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デザインのひきだし・制作日記

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『デザインのひきだし25』連載記事も盛りだくさん!

昨日、6月上旬発売の『デザインのひきだし25』「紙の加工大全」特集と特別記事「WIXOSSのすごい制作現場徹底紹介」の内容をご紹介したところ、たくさんの反響をいただいています。ありがとうございます。

しかし、次号の見どころは特集・特別記事だけではありません。
そこで本日は、連載記事の内容をご紹介します。

まずは、いつも驚きの実験にチャレンジする、デザイナー・祖父江慎さんの人気連載「実験だもの。」
今回は廣済堂の協力のもと、オフセット印刷でRGB3色掛け合わせのブラックライト印刷に挑戦!
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ブラックライト印刷は、スクリーン印刷やインクジェットプリンタを用いて偽造防止のためのセキュリティ印刷分野で使われることが多い印刷。現行のお札にも使われており、オフセット印刷のインキ自体は以前から存在していたものの、積極利用はされてきていませんでした。そんなブラックライトインキを今回はオフセット印刷で、しかも単色ではなくRGB3色による掛け合わせでフルカラー印刷に挑戦しているのです!

実験の結果、本誌に綴じ込まれている実物サンプルはこちら。
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ブラックライト以外の光の下ではほぼ無色のインキであるため、このままでは何が何やらよくわかりませんね。

でも、ひとたびブラックライトをあてたならば、通常の光の下では何も見えていなかったところが、カラフルに発光するのです……!
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「おおおおおおー! す、すばらしい!」
写真は、色校を見て興奮し、印刷現場の方へのメッセージをブラックライトペンで校正紙に書き込む祖父江さん。端のほうに、フルカラーに発色する絵柄の一部が見えていますね。どんな絵柄が刷られているのかは、ぜひ、暗闇のなか実物にブラックライトを当てて、ご覧ください!

続いては、ブックデザイナーの名久井直子さんが本づくりにまつわる印刷加工の現場を訪ねる「本づくりの匠たち」
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今回訪問したのは、埼玉県戸田市にある箔押し工場。世界に数台しかない2色機を持つ斎藤商会で、キラキラ輝く箔押しの魅惑の現場をとことん取材してきました。
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大きな箔押し機に興奮の名久井さん。まさか、あんなところにまで入ってしまうなんて……!
たっぷりの写真でお届けする箔押し現場レポート、ぜひお楽しみください。

続いては、世界各国の紙や印刷加工にまつわる現場を訪ねる「海外の現場から」
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今回はイタリアの街ヴェネトにある製紙メーカーFAVINI(ファビー二)社を訪問。280年前から製紙業を営む同社は、独特な原料粉砕技術を用いて、同社にしかつくれない、環境に配慮してかつナチュラルで風合いのいい紙「CRUSH」をはじめ、数多くの紙をつくっている。その現場を見てきました。

実物サンプルとして「CRUSH」全7色も綴じ込まれています。
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右から、コーヒー、ヘーゼルナッツ、アーモンド、オリーブ、キウイ、シトラス、コーン。それぞれの原料粉が抄き込まれている紙です。ザラッとした手触りもいい!

紙といえば、今回の「編集部注目PICK UP!」では、特種東海製紙から新しく発売された嵩高高級印刷用紙「エアラス」をご紹介。
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塗工紙とは思えないやさしい肌合いでありつつも、高い網点再現性で優れた発色と緻密な印刷の美しさを実現している「エアラス」。従来の高級印刷用紙に比べ嵩高で軽い分、同じ厚みの他の用紙よりもコストが抑えられるのも大きな魅力です。

その「エアラス」の「スーパーホワイト」を実物綴じ込み。佐々木愛さんの繊細で美しいイラストレーションで、その印刷再現性の高さをご覧いただけます。
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しかも、実は今回、「編集部注目PICK UP!」を含む前後の16ページはすべて本文用紙に「エアラス スーパーホワイト」を使用しています。このため、イラストレーションだけでなく、写真を印刷したときの感じ、その手触りやページのめくりやすさといった特性も実感できるようになっています。

それからそれから、文字のつくり手を読者とともに突撃する「もじ部 〜フォントの目利きになる!」では、映画タイトルデザイナーの赤松陽構造さんに「もじ部長」としてご登場いただいています。
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40数年にわたり400本以上の映画のタイトルを手がけてきた赤松さん。映画タイトルデザインの仕事内容って? タイトルデザインはどんなふうにつくられるの? そんな疑問に、ていねいにお答えいただいています。
さらには、描く道具によって文字の表情はこんなに変わる、という実演まで!
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実演時に描いていただいた作品の数々や、赤松さんの使っている道具なども掲載しています。

こちらも文字っ子に人気の連載・文字の食卓 正木香子さんの「もじのひと」
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正木さんが受け取った、ある特集にかくされた奇妙な暗号。その謎を解くべく、エディトリアルデザイナーの木村裕治さん、ANAグループ機内誌「翼の王国」元編集長の粕谷誠一郎さん、デザイナーの川﨑洋子さんに迫ります。

続いては、編集部が注目する素材を徹底調査しご紹介する「素材調査室」
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さわり心地がサラッとしたパウダーレスインキ、T&K TOKAの「ベストワン キレイナ」を徹底紹介。そもそも、パウダーって何なの? パウダーがないと、どんないいことがあるの? そんな疑問もすべて氷解。さらに、パウダーレスインキ「キレイナ」と一般油性オフセットインキ、UVオフセットインキで同じ写真とイラストを刷ったサンプルを綴じ込み、手触り感やインキグロス感を見て触って比べられます。

印刷加工・紙業界でその道何十年のベテランを訪ねるインタビュー「名工の肖像」には、自動面付け製版カメラ発案をはじめ、製版カメラや印刷にさまざまな革命をもたらした平河工業社の和田和二社長が登場。
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DOMMUNE×デザインのひきだし連動企画・デザイン番組「アノニマスデザイン史」今回のゲストはアートディレクターの仲條正義さんと長嶋りかこさん。
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本誌アートディレクターの佐藤直樹さん(アジール)とフリー編集者の上條桂子さんがホストを務め、年の差なんと48歳というゲストのお二人が触れてきた色や造形、文化についてお聞きしています。

大日本タイポ組合 塚田哲也さんの新連載・コラム「俺にagree」は、えっ、こんなところに載ってるの!?
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そのほか、佐藤直樹さんの連載「デザインを考えない」、伊勢丹新宿店にニューオープンした活版印刷・箔押し工房の紹介などなど、特集以外の連載記事も盛りだくさんの内容でお届けします!

『デザインのひきだし25』、みなさまどうぞよろしくお願いします!
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「デザインのひきだし25」グラフィック社編集部 編
特集は「折る、抜く、削る、貼る、凸凹させる 保存版・紙の加工大全」
ISBN:978-4-7661-2802-4
発売日: 2015/6/5
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by design_hikidashi | 2015-05-27 13:30 | ただいま制作中!
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