を用いた便利堂の印刷見本。ガラス板に感光剤を含んだゼラチンを塗布し、写真のネガを密着して紫外線露光をしたものを版にする印刷手法で、網点がありません。その豊かな階調、ぜひルーペでご覧ください。

【凹版】
さて、続いては凹版です。
まずはグラビア印刷。
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こちらは大日本印刷の出版グラビア印刷で、特にレッド系とグリーン系の彩度の高さが魅力。

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こちらは銅版印刷の銅版印刷(エングレービング)加工。高級ブランドのインビテーションや高級ホテルのレターヘッドなどに用いられる印刷で、触れるとインキが盛り上がっているのがわかります。

【凸版】
凸版印刷としては、まずこちら。
吉田印刷所の活版印刷(レタープレス)。ふかっとしたコースター原紙「SSコースター」(平和紙業)に硬めの樹脂凸版(製版:真映社)でキュッと印刷した見本です。
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かわいいイラストは福田利之さん。

それからこちらは、和紙への活版印刷。
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切り取って折ると「ぽち袋」がつくれるこちら、表は活版印刷、裏はオフセット印刷で柄が刷られています。和紙に活版の圧がかかった感じも、裏面の柄が透けて見えるのも、とてもかわいい。印刷と和紙提供は長井紙業、デザインは居山浩二さん。活版印刷見本は2種類、両面オフセット印刷も3種類、すべて違う和紙で入っています。

ほかにも、いまは手がけているところがほとんどない「活版印刷による原色版印刷」に河内屋が挑戦しているなど、見逃せません!

【孔版】
孔版印刷としては、まずはスクリーン印刷。
たとえばこちら、プロセスコバヤシのUV厚盛印刷によるレコードの表現。
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本当に聴けそう……(音楽は鳴りません)。

こちらもスクリーン印刷。宏和樹脂工業の「絵画調印刷」。
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UVオフセット4色で油絵の絵柄を印刷した後、UV厚盛印刷で油絵のような凹凸感を出しています。

デジタル孔版(リソグラフ)の印刷物もいくつか。
「レトロ印刷」として知られるJAMの印刷見本はこちら。
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柄の一部分にツヤを出し盛り上げる「ツヤプリ(バーコ印刷)」も施されています。

こちらは、中野活版印刷店のデジタル孔版サンプル。
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タータンチェック柄の紙「タントセレクトTS-9 S-3」を用いて、用紙のテクスチャーを活かしているのが効果的。白と金のインキ表現もかわいいです。

【デジタル】
版をつくらず印刷できる「無版」、デジタル印刷の見本もいくつか入っています。
たとえばこちら。
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これは大東マーク工業の印刷サンプルで、ラベル用デジタル印刷機「ラベルマイスター」を用いたもの。ラベル用紙なので、剥がして貼ることができます。

* * *

……一気にご紹介してきましたが、まだまだご紹介しきれません! 続きは次回更新にて。
『デザインのひきだし27』「現代・印刷美術大全」特集号、どうぞよろしくお願いします!

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『デザインのひきだし27』
グラフィック社編集部・編 定価:2,000円(税別)
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【収録している印刷加工】
オフセット印刷(コールドフォイルやトリプルトーン印刷、RGB印刷、広色域印刷、10色印刷、デジタルリマスター印刷、金銀インキや特殊ニスを使った印刷ほか)、UVオフセット印刷、コロタイプ印刷、凹版印刷(グラビア印刷、エングレービング)、活版印刷、レタープレス、活版による原色版印刷、スクリーン印刷、デジタル孔版印刷、フレキソ印刷、バーコ印刷、レンチキュラー印刷、チェンジング印刷、フロッキー加工、箔押し加工、フィルム貼合、型抜き加工、粘着加工、各種折り加工、ロー引き加工、合紙加工、超薄紙印刷、和紙印刷 等

(ゆ)
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by design_hikidashi | 2016-02-08 15:35 | ただいま制作中!

『デザインのひきだし27』特集関連付録がすごい!(1)

さて、先日予告した『デザインのひきだし27』。今回は「現代・印刷美術大全」特集に綴じ込まれている110枚の付録のなかからいくつかをご紹介していきます。

「現代・印刷美術大全」は、日本全国の印刷加工会社の中から編集部が信頼を寄せる約60社に「自社で一番得意な印刷加工をしたもの」をつくってもらい、それを一冊にまとめた、実物印刷加工見本帳の決定版。各社腕をふるってつくってくれた印刷加工サンプルの数々、どれも唸ってしまうすごさです。

まずはこちら。
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美箔ワタナベの「バック押し」という技術を使った箔押し加工サンプル。こちらの金色の面から表面のシートをめくると……
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透明シートにUVオフセット印刷された、美しい柄が現れます。
さらにめくっていくと……
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こんな風に、柄の一部に箔が転写されているのです。美しいデザインは高谷廉さん。柄は3種類あり、そのうちのどれかが綴じ込まれています。どれが入っているかは、開いてみてのお楽しみです。
※こちらの箔押し加工サンプルは、本来、金色の面が表となります。

さて、続いては、こちらも剥がして楽しんでいただくもの。
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タカクラ印刷の粘着加工サンプル。付せんやシールのように、ベタベタとした糊をつける加工が粘着加工。その糊にもいろいろな種類があります。このサンプルは、強粘着、再剥離、弱粘着の3種類の糊の効果を剥がして貼って確かめられるというもの。

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鮮やかな色のトレーシングペーパー・クロマティコには、表面に粘着加工が施されており、台紙から剥がして透明フィルムを剥がすと、付せんのように貼ることができます。さらに、台紙の水色部分も糊が加工されています。こんな風に、ドットや柄を色つき糊で加工することもできるのです。

キラキラした加工では、たとえばコールドフォイル。
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コールドフォイルはオフセット印刷で行なう箔押し加工。箔の上に印刷することも可能です。さらにアインズのこちらのサンプルではニス加工も加えて、微細な柄を表現しています。

緑から青に劇的に色が変わるホログラム紙スペシャリティーズに、箔押しをしたサンプルも。一見、なにがどうなっているの?と思ってしまう不思議な加工。
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しかも、別名「植毛印刷」と呼ばれるフロッキー印刷も施されています(黒い部分)。ぜひ触って確かめてみてください。これは河内屋のサンプル。

そして箔押し加工会社といえばここ、コスモテック。
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箔押しの匠の顔が、2色の箔でドーンと! ツヤ面とマット面が混在する、同社の得意技術「つばめ返し」が使われています。

一方、こんな風に、穴の向こうに見える箔押し加工も。
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これは羽車のサンプルで、型抜き(ダイカット)加工と箔押し加工、オフセット印刷の組み合わせ。他にもロウ引きや活版印刷などが施されています。

穴あけといえば、こんなサンプルも。
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小林断截のこちらの「パンチングペーパー」は、穿孔機という機械で1枚目は規則的に、2枚目はランダムに(……見えて、実は規則的なのですが)大きさの違う穴をあけています。重ねて見ても、1枚ずつで見ても楽しいサンプルです。

いかがでしょうか?
「現代・印刷美術大全」に綴じ込まれている印刷加工サンプルのバラエティ豊かな様子を感じていただけましたでしょうか。

全部をこのブログでご紹介するのは難しいのですが(なにしろ全110枚なので)、これから何回かに分けてご紹介していきたいと思います。次の更新も、どうぞお楽しみに!
(ゆ)
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by design_hikidashi | 2016-02-04 12:52 | ただいま制作中!

『デザインのひきだし27』まもなく発売です!

とても久しぶりの更新になってしまいました。
こちらのブログでの最新刊のお知らせも、26号を飛ばしてしまい、すみません。
更新をお休みしてしまった26号(紙の大特集号)で、『デザインのひきだし』は創刊以来の最厚記録を更新したのです。ところがその記録は、たった1号で塗り替えられることとなってしまいました。
じゃーん!
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一番下が通常の厚みの号、真ん中が26号、一番上の黄色い表紙がまもなく発売の27号。
27号の束厚は36mm
どうしてこんなに分厚くなってしまったのでしょうか!?

なぜなら今回、特集に関する綴じ込み付録がドドンと110枚も入っているからなのです!

2月初旬発売の『デザインのひきだし27』、今回の特集は『現代・印刷美術大全』
日本全国の印刷加工会社に「自社で一番得意な印刷加工をしたもの」をつくってもらい、それを一冊にまとめた、実物印刷加工見本帳の決定版です!

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明治時代から昭和初期あたりまで、印刷は「印刷美術」とも呼ばれ、その美しさを各社が競い切磋琢磨しあって技術向上がされてきました。そこから脈々と受け継がれ、多種多様な印刷加工がなされている現代。でもその種類が多いからこそ、どこの会社でどんな印刷加工ができるのか、どんな表現なのか、といったことがわかりにくくなっています。

そこで本特集では、日本全国の印刷加工会社の中から編集部が「ここぞ!」と信頼を寄せる約60社の協力を得て、さまざまな印刷加工の実物サンプルを集め、1冊に製本しました。集まったサンプルは、いま日本で行なわれているほぼすべての版式を網羅しています。さらに、各種加工サンプルも収録。

まずは表紙をご覧ください。

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これ、なんの印刷加工だかわかりますか?
裏から見ると、こんな感じ。

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そう、刺繍です。糸で縫ってあるのです!

本誌に綴じ込んでいるあらゆる印刷加工にかぶらない手法を……と考え、行き着いたのがこの加工。オフセット印刷でベースを刷った上に、絵柄に合わせて全面に本物の刺繍を施しました。裏面もバーコードギリギリまで縫ってあります。なんと1枚の加工時間は約40分! 実物でしか伝わらない可愛さ、ぜひ手にとってお確かめください。記事には、表紙の制作現場レポートも掲載されています。

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それから、こちらは特集扉。糊を刷って、上から金属粉を振る「振り金加工」を施しているのです! かつて賞状などにはこの手法がよく使われていました。インキとはまた違ったきらめき感、ぜひ実物でご覧ください。

そして、綴じ込まれている110枚の印刷加工見本の数々は、各社が一番得意な印刷加工をしてもらったものとあって、本当にすごいのです。写真でその一部をご紹介していきたいのですが、なにしろすごいボリュームなので、それはまた次回の更新で。

ちなみに、今回収録している印刷加工はこんな感じです。
↓ 文字だけ見ててもボリューム感を感じていただけるのではないでしょうか。

【収録している印刷加工】
オフセット印刷(コールドフォイルやトリプルトーン印刷、RGB印刷、広色域印刷、10色印刷、デジタルリマスター印刷、金銀インキや特殊ニスを使った印刷ほか)、UVオフセット印刷、コロタイプ印刷、凹版印刷(グラビア印刷、エングレービング)、活版印刷、レタープレス、活版による原色版印刷、スクリーン印刷、デジタル孔版印刷、フレキソ印刷、バーコ印刷、レンチキュラー印刷、チェンジング印刷、フロッキー加工、箔押し加工、フィルム貼合、型抜き加工、粘着加工、各種折り加工、ロー引き加工、合紙加工、超薄紙印刷、和紙印刷 等

それでは、次回の更新をお楽しみに!(ゆ)

* * *

『デザインのひきだし27』
グラフィック社編集部・編 定価:2,000円(税別)
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by design_hikidashi | 2016-02-02 22:40 | ただいま制作中!