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デザインのひきだし・制作日記

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和紙特集の『デザインのひきだし29』完成!

来月上旬発売の『デザインのひきだし29』の、版元見本があがってきました!  今回は本誌初めての「和紙特集」。それならば、本誌自体も全部和紙でつくらないと話にならない(?)と、最初から私の中だけで勝手に仕様を決めていたのですが、それを実現するには予想外のハードルもあり、結果として各所に本当にお世話になりました。どうもありがとうございました。このことについては、また改めてブログでお話できればと思います。

まずは第一報ということで、『デザインのひきだし29』の概要をご紹介します。

特集は「和紙 〜日本全国の和紙を知れば、紙ものづくりの幅がグンと広がる。(価格だって思っているほど高くない!)」と題し、手漉き・機械抄きの両方の和紙を徹底的に特集しています。洋紙だけでも本当に多種類の紙がありますが、日本ならではの美しく風合いのある和紙を知って、自分の仕事で使いこなせれば、より五感に訴える紙ものができること請け合い!

今回も豊富な実物サンプルを綴じ込んで、読んで、見て、触って、においを嗅いで(?)、和紙を堪能できる、完全保存版の1冊になっていると自負しています。

多くの方々の協力があって完成した、表紙も本文用紙もすべて和紙を使用した『デザインのひきだし29』。ちらっと写真でご紹介すると、表紙は筆で書いていただいた文字を、麻の葉模様の落水紙を貼合した和紙にオフセット印刷しています。

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本文用紙にも数種類の和紙を使用。密度が低いので、洋紙より裏抜けしやすいですが、それが紙の地合いをより見せてくれて、私は大変気に入っています。

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ちなみに、使っている和紙名は、すべてノンブル横に記載していますので、見本帳がわりにぜひ眺めてみてください。

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和紙は密度が低いものが圧倒的に多いため、非常に軽い! 今回、表紙も本文用紙もすべて和紙なので、通常の号(同じくらいの厚みのもの)と比べて半分くらいの軽さですし、刺繍の表紙の『デザインのひきだし27』と比べると5分の1程度です!(笑)  

いつも数冊の見本誌を持ち歩くだけで「重い……」と感じる本誌ですが、今回は片手で10冊持っても大丈夫!  私が力持ちなのは否めませんが、本当に軽いんですよ。

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記事詳細は明日以降、徐々にアップしてきますので、またぜひご覧くださいませ。

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『デザインのひきだし29』

特集「和紙 〜日本全国の和紙を知れば、紙ものづくりの幅がグンと広がる。(価格だって思っているほど高くない!)」

 和紙というと、独特の味わいある風合いが美しく、日本伝統の紙として、好きな人はかなり多いだろう。でもそれを紙ものや印刷物をつくる際に、紙選択のひとつに入れているかと問われれば、残念ながらほとんど選択肢に入っていないのではないだろうか。日本にはこんなにいい紙があるのに、それを使わない手はない。

 しかし実際に印刷物を企画・製作する人たちは、和紙のことをなかなか知る機会がない。和紙と言えば手漉き和紙が頭に浮かび、1枚ずつ手で漉く和紙は、高価でまた量産も難しいと思い込んでいる人も多いだろう。でも手漉きにはその良さがしっかりあり、また機械抄き和紙であればコストも予想以上にリーズナブルなものもある。

 そこで本特集では日本全国でつくられている機械抄きの和紙を中心に、手漉き和紙も多数紹介。比較的小ロットでオリジナル品がつくれることも大々的にご紹介しています。印刷加工が洋紙に比べると難しいと言われる和紙ですが、その印刷加工のポイントや和紙印刷加工が得意な会社紹介と、和紙をつかった印刷物をつくるためのノウハウを、あますところなくご紹介します。

★以下目次で緑色文字部分は、関連の綴じ込み付録があります。

006 …… インタビュー 黒栁 潤
010 …… インタビュー デザインフィル
016 …… 和紙づかいのすてきな作品たち
024 …… 和紙ってなんだろう?
030 …… 手漉き和紙編
031 …… 手漉きの極薄・典具帖紙をつくり新たな和紙にも挑戦する
      ──浜田兄弟和紙製作所
032 …… 人間国宝・9代目 岩野市兵衛さんの手漉き工房を訪ねる
034 …… インタビュー 和紙作家・森田千晶さん
040 …… 手漉き和紙へのオフセット印刷─コマガタ
042 …… 機械抄き和紙編
      世界一薄い和紙を抄くひだか和紙を訪ねる
046 …… 落水紙をはじめ多彩な美しい和紙をつくる─モリサ
048 …… チャレンジングな和紙もドンと来い!─高岡丑製紙研究所
049 …… 土佐典具帖紙の技術を活かした 
     世界一薄い合成繊維紙を開発─廣瀬製紙
049 …… 障子紙からスタートし乾式・湿式両方の不織布をつくる
      ─三和製紙
050 …… 編集部おすすめ! 和紙紹介
060 …… 和紙見本帳を手に入れよう!
062 …… オリジナル和紙をつくる①
      オリンピックカラーの「てまり」をつくる─竹尾
066 …… オリジナル和紙をつくる②
      100キロからオーダーできるオリジナル透かし和紙
      ─丸重製紙

070 …… オリジナル和紙をつくる③
      和紙の里・越前でつくるオリジナル透かし和紙
      ─TAKIPAPER

074 …… 和紙の印刷・加工編/和紙への印刷は難しい!?
      本誌はこうしてつくられた
078 …… 耳付き加工の和紙ラベルをつくる─高桑美術印刷
080 …… グラデーションの美しい掛紙の活版印刷─瀬川商店
082 …… 和紙の印刷加工 頼りになる会社紹介
086 …… 特集内に出張 名工の肖像[高木裕夫(揉紙職人)]
090 …… 和紙ならではの加工いろいろ
094 …… 綴じ込み付録目次


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# by design_hikidashi | 2016-09-27 17:54 | ただいま制作中!

ヒグチユウコ 100 POSTCARDS Animals/100枚展示書店さんリスト

久しぶりの更新なのに、ひきだしネタじゃなくてすみません……。

ひきだし28、29と同時進行でつくっていた『ヒグチユウコ 100 POSTCARDS Animals』が今週発売となります。流通の具合にも拠るのですが、早いところでは昨日あたりから並び始めているようです。

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人気の画家・イラストレーターのヒグチユウコさんが描いた「動物」モチーフの絵が、100種類のポストカードになって、描きおろしの特製ブック型BOXに入ったもの。加えて描きおろしの小冊子まで!

こちら箱からポストカードがばらばら落ちてしまわないように、シュリンクをかけて出荷しています。ですので書店さんで中を見ていただくことが難しい状況なんです。そこでご協力してくださる書店さんで、このポストカード100枚全点を展示していただいています! すごい! ありがたい!!

現在決まっている書店さんは以下の店舗なのですが、増えたらまた順次お知らせ致します。展示期間は今週から順次という感じで、終了時期も書店さんによって異なりますのでご了承ください。

MARUZEN&ジュンク堂書店 札幌店
紀伊國屋書店 札幌本店
コーチャンフォー 新川通り店
コーチャンフォー ミュンヘン大橋店
コーチャンフォー 美しが丘店
ジュンク堂書店 旭川店
大丸藤井セントラル
コーチャンフォー 旭川店
三省堂書店 札幌店
函館 蔦屋書店
ヴィレッジヴァンガード 渋谷宇田川店
HMV&BOOKS TOKYO
ジュンク堂書店 池袋本店
三省堂書店 池袋本店
ブックファースト アトレ大森店
ブックファースト ルミネ町田店
くまざわ書店ランドマーク店
リブロ横浜ジョイナス店
ヴィレッジヴァンガード横浜ルミネ店
TSUTAYA 南太田店
オリオン書房所沢店
旭屋書店 天王寺MiO店
MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
梅田 蔦屋書店
ふたば書房 FUTABA+京都マルイ店
MARUZEN 京都本店
丸善 博多店

こちらの書店さんでは、もちろん『ヒグチユウコ 100 POSTCARDS Animals』を販売していただいています(売り切れてしまった場合はすみません)。

お近くの書店さんで展示されていたら、ぜひ実物100点を御覧ください。どれも本当に素晴らしいのです!
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# by design_hikidashi | 2016-09-07 12:57 | その他

『デザインのひきだし28』まもなく発売です!

今日から6月ですね。
早いもので『デザインのひきだし28』、まもなく発売となります。

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(表紙がちっちゃい……?)

さて、今回の特集は

『造本とブックデザインと。』
紙の本づくりを諦めないための
刺激のある造本とブックデザインをドンと紹介。
もっともっとおもしろい造本はできるのだっ!


紙の本は「売れなくなった」とよく言われます。確かに、紙が最新メディアだった昔と比べると、書籍の役割は減ったのかもしれません。でもそんななかだからこそ、せっかく紙の本として世に出すのなら、もっといい形でつくられるべきではないでしょうか。

本特集では、明治から昭和初期頃にかけてつくられた、いま見るとひっくり返ってしまうようなすごい造本の書籍40 冊以上の紹介をはじめ、いま現在の日本と海外のすばらしい造本の書籍を多数紹介。

そしていつも読者から「なんだこれはっ!」「変態だ!」と言われている本誌造本についても、今回はアイデア出しのところからテスト制作、最終案までしっかりレポート。ブックデザイン・造本について、本づくりに携わるすべての人に刺激を与える大特集です。

●明治~昭和初期の「すごい造本」をドンと紹介!
 海外のすごい本も!


日本の洋式製本は、明治初年に始まりました。その後、製本工程の機械化が進むのは昭和40年代のこと。しかし製本機械が十分に整わない時期にも、奇抜な素材を用いたり、趣向を凝らした、いま見るとひっくり返ってしまうようなすごい造本はたくさん生まれていました。

たとえば、
ミノムシの蓑(!)を背に貼り合わせてつくられた本とか……、
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本物の竹と筍の皮を使った造本とか。
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本特集では、そうした日本の先達たちが手がけたすごい造本40 冊以上の紹介を皮切りに、現代の日本のすごい造本の数々、そしてこんな風に2つ折りになっている本など、海外のすごい造本も多数紹介。
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見ているだけでも楽しく、また、本づくりに役立つヒントが満載です。

●ブックデザイナー2大対談!
鈴木成一×祖父江慎/水戸部功×名久井直子


ブックデザイナーとして30 年以上活躍し、いまの日本のブックデザインを語るうえで欠かせない存在である2 大巨匠、鈴木成一さんと祖父江慎さんの史上初対談を実現。
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また、若手世代でいまもっとも編集者から指名されるブックデザイナーだと言っても過言ではない、水戸部功さんと名久井直子さんの対談も収録し、同世代の2 組のブックデザイナーが装丁・造本についてどんなことを考えているのかをお聞きしました。
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さらに、いま注目の5 人のブックデザイナーや、オランダのブックデザイナー イルマ・ボーム氏のインタビューなど、読み物も充実です。

連載記事も盛りだくさん!

●好評連載 [祖父江慎の実験だもの。]
 部分的にスケスケにできる加工「ワックスプラス」が新登場!
 ――より細かく、オフセット印刷との見当も合いやすくなった!


グラフィックデザイナーの祖父江慎さんが、気になる印刷加工に挑戦する本連載。今回は「ワックスプラス」の進化版に挑戦。紙の一部分だけをロー引き加工したように透け感をもたせることができる加工「ワックスプラス」。以前は細かい表現は苦手でしたが、より繊細な表現ができるようになり、オフセット印刷との見当精度もアップしました。本記事では、全44 種類の紙への加工テストを踏まえて選りすぐりの加工サンプル6 枚を入れています。
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●編集部注目PICK UP!(1)
注目の黒い厚紙「PGカラーB」


大王製紙の漆黒のパッケージ原紙「PG カラーB」は、断面まで黒一色、折り筋もきれいなことが特徴。昨秋「スタンダード」と「マット」の2種類が発売されたのに加え、スタンダードの廉価版として新たに「エコ」が登場し、より使いやすくなりました。今回は、「スタンダード」に銀の箔押しを施した加工サンプルを綴じ込み。その質感を実物で確かめることができます。
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デザインは小玉文さん、箔押しはコスモテック。

●編集部注目PICK UP!(2)
圧倒的輝き感のインキ・LR輝 新色「ピンクゴールド」


現在、オフセット印刷で一番メタリック感の高いインキ、LR 輝シリーズ。要望の多かった赤系の金インキ「LR 輝ピンクゴールド」が新登場し、輝き感でもラインナップでも他を圧倒するシリーズになりました。用紙によって、また使い方によってより輝き感を増すLR 輝ピンクゴールドを、4 種類の紙による印刷サンプルでご紹介します。

●本づくりの匠たち[ブックケース(貼り函)製造/有限会社八光製函]

このところ、函入りの上製本を目にすることは、残念ながら少なくなってきましたが、函づくりの伝統が途絶えたわけではありません。八光製函は、いまでも手貼りの技術を残している“ 貼り屋”。現場で培われてきたテクニックは、本のみならず、意外なところでも必要とされていました。案内役はブックデザイナーの名久井直子さんです。

●もじモジ探偵団[ FILE02 ナンバープレートの文字]

街で見かけた気になる文字を調査する本連載。今回は、自動車のナンバープレートの文字のナゾに迫ります!
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その他いろいろ。

* * * *

駆け足でざっと全体像をお伝えしてきましたが、いかがでしょうか?
詳細はまた改めてご紹介していきたいと思います。
『デザインのひきだし28』早いところでは今週後半から店頭に並びそうです。今号も、どうぞよろしくお願いいたします!

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『デザインのひきだし28』
特集は「造本とブックデザインと。」


自分の発想したデザインを、いかに効果的に印刷/加工表現するか。そんなデザイナーに必須な印刷・紙・加工などの技術情報をわかりやすく紹介する『デザインのひきだし』。第28 号である今号は「造本とブックデザインと。~紙の本を諦めるな!」特集です。売れなくなった、それにともなって造本もつまらなくなったと言われることもある、いまの書籍。でもまだまだ人の心に響く造本はできる。そんな熱い想いが蘇る、ブックデザインに興味がある人必見の1 冊です。

※ちっちゃい表紙が目印! むき出しになったあじろ綴じの背にも注目!

特別付録
書籍本文用紙(見比べ)サンプル50種類!
+LR輝ピンクゴールド印刷サンプル4枚
+新しいワックスプラス6種類
+注目の黒い厚紙「PGカラーB」

グラフィック社編集部・編 定価:2,000円(税別) 
ISBN978-4-7661-2906-9 C3070
B5判 総144頁(オール4色)+特集連動付録各種

※グラフィック社『デザインのひきだし28』
※Amazonはこちら
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# by design_hikidashi | 2016-06-01 15:04 | ただいま制作中!

『デザインのひきだし27』特集綴じ込みインデックス

日本全国の印刷加工会社の技術を結集してつくられた『デザインのひきだし27』。ありがたいことに発売2週間で弊社在庫はゼロ。書店さんにある店頭在庫のみとなりました。ご協力いただいた企業のみなさま、そしてお買い上げくださったみなさま、本当にどうもありがとうございます!

この「現代・印刷美術大全」特集、実物綴じ込みサンプルをパラパラと眺めているだけでもおもしろいのですが、実際の仕事で参考にしていただく場合には、「オフセット印刷でできる技術はどれだ?」とか「ニスを使っている表現はどれ?」などと、印刷技術的に探すことも多いと思います。また「金銀ピカピカしたものを作りたいんだけど……」「透ける表現を探してるけどどれを見れば?」など、印刷物仕上がりの見た目から探したいこともあると思います。

そんな場合に備えて、本誌内に「印刷技術別インデックス」と「見た目別インデックス」を掲載しているんですが、編集途中でページがたりなくなり、もともとこのインデックスは各2ページずつの予定だったのを泣く泣く1ページずつに減らしてしまったのです。なので虫眼鏡で見ないと読めないほど文字が小さくなってしまいました……。すみません!

そこで、そのページのデータを以下にアップしますので、ご入用の方は大きくプリントアウトして見ていただくなどお役立ていただければと思います。

※エキサイトブログだとPDFがアップできず、かなり縮小された画像になってしまうので、PDFファイルをご希望の場合は、hikidashi@graphicsha.co.jpに「インデックスPDF希望」と書いてご連絡ください。

私はこのインデックスを眺めているだけでも楽しくて何時間も経ってしまいます。そんな使い方をしていただいてももちろん嬉しいです!(笑)

●印刷技術別インデックス
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●見た目別インデックス
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# by design_hikidashi | 2016-03-03 09:51 | ただいま制作中!

『デザインのひきだし27』特集関連付録がすごい!(3)

日本全国の印刷加工会社から約60社に「自社で一番得意な印刷加工をしたもの」をつくってもらい、たっぷり110枚を綴じ込んだ『デザインのひきだし27』「現代・印刷美術大全」特集、ご覧いただけましたでしょうか。今回も引き続き、110枚の印刷加工見本のなかからいくつかをご紹介していきたいと思います。

これまでの記事はこちら。
『デザインのひきだし27』まもなく発売です!
『デザインのひきだし27』特集関連付録がすごい!(1)
『デザインのひきだし27』特集関連付録がすごい!(2)

前回は平版・凹版・凸版・孔版・デジタルの各印刷版式でご紹介しましたが、今回はまず、いろいろなインキを使った印刷見本から。

たとえば広色域インキ。一般にオフセット印刷で使われるプロセスインキ(CMYK)より広い色域を持ち、鮮やかな色を表現できるインキを用いた印刷見本がいくつか入っています。
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オフセット岩村のこちらの印刷見本では、プロセスインキとカレイドインキ(広色域インキのひとつ)、AMスクリーンとFMスクリーンの印刷効果を同一絵柄で比較できます。

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こちらも同じく、同一絵柄で広色域インキとプロセスインキを印刷した見本(廣済堂)。色みの違いがよくわかります。広色域インキの印刷見本は、他にもいくつか入っていますので、いろいろと見比べてみてください。

続いて、ぜひ実物をなでて触って確かめていただきたい印刷加工見本。
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こちらはT&K TOKAのパウラーレスインキ「ベストワン キレイナ」によるサラサラ印刷。一般油性インキとは違うサラサラした手触りです。イラストは宇野亜喜良さん。

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こちらは桃のような触感とマットな見た目を付与する「ピーチフィール」というUVニスに、凹凸あるセミマットの触感を出す「オーストリッチ加工」を組み合わせたDICグラフィックスの加工見本。不思議な手触りです。
そのほかにも、各社による蛍光インキや金銀インキを用いた印刷加工見本がいろいろ入っています!

さて、そのほかの印刷や加工についてもまたご紹介していきましょう。

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わずか18g/㎡という超薄紙にオフセット輪転機で両面4色印刷をした驚きの見本(岩岡印刷工業)や、

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点字印刷の見本(欧文印刷)、

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ラメ入りのバーコ印刷(河内屋)とか、

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『デザインのひきだし25』「紙の加工大全」特集でも超絶加工を見せてくれたレーザーカット(TAISEI)、

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紙の上に「セレス」というふわふわのフィルムをラミネート加工して貼り、その上からプロセス4色をUVオフセットで印刷して、動物のふわふわした毛並みの質感を表現した見本(太陽堂成晃社)、

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いろんな色の針金を使った中綴じやマジック折り、のり綴じ、いいかげん折りなどの製本見本から、

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異なる色の紙を3枚貼りあわせた合紙の見本(モリカワ)まで。

……いかがでしょうか?
ここまできても、まだまだすべてはブログに掲載しきれません!
「現代・印刷美術大全」
とにかく多種多様な印刷加工見本を綴じ込んで、いま日本でどんな印刷加工ができるのかをご紹介しています。アイデアをかたちにするときの参考に、ぜひお役立ていただければ幸いです。

『デザインのひきだし27』、どうぞよろしくお願いいたします!

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『デザインのひきだし27』
グラフィック社編集部・編 定価:2,000円(税別)
ISBN978-4-7661-2859-8 C3070
B5判 総144頁(オール4色+1ページ・振り金加工)+特集連動付録各種
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【収録している印刷加工】
オフセット印刷(コールドフォイルやトリプルトーン印刷、RGB印刷、広色域印刷、10色印刷、デジタルリマスター印刷、金銀インキや特殊ニスを使った印刷ほか)、UVオフセット印刷、コロタイプ印刷、凹版印刷(グラビア印刷、エングレービング)、活版印刷、レタープレス、活版による原色版印刷、スクリーン印刷、デジタル孔版印刷、フレキソ印刷、バーコ印刷、レンチキュラー印刷、チェンジング印刷、フロッキー加工、箔押し加工、フィルム貼合、型抜き加工、粘着加工、各種折り加工、ロー引き加工、合紙加工、超薄紙印刷、和紙印刷 等

(ゆ)
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# by design_hikidashi | 2016-02-10 11:56 | ただいま制作中!