『
デザインのひきだし12』、全国書店で現在好評発売中ですが、今回の号では、すごくステキな読者プレゼントが2つあります。そのひとつが、箔押会社「
美箔ワタナベ」の特製カレンダーです。
2011年が始まって、もうだいぶ経つというのにカレンダー? と思われるかもしれませんが、いやいやこれは、そんなこと抜きにして、絶対応募した方がいいです! だって、あまりにステキすぎるカレンダーなんです!!
と、鼻息も荒くなってしまうほど、ステキうっとりなカレンダーなんです、これ。美しい箱にも、そして中に入ったカレンダーは、12ヶ月どの月も、それぞれにすばらしいデザインが、さまざまな種類の箔やエンボス加工などで表現されています。デザインしたのは、
AD&Dの高谷廉さんと、相澤千晶さん。
ちらりと写真でお見せしますが、まずこれが箱。
アップにして見てみると、細いラインが金の箔で箔押しされていて、これだけでももう美しさに釘付けです。
そして箱を開けると、中には12枚のカレンダー。
これは1月で、金の細いラインで縁取られた文字は、全体が透明ホログラムの箔押しもなされ、(おまけに元旦は赤い顔料箔も!)最後に彫刻版で立体的にエンボス加工がされています。海外のペーパーバックの表紙で、タイトル文字がブロック状に立体に箔押しされているものがありますが、あれが彫刻版。通常の腐食版ではできない、有機的な形がエンボス加工できるんです。
8月は、『デザインのひきだし12』でご紹介した「
蛍光箔」がこれでもか!と使われています。本誌で実物綴じ込みした蛍光ピンクを始め、蛍光イエロー、蛍光オレンジ、蛍光グリーンも使われています。そしてその箔の部分がエンボス加工されているので、まるで蛍光色のカラフルな水滴がついているかのよう。
9月の箔押しは、これも見たときにうなりました。細かいラインが交差した地紋で文字が形作られているんですが、左ななめの線はピンクメタリックの箔で、右ななめのラインは金箔でといった風に、別の箔を重ね合わせられていて、これが不思議でステキなんです。もちろん、金のラインだけの文字も美しい。
11月は、『デザインのひきだし2』の表紙でも使った、盛り上がった箔押し。これは、スクリーン印刷で糊のようなものを盛り上げて印刷し、そこに箔を転写するという加工です。エンボスと違って紙の裏は真っ平らのまま。表もエンボス加工とは違った盛り上がりの感じがします。細いラインが本当に美しい。
他にも、どの月も工夫がこらされているこのカレンダーを、なんと50名様にプレゼント! 詳しくは『デザインのひきだし12』の141ページをご覧下さい。ファックスアンケートにお答えいただいた方にプレゼントします(応募者多数の場合は抽選となります)。これはもう、本当にもらわなきゃ損ですよ!(もうひとつの読者プレゼントは、また別の機会に)