1号あたり1回しかブログ書いてなくてすみません……。今回はもっと書きます!
前号は本当にあっという間に売り切れてしまい、ありがたいやら、買えなかった方には申し訳ないやら。今回もamazonの予約で、総合順位一桁台になっていて驚くばかりです。他のネット書店でも総合一桁台とか、本当でしょうか。マニアックな専門誌だと思ってつくっているので、日本国民のみなさん大丈夫なのかな……。
そんな今号『デザインのひきだし31』のご紹介をしたいと思います。全体を一度に紹介すると長すぎるので、今日はまず特集のご紹介を。
特集は「本当につくりたいのはこれだ! 刷りもの&紙もの・オリジナルグッズ大特集」です。どんなノベルティグッズをつくったらいいんだろう? という疑問を解消するアイデアソースと、それを頼める発注先・価格・最小ロット・納期などの必要情報がまるわかり! 実物サンプルも豊富に付録した、グッズづくりにお役立ちの一冊です。
グッズをつくるとき、発注先を探すより先に、まずはどんなグッズをつくったらいいのかに悩むことも多いと思います。そんなときは、「胸きゅん・グッズ紹介」ページをペラペラめくってグッズ作品紹介を見れば、いいアイデアが浮かびやすいと思います。
オリジナルグッズ、ノベルティグッズなど、グッズをつくる機会っていろいろありますよね。そんなとき、名入れボールペン、名入れメモ帳、缶バッチなどの定番グッズもいいですが、本誌でご紹介しているのは、品質にこだわり、本当につくってみたい・もらいたい・買いたいと思ってもらえるようなグッズばかり。
そんなグッズを1からつくる場合の紹介の前に、名入れと同じ手法ながら、それを箔押しでつくると、こんなかっこいいグッズができる! という、既製品になんでも箔押ししてもよう実験記事を掲載。ここでつくった箔押しグッズが本当にかっこいいんです。参考価格やロットも載っていますので、小ロットでかっこいいグッズをつくりたいときは、既製品のものを買い、そこにオリジナル柄の箔押しをするという手もあり!です。
例えば、こちらもグッズの定番品「うちわ」。普通はプラスチックの骨にオフセット印刷したようなタイプがほとんどで、あとはエコうちわ的な丸く型抜きされていて指穴が開いてるタイプでしょうか。でも本当にほしいと思えるのは竹骨のうちわだったりします。そこで本誌では竹骨うちわの発注先や単価、ロット数、納期などをご紹介。こんな風に、刷りものもしくは紙ものの決定版のようなグッズだけをご紹介しています。
和紙を使ったポチ袋(活版印刷タイプ・オフセット印刷タイプ)なんかも、もらったらうれしく、またお金を出しても買いたいグッズですよね。
定番グッズであるシールも、昔ながらの封緘シールのようなものや、マスキングテープ素材でつくれるなど、本誌ならではの紙ものばかりをご紹介しています。
紙加工製品での大ヒット商品「テラダモケイ」もオリジナルがつくれる! そんな情報も載っていますし、他で見たことがないオリジナル画鋲がつくれるところも紹介していたり。
これは後から紹介する実物付録つきのグッズですが、かみの工作所が製造してくれる「めいしばこ」。
こういうグッズはなかなか発注先を探しにくく、またネットで探し当てられたとしても、単価や最低ロットがすぐにわからなかったりしますよね。でも本誌ならそんなグッズがどーんと載っていますので、ペラペラめくれば必ずつくりたいグッズにたどり着けると思います。
そして! 今回も本誌はこんなにボコッとした仕上がりです……。
そのわけは、特集でご紹介しているグッズのいくつかを、実物サンプルとして付録しているからです。こんな感じでOPP袋に入れて投げ込んでいます。
中身のいくつかをご紹介します。
和紙でつくったポチ袋は、オフセット印刷タイプはヒグチユウコさんが描いた小春ちゃん! か、かわいい。活版印刷タイプはのぐちようこさんデザイン。こちらも活版ならではのマージナルゾーンがでていてうっとり。
絆創膏もオリジナル柄で! イラストレーターの福田利之さんのイラストでつくらせていただきました。この2柄のうちどちらかひとつが入っています。
活版+箔押し強圧シールは、「こんな風に押した凸凹の跡がついたシールがほしかったんです!」と思わず言ってしまうような、理想的な強さで押されたシールです。この素材がキモなんですよ。
レーザーカット封筒は、こんなに細かくレーザーカットしたあとに製袋するんです。す、すごい!
お茶の席で使う懐紙。でもそんなときばかりじゃなく、ちょっとした一筆箋に使ってもいいこのアイテムは、オリジナル透かしを入れてつくれるんです。実物付録ではイラストレーターの浅生ハルミンさんの絵柄をお借りしてつくっていますよ。ううう、すてきすぎる!
マスキングテープはつくってみたいグッズ上位のものだと思いますが、どこでつくってもいいものができる……というわけにはいきません。本誌でご紹介しているものは、こんなに細かい絵柄までこんなに綺麗に! そして型抜きまでできるの!? というレベルの高いものです。でも意外と安いのに驚きました。ちなみに印刷のしくみを図解した絵柄です(笑)。
マスキングテープもいいですが、透けないタイプの紙テープもすてき。こちらは合成紙でできてるので強度もあってすごくいいです。こちらは色校のトンボや色ダマなんかを絵柄にしました(笑)。
それからかみの工作所の「めいしばこ」。シート状なのに、切り取り線や折り線に沿って組み立てれば名刺入れになるという紙ものグッズ。こちらはヒグチユウコさんの絵柄で3種類あり、このうちどれかひとつがついてきます。これはかわいい!
と、ざっと紹介するだけでも息切れするような内容ですが、グッズづくりには絶対役に立ってくれる情報ばかりだと思います。
こんな『デザインのひきだし31』は6月上旬に全国書店に並ぶ予定です。どうぞよろしくお願い致します。
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デザインのひきだし31
本当に作りたい魅力的なオリジナルグッズ・
ノベルティグッズはこれだ!
紙もの、印刷ものの訴求力あるグッズの
アイデアから発注先、単価や納期を一挙掲載!
自分の発想したデザインを、いかに効果的に印刷/加工表現するか。そんなデザイナーに必須な印刷・紙・加工などの技術情報をわかりやすく紹介する『デザインのひきだし』。第31号となる今号は「本当につくりたいのはこれだ! 刷りもの&紙もの・オリジナルグッズ大特集」です。どんなノベルティグッズをつくったらいいんだろう? という疑問を解消するアイデアソースと、それを頼める発注先・価格・最小ロット・納期などの必要情報がまるわかり! 実物サンプルも豊富に付録!!
グラフィック社 編集部編
ISBN978-4-7661-2994-6 C3070 本体:2,000円