今日の午後は、先月オープンしたばかりの「
Pam東京(パムとうきょう)」に行ってきました。これは、多くのファンシーペーパーなどをつくっている製紙会社「
特種東海製紙」が行なっているもので、場所も東京駅の八重洲口からすぐのところにある、特種東海製紙の本社内にあります。八重洲ブックセンターの近くというとわかりやすいでしょうか。
1Fがみずほ銀行が入っているビル(常和八重洲ビル)の6Fにあがり、エレベーターを降りると、おっ、何やらカラフルなスペースが目に入ります。吸い込まれるように近寄ってみると、そこが
Pam東京。
入り口には、木でつくられた抄紙機の模型が! ほ、ほしい。
中に入ると、正面の壁一面に、特種東海製紙がつくっているファンシーペーパーが、短冊状に切って貼られています。
実はこれ、引き出しになっていて、自由に引き出して、中に入っているA4サイズの紙見本をもらうことができるんです! す、すごーい!!
それも100kg前後(四六判換算で)の紙厚のサンプルが入っています。銘柄名や色名が引き出しには書かれていないのでわからない……という方は、このスペースに入ってすぐの右側に、どこの棚にどんな銘柄の紙が入っているか、という表が印刷されたシートがあるので、これをもらうのが吉。これと照らし合わせて、紙の銘柄名を特定しよう。
ここの引き出しにない銘柄も、バックヤードにはあるそうなので、欲しいサンプルがない場合は、お願いして出してもらうこともできるとのこと。特種東海製紙のオフィスが隣接しているので、こんなお願いも聞いてもらえるし、紙についてわからないことも教えてもらえて、これもすばらしいですね。
ファンしペーパーのカットサンプルがもらえるのも、飛び上がるほどすばらしいのですが、それ以外に私が気になった(気に入った!)のが、中央台に置かれていた、特種東海製紙やそのグループ会社でつくられている紙や紙製品。
こんな養生シートとかクラフト紙の加工紙なんかが見られたり、
「デザインのひきだし9」でもご紹介した「耐油紙」も置いてあったり、
樹脂と一体成型することで、メラミン食器に絵柄をつける「オーバレイ用紙」など、普段、原紙の状態であまり目にすることのない機能紙なんかを見ることができるのも、ステキ。
3月中に企画展も始まるとのこと。紙好きの人は、ぜひ一度足を運んでみるべき!と強く思ったショールムでした。
特種東海製紙
Pam東京
開館時間:月-金曜日10:00-18:00(土日祝日休)
問い合わせ:ファンシー営業開発部 Tel.03-3273-8510 Fax.03-3273-8513
所在地:東京都中央区八重洲2-4-1常和八重洲ビル6階
アクセス:JR東京駅八重洲南口下車、徒歩2分
東京メトロ銀座線京橋駅明治屋口下車、徒歩3分