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デザインのひきだし・制作日記

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カコウイチで「いいかげん折り」が!

今週、平和紙業(東京の方)で行われていた「カコウイチ」。加工会社4社が集結して、加工の可能性をさまざまに見せてくれる展示で、大変おもしろかったです。
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私は今日、最終日にお邪魔しましたが、各会社の実演が始まるか始まらないかという早い時間にも関わらず、もう人が押し寄せてて、改めて紙や加工の力を感じました。

どれもこれも、細かくご紹介したいものばかりでしたが、中でも、紙に別の紙を型抜きながら埋め込む「紙象嵌」の実演がおもしろかったです。
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紙と製本方法を選んで、その場でノートをつくってもらえるサービスが行われていたんですが、そこでつくってもらったノート。その表紙に紙象嵌をしてもらいました。茶色い表面のボルダという紙に、銀色のアルミ蒸着紙を象嵌。シールを貼ったのとは違って、象嵌のエッジが、地の紙にキュッと入り込んでてステキ。

今回、その紙象嵌を行っている東北紙業社さんが、新たな紙象嵌の可能性を見せてくれました。それがこちら。
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今までの象嵌だと、招き猫のシルエットだけを象嵌していたのですが、象嵌で使う抜き型に、空押し部分もつくって、象嵌と同時に空押し(デボス)加工もしているのです! いやぁ、こうして加工の可能性はどんどん広がっていくんですねぇ。すばらしい。

そして、『デザインのひきだし14』に掲載した「祖父江慎の実験だもの」。そこでは、このカコウイチに出ている篠原紙工さんと一緒に「いいかげん折り」という、折り機を使って「わざと」斜めに折るという実験をしました。いいかげんに折ったような折りが機械でできる! そんな可能性にうっとりした実験でしたが、そのいいかげん折りが、会場限定で通常の金額よりかなり安くお願いできる、という企画が行われていました。
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これがいいかげん折りされたパンフレット。端っこが全然あってなくて、いい感じでしょ?

そして、実は私、今回の企画を事前に聞いて、非常にビックリしたことがあるんです。それは、今回の展示限定で、このいいかげん折りを通常価格より割引価格で受注します! と、篠原さんが言ったこと。

ん? 通常価格??

印刷やさまざまな加工って、印刷通販を除いては、ほとんど「通常価格」を知らせてもらえないことが多い。案件ごとに見積りをお願いして、それで頼むのがほとんど。だから「通常価格」を提示して、そこから割り引いて受注します、ということを表に出すということにびっくりしたんです。

実際に会場に行ったら、通常価格と今回の割引価格がしっかり印刷されてました。
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でもって、思ってたよりかなり安い! 一応注意書きしとくと、これは「折り代」だけじゃなくて、紙代と印刷代も含めた金額ですよ。これなら、びんぼうはひきだし編集部でもお願いできるなぁ。

ちなみにこの特別価格での注文は、11月5日までにinfo@s-shiko.co.jpまで申し込めばいいそう。注文についての問合せは、keisuke@s-shiko.co.jp/TEL.03-5628-0608、篠原紙工の篠原さん宛に。
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いいかげんに折ってあるって、ちょっとした発想の転換ですが、他にないものなので、印刷物としていろいろな可能性があると思います。目につくし、気になるし。ちょっとした枚数のものでも注文できるので、この機会にどうでしょ?(って、私、何屋だ!?)
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by design_hikidashi | 2012-10-26 18:40 | 見学記
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