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デザインのひきだし・制作日記

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行きたいイベント一覧〈備忘録〉

もうそろそろ和紙特集の『デザインのひきだし29』が書店さんに並び始めると思います。実際に読んで見て触って持って、和紙を体験してください。

編集部は早くも次号(なんと30号、まるまる10周年記念号!)が動き始めていますが、校了間際に比べると遥かに時間がある日々。そんな間にはぜひいろいろなイベントに行っておきたい。SNSなどで見かけて気になっているものも多数あるので、ここに備忘録がわりにまとめたいと思います。デザインや紙、印刷加工に関連するものばかりなので、ひきだし読者のみなさんなら行きたいと思われるものもあるかと。

★会期終了が迫ってる順

●北欧デザイナーによるSASHIKO『UNIK(ウニーク) - 北欧デザインの原点』
会期:2016年10月5日(水)~8日(土)
場所:スウェーデン大使館(東京・六本木)
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●日本のポスターの黄金時代 60’s/70’s
会期:2016年9月17日(土)~10月9日(日)/毎週火曜日休館
場所:ポスターハリスギャラリー(東京・渋谷区)
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●SAGAN GA 展
会期:2016年9月2日(金)~10月14日(金)/土日祝日休館
場所:株式会社竹尾 見本帖本店(東京・神保町)
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●企画展「文字ノ音——ことばの配列と印刷の技」
会期:2016年9月27日(火)~10月27日(木)
場所:明治大学生田図書館Gallery ZERO(神奈川県川崎市)
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● 「黒田泰蔵 白磁 写真 造本 印刷」展
会期:2016年9月28日(水)〜10月30日(日)/会期中無休
場所:MGG(光村グラフィック・ギャラリー)(東京都品川区)
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●AOYAMA CREATORS STOCK 06 REN TAKAYA EXHIBITION No.1-6
会期:2016年10月3日(月)〜10月31日(月)
場所:竹尾 青山見本帖(東京・表参道)
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●「かみの重力」展
会期:2016年10月19日(水)~11月6日(日)/10月31日休み
場所:リビング・モティーフ(東京・六本木)
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●安西水丸さん、デザインを教えてください!
会期:2016年8月19日(金)~11月6日(日)
場所:Books under Hotchkiss(金沢)
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●mt ex at CLASKA
会期:2016年10月19日(水)〜11月15日(火)
場所:CLASKA(東京・目黒)
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●GUSTAVEくん by HIGUCHI YUKO
会期:2016年10月7日(金)~11月20日(日)
場所:ポーラ ミュージアム アネックス(東京・銀座)
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●Robert Frank: Books and Films, 1947-2016 in Tokyo
会期:2016年11月11日(金)〜24日(木)
場所:東京藝術大学大学美術館 陳列館(東京都台東区)
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●「本迷宮 ――本を巡る不思議な物語」展
会期:2016年10月21日(金)〜11月25日(金)/土日祝日休館
場所:株式会社竹尾 見本帖本店(東京・神保町)
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●現代日本のパッケージ2016
会期:2016年9月17日(土)~11月27日(日)/毎週月曜日休館
場所:印刷博物館(東京・文京区)
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●榎本了壱コーカイ記
会期:2016年11月11日(金)~12月24日(土)/日曜祝日休館
場所:ggg(東京・銀座)
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●世界のマガジン展
会期:2016年10月27日(木)~12月26日(月)/毎週水曜日休館
場所:リビングデザインセンターOZONE(東京・新宿区)
詳しくはこちら

●武士と印刷
会期:2016年10月22日(土)~2017年1月15日(日)/毎週月曜日休館
場所:印刷博物館(東京都文京区)
詳しくはこちら

※関連企画 「5.講演会」12月24日(土) 14:00~15:30
「【武士と印刷】展のポイント」川井 昌太郎(印刷博物館学芸員)

●江戸の遊び絵づくし展―おもしろ浮世絵版画
会期:2016年1月19日(土)~2017年1月15日(日)
場所:うらわ美術館(埼玉県・浦和)
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●デザインの解剖展: 身近なものから世界を見る方法
会期:2016年10月14日(金)~2017年1月22日(日)/毎週火曜日休館・年末年始休館
場所:21_21 DESIGN SIGHT(東京・赤坂)
詳しくはこちら
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# by design_hikidashi | 2016-10-05 18:01 | イベント・展覧会・新製品情報

『デザインのひきだし29』和紙特集はこんな内容だ!

内容も和紙、本誌自体も和紙でできた『デザインのひきだし29』。早い書店さんだと明日くらいから並び始めそうです。嵩高な和紙ならではの軽さですので、ぜひ現物を持ってみてください。

今日は和紙特集の内容をちょっとご紹介したいと思います。和紙と一口に言ってもさまざまな種類がありますが、本誌では手漉き和紙、機械抄き和紙の両方を紹介しています。印刷加工をするという前提でのご紹介が多いので、機械抄き和紙に重点を置いていますが。

手漉き和紙の記事としては、人間国宝の岩野市兵衛さんの工房(福井県・越前)を訪ねたり、

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見るだけでうっとり、すぐに欲しくなってしまう和紙作品を多く作り出している、若手の和紙作家・森田千晶さんのインタビューがあったり(なんと、原料である楮を育てるところから!)

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手漉き和紙はあまり印刷加工できないイメージを持っていましたが、いえいえそんなことはないんです。オフセット印刷でこんなにも色鮮やかに手漉き和紙に刷ることもできるんです! 写真の左ページ(黄色い花の絵)が手漉き和紙にオフセット印刷した実物サンプル綴じ込みです。

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本文ページは機械抄き和紙なので、この綴じ込みの手漉き和紙とさわり比べてみると、風合いの差もわかって興味深いです。


機械抄き和紙については、いろいろな記事を載せていますが、ひとつだけピックアップ!

みなさん、世界一薄い紙ってどこでつくっているどんな紙か知っていますか? その答えがこれ。

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デザイナーの名久井直子さんが持っているのが「世界一薄い紙」。これは高知県は土佐にある「ひだか和紙」でつくられている「典具帖紙」で、私も実際に触れさせてもらいましたが、なんだか蜘蛛の巣のようなというか、紙とは思えない手触りで、破いてしまうのでは?とおどおどしながら触りました。
でもやはり和紙。想像以上に丈夫で破れることはありませんでした。
これがどんな場面で使われているのか、どうやってつくられているかなどは、ぜひ記事をご覧ください。

他にも記事はいろいろ載せているのですが、実物とじ込みをしているものだけ、ズラーっとご紹介しますね。

まずこれは、竹尾が出している「てまり」のオリンピックカラーバージョンです。本特集のためにオリジナルでつくっていただきました。思ったより少ない量からオーダーできるんですよ。知ってましたか?? ぜひ実物を見て触って、オーダーしたい場合は竹尾さんにご連絡してくださいな。

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次は、美濃で和紙づくりをする丸重製紙に、オリジナル透かし入りの和紙をつくっていただきました! 絵柄は人気イラストレーター・福田利之さんの塗り絵ブック『森の王国』からお借りしました。うーん、かわいい! これはテンションあがります。こちらも最小100kgからつくってもらえるというから驚きです。詳しくはぜひ実物を透かして見ながら、記事をご覧ください。

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もうひとつ、オリジナル透かしをいれた紙をつくっていただきました。こちらは越前和紙の里にあるTAKI PAPERの手によるもの。エンドレス柄でなく、こうして位置していして透かしを入れることもできてうっとりです。詳しくはぜひ実物を触りながら記事をご覧ください。

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ここまでの綴じ込みは、和紙の大きな特徴のひとつである「比較的小ロットでオリジナル品がつくれる」ということがバッチリわかる内容になっています。

他にも、和紙の印刷加工についてもいろいろご紹介していますが、中にはこんな「耳付き風和紙のような断裁加工ができる+それがタック紙で!」というようなすごい加工もご紹介しています。お酒のラベルなどで見かけるあれだ!

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また、和紙はお菓子などの「掛紙」にも多く使われていますが、中でも活版印刷でインキローラーに多色のインキを入れて刷り上げるグラデーションが美しい、そんな実物サンプルを綴じ込んでいます。網点のないグラデーションの豊かさと、和紙との相性の良さをぜひご覧ください。

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それ以外にも本誌でご紹介している和紙を30種類、ドドンと実物とじ込みしています! これだけを購入しても2000円超えるんでは……という豪華さ。ぜひ実物を見て触ってにおいを感じて、みなさんのお仕事で使ってもらえればと思います。

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もうすぐ書店さんで実物ご覧いただけると思います。どうぞよろしくお願い致します!
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# by design_hikidashi | 2016-10-04 18:15 | ただいま制作中!

和紙特集の『デザインのひきだし29』完成!

来月上旬発売の『デザインのひきだし29』の、版元見本があがってきました!  今回は本誌初めての「和紙特集」。それならば、本誌自体も全部和紙でつくらないと話にならない(?)と、最初から私の中だけで勝手に仕様を決めていたのですが、それを実現するには予想外のハードルもあり、結果として各所に本当にお世話になりました。どうもありがとうございました。このことについては、また改めてブログでお話できればと思います。

まずは第一報ということで、『デザインのひきだし29』の概要をご紹介します。

特集は「和紙 〜日本全国の和紙を知れば、紙ものづくりの幅がグンと広がる。(価格だって思っているほど高くない!)」と題し、手漉き・機械抄きの両方の和紙を徹底的に特集しています。洋紙だけでも本当に多種類の紙がありますが、日本ならではの美しく風合いのある和紙を知って、自分の仕事で使いこなせれば、より五感に訴える紙ものができること請け合い!

今回も豊富な実物サンプルを綴じ込んで、読んで、見て、触って、においを嗅いで(?)、和紙を堪能できる、完全保存版の1冊になっていると自負しています。

多くの方々の協力があって完成した、表紙も本文用紙もすべて和紙を使用した『デザインのひきだし29』。ちらっと写真でご紹介すると、表紙は筆で書いていただいた文字を、麻の葉模様の落水紙を貼合した和紙にオフセット印刷しています。

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本文用紙にも数種類の和紙を使用。密度が低いので、洋紙より裏抜けしやすいですが、それが紙の地合いをより見せてくれて、私は大変気に入っています。

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ちなみに、使っている和紙名は、すべてノンブル横に記載していますので、見本帳がわりにぜひ眺めてみてください。

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和紙は密度が低いものが圧倒的に多いため、非常に軽い! 今回、表紙も本文用紙もすべて和紙なので、通常の号(同じくらいの厚みのもの)と比べて半分くらいの軽さですし、刺繍の表紙の『デザインのひきだし27』と比べると5分の1程度です!(笑)  

いつも数冊の見本誌を持ち歩くだけで「重い……」と感じる本誌ですが、今回は片手で10冊持っても大丈夫!  私が力持ちなのは否めませんが、本当に軽いんですよ。

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記事詳細は明日以降、徐々にアップしてきますので、またぜひご覧くださいませ。

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『デザインのひきだし29』

特集「和紙 〜日本全国の和紙を知れば、紙ものづくりの幅がグンと広がる。(価格だって思っているほど高くない!)」

 和紙というと、独特の味わいある風合いが美しく、日本伝統の紙として、好きな人はかなり多いだろう。でもそれを紙ものや印刷物をつくる際に、紙選択のひとつに入れているかと問われれば、残念ながらほとんど選択肢に入っていないのではないだろうか。日本にはこんなにいい紙があるのに、それを使わない手はない。

 しかし実際に印刷物を企画・製作する人たちは、和紙のことをなかなか知る機会がない。和紙と言えば手漉き和紙が頭に浮かび、1枚ずつ手で漉く和紙は、高価でまた量産も難しいと思い込んでいる人も多いだろう。でも手漉きにはその良さがしっかりあり、また機械抄き和紙であればコストも予想以上にリーズナブルなものもある。

 そこで本特集では日本全国でつくられている機械抄きの和紙を中心に、手漉き和紙も多数紹介。比較的小ロットでオリジナル品がつくれることも大々的にご紹介しています。印刷加工が洋紙に比べると難しいと言われる和紙ですが、その印刷加工のポイントや和紙印刷加工が得意な会社紹介と、和紙をつかった印刷物をつくるためのノウハウを、あますところなくご紹介します。

★以下目次で緑色文字部分は、関連の綴じ込み付録があります。

006 …… インタビュー 黒栁 潤
010 …… インタビュー デザインフィル
016 …… 和紙づかいのすてきな作品たち
024 …… 和紙ってなんだろう?
030 …… 手漉き和紙編
031 …… 手漉きの極薄・典具帖紙をつくり新たな和紙にも挑戦する
      ──浜田兄弟和紙製作所
032 …… 人間国宝・9代目 岩野市兵衛さんの手漉き工房を訪ねる
034 …… インタビュー 和紙作家・森田千晶さん
040 …… 手漉き和紙へのオフセット印刷─コマガタ
042 …… 機械抄き和紙編
      世界一薄い和紙を抄くひだか和紙を訪ねる
046 …… 落水紙をはじめ多彩な美しい和紙をつくる─モリサ
048 …… チャレンジングな和紙もドンと来い!─高岡丑製紙研究所
049 …… 土佐典具帖紙の技術を活かした 
     世界一薄い合成繊維紙を開発─廣瀬製紙
049 …… 障子紙からスタートし乾式・湿式両方の不織布をつくる
      ─三和製紙
050 …… 編集部おすすめ! 和紙紹介
060 …… 和紙見本帳を手に入れよう!
062 …… オリジナル和紙をつくる①
      オリンピックカラーの「てまり」をつくる─竹尾
066 …… オリジナル和紙をつくる②
      100キロからオーダーできるオリジナル透かし和紙
      ─丸重製紙

070 …… オリジナル和紙をつくる③
      和紙の里・越前でつくるオリジナル透かし和紙
      ─TAKIPAPER

074 …… 和紙の印刷・加工編/和紙への印刷は難しい!?
      本誌はこうしてつくられた
078 …… 耳付き加工の和紙ラベルをつくる─高桑美術印刷
080 …… グラデーションの美しい掛紙の活版印刷─瀬川商店
082 …… 和紙の印刷加工 頼りになる会社紹介
086 …… 特集内に出張 名工の肖像[高木裕夫(揉紙職人)]
090 …… 和紙ならではの加工いろいろ
094 …… 綴じ込み付録目次


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# by design_hikidashi | 2016-09-27 17:54 | ただいま制作中!

ヒグチユウコ 100 POSTCARDS Animals/100枚展示書店さんリスト

久しぶりの更新なのに、ひきだしネタじゃなくてすみません……。

ひきだし28、29と同時進行でつくっていた『ヒグチユウコ 100 POSTCARDS Animals』が今週発売となります。流通の具合にも拠るのですが、早いところでは昨日あたりから並び始めているようです。

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人気の画家・イラストレーターのヒグチユウコさんが描いた「動物」モチーフの絵が、100種類のポストカードになって、描きおろしの特製ブック型BOXに入ったもの。加えて描きおろしの小冊子まで!

こちら箱からポストカードがばらばら落ちてしまわないように、シュリンクをかけて出荷しています。ですので書店さんで中を見ていただくことが難しい状況なんです。そこでご協力してくださる書店さんで、このポストカード100枚全点を展示していただいています! すごい! ありがたい!!

現在決まっている書店さんは以下の店舗なのですが、増えたらまた順次お知らせ致します。展示期間は今週から順次という感じで、終了時期も書店さんによって異なりますのでご了承ください。

MARUZEN&ジュンク堂書店 札幌店
紀伊國屋書店 札幌本店
コーチャンフォー 新川通り店
コーチャンフォー ミュンヘン大橋店
コーチャンフォー 美しが丘店
ジュンク堂書店 旭川店
大丸藤井セントラル
コーチャンフォー 旭川店
三省堂書店 札幌店
函館 蔦屋書店
ヴィレッジヴァンガード 渋谷宇田川店
HMV&BOOKS TOKYO
ジュンク堂書店 池袋本店
三省堂書店 池袋本店
ブックファースト アトレ大森店
ブックファースト ルミネ町田店
くまざわ書店ランドマーク店
リブロ横浜ジョイナス店
ヴィレッジヴァンガード横浜ルミネ店
TSUTAYA 南太田店
オリオン書房所沢店
旭屋書店 天王寺MiO店
MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店
梅田 蔦屋書店
ふたば書房 FUTABA+京都マルイ店
MARUZEN 京都本店
丸善 博多店

こちらの書店さんでは、もちろん『ヒグチユウコ 100 POSTCARDS Animals』を販売していただいています(売り切れてしまった場合はすみません)。

お近くの書店さんで展示されていたら、ぜひ実物100点を御覧ください。どれも本当に素晴らしいのです!
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# by design_hikidashi | 2016-09-07 12:57 | その他

『デザインのひきだし28』まもなく発売です!

今日から6月ですね。
早いもので『デザインのひきだし28』、まもなく発売となります。

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(表紙がちっちゃい……?)

さて、今回の特集は

『造本とブックデザインと。』
紙の本づくりを諦めないための
刺激のある造本とブックデザインをドンと紹介。
もっともっとおもしろい造本はできるのだっ!


紙の本は「売れなくなった」とよく言われます。確かに、紙が最新メディアだった昔と比べると、書籍の役割は減ったのかもしれません。でもそんななかだからこそ、せっかく紙の本として世に出すのなら、もっといい形でつくられるべきではないでしょうか。

本特集では、明治から昭和初期頃にかけてつくられた、いま見るとひっくり返ってしまうようなすごい造本の書籍40 冊以上の紹介をはじめ、いま現在の日本と海外のすばらしい造本の書籍を多数紹介。

そしていつも読者から「なんだこれはっ!」「変態だ!」と言われている本誌造本についても、今回はアイデア出しのところからテスト制作、最終案までしっかりレポート。ブックデザイン・造本について、本づくりに携わるすべての人に刺激を与える大特集です。

●明治~昭和初期の「すごい造本」をドンと紹介!
 海外のすごい本も!


日本の洋式製本は、明治初年に始まりました。その後、製本工程の機械化が進むのは昭和40年代のこと。しかし製本機械が十分に整わない時期にも、奇抜な素材を用いたり、趣向を凝らした、いま見るとひっくり返ってしまうようなすごい造本はたくさん生まれていました。

たとえば、
ミノムシの蓑(!)を背に貼り合わせてつくられた本とか……、
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本物の竹と筍の皮を使った造本とか。
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本特集では、そうした日本の先達たちが手がけたすごい造本40 冊以上の紹介を皮切りに、現代の日本のすごい造本の数々、そしてこんな風に2つ折りになっている本など、海外のすごい造本も多数紹介。
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見ているだけでも楽しく、また、本づくりに役立つヒントが満載です。

●ブックデザイナー2大対談!
鈴木成一×祖父江慎/水戸部功×名久井直子


ブックデザイナーとして30 年以上活躍し、いまの日本のブックデザインを語るうえで欠かせない存在である2 大巨匠、鈴木成一さんと祖父江慎さんの史上初対談を実現。
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また、若手世代でいまもっとも編集者から指名されるブックデザイナーだと言っても過言ではない、水戸部功さんと名久井直子さんの対談も収録し、同世代の2 組のブックデザイナーが装丁・造本についてどんなことを考えているのかをお聞きしました。
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さらに、いま注目の5 人のブックデザイナーや、オランダのブックデザイナー イルマ・ボーム氏のインタビューなど、読み物も充実です。

連載記事も盛りだくさん!

●好評連載 [祖父江慎の実験だもの。]
 部分的にスケスケにできる加工「ワックスプラス」が新登場!
 ――より細かく、オフセット印刷との見当も合いやすくなった!


グラフィックデザイナーの祖父江慎さんが、気になる印刷加工に挑戦する本連載。今回は「ワックスプラス」の進化版に挑戦。紙の一部分だけをロー引き加工したように透け感をもたせることができる加工「ワックスプラス」。以前は細かい表現は苦手でしたが、より繊細な表現ができるようになり、オフセット印刷との見当精度もアップしました。本記事では、全44 種類の紙への加工テストを踏まえて選りすぐりの加工サンプル6 枚を入れています。
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●編集部注目PICK UP!(1)
注目の黒い厚紙「PGカラーB」


大王製紙の漆黒のパッケージ原紙「PG カラーB」は、断面まで黒一色、折り筋もきれいなことが特徴。昨秋「スタンダード」と「マット」の2種類が発売されたのに加え、スタンダードの廉価版として新たに「エコ」が登場し、より使いやすくなりました。今回は、「スタンダード」に銀の箔押しを施した加工サンプルを綴じ込み。その質感を実物で確かめることができます。
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デザインは小玉文さん、箔押しはコスモテック。

●編集部注目PICK UP!(2)
圧倒的輝き感のインキ・LR輝 新色「ピンクゴールド」


現在、オフセット印刷で一番メタリック感の高いインキ、LR 輝シリーズ。要望の多かった赤系の金インキ「LR 輝ピンクゴールド」が新登場し、輝き感でもラインナップでも他を圧倒するシリーズになりました。用紙によって、また使い方によってより輝き感を増すLR 輝ピンクゴールドを、4 種類の紙による印刷サンプルでご紹介します。

●本づくりの匠たち[ブックケース(貼り函)製造/有限会社八光製函]

このところ、函入りの上製本を目にすることは、残念ながら少なくなってきましたが、函づくりの伝統が途絶えたわけではありません。八光製函は、いまでも手貼りの技術を残している“ 貼り屋”。現場で培われてきたテクニックは、本のみならず、意外なところでも必要とされていました。案内役はブックデザイナーの名久井直子さんです。

●もじモジ探偵団[ FILE02 ナンバープレートの文字]

街で見かけた気になる文字を調査する本連載。今回は、自動車のナンバープレートの文字のナゾに迫ります!
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その他いろいろ。

* * * *

駆け足でざっと全体像をお伝えしてきましたが、いかがでしょうか?
詳細はまた改めてご紹介していきたいと思います。
『デザインのひきだし28』早いところでは今週後半から店頭に並びそうです。今号も、どうぞよろしくお願いいたします!

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『デザインのひきだし28』
特集は「造本とブックデザインと。」


自分の発想したデザインを、いかに効果的に印刷/加工表現するか。そんなデザイナーに必須な印刷・紙・加工などの技術情報をわかりやすく紹介する『デザインのひきだし』。第28 号である今号は「造本とブックデザインと。~紙の本を諦めるな!」特集です。売れなくなった、それにともなって造本もつまらなくなったと言われることもある、いまの書籍。でもまだまだ人の心に響く造本はできる。そんな熱い想いが蘇る、ブックデザインに興味がある人必見の1 冊です。

※ちっちゃい表紙が目印! むき出しになったあじろ綴じの背にも注目!

特別付録
書籍本文用紙(見比べ)サンプル50種類!
+LR輝ピンクゴールド印刷サンプル4枚
+新しいワックスプラス6種類
+注目の黒い厚紙「PGカラーB」

グラフィック社編集部・編 定価:2,000円(税別) 
ISBN978-4-7661-2906-9 C3070
B5判 総144頁(オール4色)+特集連動付録各種

※グラフィック社『デザインのひきだし28』
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# by design_hikidashi | 2016-06-01 15:04 | ただいま制作中!